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「本当の死」とは

セントケア和歌山メルマガ2022.3.22
さて、昨日3月21日は春分の日で祝日。
昼と夜の長さが同じ日です。
春分の日の前後7日はお彼岸としてお墓参りをする時期でもあります。
ではなぜこの日が祝日なのか?
もともとこの日は祝日で「春季皇霊祭」という歴代の天皇や皇后を慰める日でした。
昭和23年に「自然をたたえ生物をいつくしむ日」として祝う日となりました。
祝日法によれば「天文学上の太陽が春分点に来る日」が春分の日ですが、春分点は年によって違うので、春分の日も変わってきます。


◆社長のひとりごと
「本当の死とは」
宗教的な話をする気はありませんが、昔から残っている風習にある死生観っていいですよね。
日本で言えばお盆、それからメキシコの祝祭の日にあたる「死者の日」なんかも死生観と関係のある風習です。
年に一度、亡くなられたご先祖様を迎え入れて、再び送り出す行事。国や文化が違っても同じような慣習が残っているのは不思議なものです。
以前勤めていた事務所の隣が大きな神社だったため、自分のための良き習慣として毎朝出勤前に参拝をしていました。
「今日もいい日でありますように」と願った後に、「今日もいい日にします」と自分自身に向けて一日のはじめに宣言をする。
そして、家族、スタッフ、お客様、それからその時々で体調を崩していた人の名前を挙げて皆の健康を願っていました。
その後に、「じいちゃん、ばあちゃん、ご先祖様、今日もいい日になりますようどうか温かく見守っていてください」とお祈りを締めくくるようにしていました。
日々続けていく中で、中には体調が戻らずに亡くなられた方もいらっしゃいました。
その場合は、近しかった人の名前は、じいちゃん、ばあちゃん、ご先祖様の後に新たに見守ってもらいたい人として付け加えてお祈りを続けていました。
こうして、毎日参拝する度に亡くなった方の名前を挙げて、そのたびに脳裏で思い返していますから、日々向き合っていた分、不思議とあまり遠くに離れていかれたような気はしませんでした。
前述したメキシコの「死者の日」をテーマにした映画「リメンバー・ミー」という佳作があります。
そこで語られていたテーマは、人には二つの死があるということ。
ひとつはその人がこの世から去る時。そしてもうひとつは、この世にその人のことを想ってくれる人がひとりもいなくなった時。
誰かを想うこと。誰かに想われること。
年賀状のやり取りだけになってしまったような遠く離れた知人や連絡ひとつ取らなくなったかつての同級生たちよりも、日々胸の内で語りかけている亡くなった友人や先輩たちの方が身近に感じる
ものです。
生死問わずに、自分に対して関心を払ってくれる人がいるかぎり、その人が存在していたことに内発的な動機以外の意味が持てるのだろうなと思っています。
亡くなられていまだに話題に上がる人というのは、やはり人好きをするというか周囲の人たちに関心を払っていた人が多い気がします。
鏡ではないですけれども、自らの生き様が、関わった人たちの中にきちんと残ってそれがそのまま反映されるのでしょうね。


◆セントケア地域密着型サービス空き情報
①看多機     4
②小規模多機能  1
③グループホーム 0
7月に木ノ本に開設予定の看護小規模多機能、外壁もできだんだん形になってきました。事業説明会を開催させていただいていますが、コロナに状況をみて内覧会も予定しています。
SDGsに対応した施設、ぜひ見学していただきたいです。


◆武田の食べログ
今週のお店:ぼて福
以前から気になっていたお好み焼き屋に初めて訪問しました。
開店直後にも関わらず満席で地元に愛されているお店です。
定番豚玉と焼きそばをオーダー。
焼きそばは、太麺もちもち甘口でご飯が欲しくなる味です。
豚玉の生地はふわふわでボリュームがあり、姿、形が見事なお好み焼きです。お好み焼きだけで満腹になります。
個人的な要望としてはテーブルにお好み焼きソースがあれば味の調整ができて尚良かったです。
橋本市東家1038-1