焚火を手助けする着火剤!この着火剤が一番最強!!
被災状況で料理をするのに一番よいのは、シングルバーナーだとお話ししましたが、
やはり長期で生活する事を考えると、自然の木を使った生活がとても便利だと思います。
たしかに救助が来るようであれば、毎回カセットボンベを頼み、持ってきてもらうのも良いと思いますが、
今後の災害ではそもそも救助が来ない可能性がとても高いので、
ネイチャーストーブを使って、木をくべて生活する考え方にシフトした方が良いと言えます。
ネイチャーストーブとは、天然の木を拾ってきて使うアウトドア用品の事であり、これがアウトドアでは最強と言われてはいるのですが、
おそらく災害時にも最強と言われるようになると思っています。
ネイチャーストーブは人によって使い方はまちまちだと思いますが、
このように小枝を詰めたり、松ぼっくりを中に入れたりして着火します。
そして、口火となる紙やティッシュを詰めてから着火して使うものなのですが、
私個人としては、着火剤を使った方が確実に点くのでオススメしたいと思います。
というのも、これだけ準備していても、慣れてない人だと火をつけられない事がよくあり、煙だけもくもく出ただけで火が出てこないという事もよくあるからです。
意外と動画やネット記事を見て、「なんだ、簡単じゃないか!」と思って自分もやってみたところ、まったく火が点かずに焦ると言うのはよくある事でして、
これが日常だったら良いのですが、被災時にはとんでもないストレスになる事があるのです。
慣れていれば、ティッシュ一枚で火を焚き木につける事も出来るのですが、
慣れていないと、着火剤を持っていても火をつけられないなどがあったりします。
そこで、絶対に失敗が無い方法をお教えしますので、良かったら真似して頂けたらと思います。
まず、100円均一で売っている着火剤ですが、これは使いどころをとても選ぶと言っても過言ではないと思います。
特に一番右のブロックタイプの着火剤は、着火剤にも関わらず火がつきづらく、また燃えても火がとても小さいので、木や芝に燃え移るまでにかなりの時間を要しました。
理想的な着火剤は少ない量ですぐ燃え上がり、焚き木に燃え移るものが良いのですが、100均のブロックタイプの着火剤は中々焚き木に火が燃え移ってくれません。これよりももっと良い物があるので、あとでご紹介します。
ジェル状の着火剤は木に塗ってから燃やすタイプなのですが、
これも全然燃えがよくないと言えます。
一番左の固形燃料は、こっちのネイチャーストーブのエスビット(固形燃料)の代わりに使うととても便利でした。
100均の固形燃料一つで、だいたいメスティンの米が炊けるくらいの時間になっている事もあり、自動炊飯として使うのに適しているのです。
着火剤もいろいろ試してみたのですが、火の大きさとして最適だったのはやはり固形燃料タイプのものが良かったと思います。
ただ問題なのは、固形燃料というのは包装されている個数が少なく、その割には高いので、
あまりコストパフォーマンスが良いと言えない事ですね。
また衝撃で崩れやすいし、持ち運びにも最適な大きさになっていない事がデメリットとしてあります。
確かにバーベキューやキャンプとしてはとても良いかもしれませんが、
サバイバル環境においては、無駄に燃料を消費してしまうので、
あまり良くないと言えるのです。
では、どの着火剤が一番良かったかと言うと、
このホームセンター(ビバホーム)で売っている「文化たきつけ」がとても最強でした。
これと一緒に高い着火剤も売ってはいるのですが、
この150円で売っている「文化たきつけ」が思ったよりも火力が強く、また長く燃えている事もあり焚き木に火をつけるのにはとても便利だと思いました。
実際に私はアウトドアがそこまで得意というわけでは無いので、
私が使いやすいという事は、他の人も同じように感じると思います。
枯れ木や枯れ草を組み、そこに着火剤を入れて火をつけるのですが、この「文化たきつけ」では失敗したことが一度もありませんでした。
たとえば雨あがりで木々が濡れていたとしても、「文化たきつけ」を3つほど入れると火がつくようになるのでオススメですね。
着火剤の火が弱かったり長持ちしないものは、雨が降っていたり、湿気があるような環境では火を起こせないので、よく火が出る着火剤を使わないといけません。
そしてある程度燃えたら、大きな木を付け足して、長く火を安定させて火の準備はOKになりますね。
ここが面白いのですが、意外と高い着火剤はサバイバルにはあまり向いてない事がよく分かり(アウトドアとしては良い)、
ジェルタイプのものはあっという間に無くなってしまうので、文化たきつけが最強になります。
災害が起きるまでにまだ時間が十分にあるので、お店に売っている着火剤をいろいろ試してみるのも良いかと思います(*^^*)
火を準備したら、後は料理で、とにかく最初にガンガン火をくべて、あとは焚き木を絞るのが良く、
天然の火というのは火力が高いので、結構早く料理が出来る事がよく分かると思います。
被災状況ではガスや電気が止まっている事がよくあるので、
この火起こしをつかった料理には慣れておく必要があると思います。
焚き木も十分に取る事をオススメしたいし、着火剤はなおの事あった方が生きやすいと思っています。
◇おわりに
今回、山形の川の氾濫のニュースを見ていて思ったのですが、
見ての通り、焚き木だらけで驚きました。
これを日干しして、生活に取り入れると家を修理しながら生活できると思うのですが、
ほとんどすべての人がこれをゴミ捨て場に持って行っていましたね。(報道では)
そして今後どうして良いか分からないと話していましたが、
できれば焚き木を使った生活をしてほしいと思いました。
いまはまだ暑いからそう言ってられますが、
冬場に電気ガス水道が止まると、おそろしく寒い事があり、
木々を燃やし続けないと寒すぎて生活が出来ない事もあったりします。
特に今後は氷河期が訪れるので、木々を活用して暖をとっていく事を覚えた方が良いでしょうね。
ましてや今はアウトドアショップにこんなに便利な物がたくさん売っているので、準備した方が良いかと思います。
ただ、ギアにばかり目が行ってしまうと、火ってどうやってつけるんだ!?と失念している事があるので、このように着火剤を準備して、周りから焚き木を拾う事を覚えておいて欲しいと思いました。
ただ、これはちょっと真似をするかはお任せになりますが、
私が一番着火剤として無敵だなと思ったのは、ペットボトルでしたね。
ティッシュ一枚に火をつけ、ペットボトルを一つ火にくべるとあっと言う間に燃え上がり、本当にプラスチック製品って石油から出来ているんだな!と驚いたほどです。
被災状況でビバホームも潰れてしまっていたら、ペットボトルを着火剤として長く利用するのも良いかもしれません。
ただ臭いが良くないのでオススメはしませんが、長期の野営には、使えるのではないかと思っています。
まぁこれは私のやり方なので、やはり基本的には着火剤を利用した方がよいと思います。
無限に取れる着火剤といえば、やはり「松ぼっくり」なのですが、
戦国時代には城内に松が植えられていた理由が、燃料の確保として使えるからだという話しもあるくらいです。
枯れた芝に火をつけ、松ぼっくりをくべるだけで松ヤニが燃え上がり、
着火剤になるというので、昔の日本では重宝されていました。
このようにいろいろな着火剤を利用して火を焚き木につける事が大事なので、ぜひ覚えておいて欲しいと思います。
本日はここまでになります。
それでは、また(*^^*)ノシ
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