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静岡市のまちづくりに関する提案

あなたは、どんな施策を必要としますか。


第1 静岡市の現状、課題、対応策


静岡市は、その豊かな自然環境と文化的遺産により、多くの観光客を惹きつけています。富士山の壮大な景色や駿河湾の美しい海岸線は、訪れる人々に深い印象を与えます。また、市内には歴史的な建造物や文化施設が多数存在し、静岡市の文化振興計画により、これらの文化資源がさらに充実しています。食文化においても、静岡茶やみかん、新鮮な魚介類をはじめとする地元産品は、その質の高さで知られており、地域経済に大きく貢献しています。産業面では、静岡市は製造業や物流業を中心に、戦略的な産業支援により成長を遂げており、これらの産業は地域の雇用創出にも寄与しています。インフラの整備に関しても、静岡市は交通網の充実や教育施設の拡充に努めており、市民の生活の質の向上と地域経済の発展に繋がっています。これらの取り組みは、第4次静岡市総合計画においても反映されており、持続可能な都市開発を目指しています。静岡市は、自然と文化が調和した魅力的な都市として、今後も多くの人々に愛され続けるでしょう。

静岡市は、富士山の噴火や大規模な地震といった自然災害のリスクに備え、防災と減災の取り組みを強化しています。静岡市公式ホームページによると、富士山火山防災マップが公表されており、噴火発生時の被害を最小限に抑えるための情報や、避難に必要な情報が掲載されています。これらの取り組みは、市民の命を守ることを最優先にし、同時に生活の維持を考慮したものです。地域社会の安全と安心を向上させるために、静岡市は引き続き、防災対策を推進し、市民が災害時に迅速かつ効果的に行動できるよう支援していくことが期待されます。

環境問題において、海洋ごみやプラスチック廃棄物の削減とリサイクルは重要な課題です。これらの問題に対処するためには、持続可能な資源利用の推進、廃棄物の適切な管理、そして消費者意識の向上が不可欠です。一方で、人口減少と高齢化は社会構造に大きな影響を及ぼしており、若者と女性の社会参加を促進することが求められています。これには、職場環境の改善、育児支援策の充実、再就職支援プログラムの提供などが含まれます。また、地域社会における子育て支援の多様化や世代間の協力促進も、これらの社会問題に対する有効なアプローチとなり得ます。これらの取り組みを通じて、環境保全と社会の活性化を目指すことが、現代日本における重要な課題となっています。

静岡市は、自然災害への対応として、市民の安全を確保するために様々な取り組みを行っています。防災マップの提供や定期的な防災訓練を通じて、市民が災害発生時に適切な行動を取れるよう支援しています。また、避難所や避難経路の整備にも力を入れ、災害時には迅速かつ安全に避難できる体制を整えています。これらの取り組みは、地震や津波、風水害など、様々な自然災害に対する備えとして重要です。静岡市公式ホームページでは、これらの災害対策に関する詳細情報や、市が実施する防災関連のイベント情報を提供しており、市民がいつでも最新の情報を得られるようにしています。さらに、災害時には、市民が感染症などの二次災害を防ぐための対策も講じており、安全で健康的な避難生活を支援するための情報も提供しています。

環境問題への取り組みは、地球の未来にとって非常に重要です。海洋ごみやプラスチック廃棄物の削減に向けた活動は、自然環境を保護し、生態系のバランスを維持するために不可欠です。リサイクルの推進や市民への啓発活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。具体的な取り組みとしては、リサイクル可能な素材の使用を促進し、不要なプラスチック製品の使用を減らすこと、また、市民が日常生活で簡単にできるリサイクル方法を提案することが挙げられます。これらの活動は、地域コミュニティの協力と支持を得ることで、より大きな影響をもたらすことができるでしょう。

エコカーの普及や再生可能エネルギーの導入を通じて、低炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。自動車産業における「CASE」と呼ばれる技術革新は、コネクテッド(Connected)、自動化(Autonomous)、シェアリング・サービス化(Shared & Service)、電動化(Electrified)の4つの要素から成り立っており、これらは脱炭素化を推進する重要な動きです。特に電動化は、2035年までに乗用車新車販売で電動車100%を目指す日本の戦略の中心にあります。また、燃料のカーボンニュートラル化に向けて、2040年までの自立商用化を目指し、合成燃料の導入拡大・コスト低減も図られています。これらの取り組みは、国内外の環境政策や市場の動向に対応しながら、持続可能な社会の構築に貢献することが期待されています。

日本では、若者や女性が社会で活躍するための支援策が数多く存在します。例えば、厚生労働省は「新卒応援ハローワーク」を通じて、新卒者や若年層の就職活動を支援しており、また「地域若者サポートステーション」では、就職に困難を抱える若者への支援を行っています。内閣府男女共同参画局も、家事や子育てとの両立が可能な就業・再就職支援策や、女性の参画が少ない分野での就業支援を提供しています。これらの施策は、多様な働き方を推進し、個々の能力に応じたキャリア形成を促進することを目的としています。さらに、内閣府は若者の起業を促進するための戦略も推進しており、特に地方での新規事業創出や地域課題の解決に取り組む若者を支援しています。これらの取り組みにより、若者や女性が社会の中でより大きな役割を果たし、活躍の場を広げることが期待されています。

子育て支援の具体的な取り組みとして、多くの自治体が保育所や学童保育の施設を増設しています。これにより、子育て世代の負担が軽減され、親が仕事と家庭の両立をしやすくなっています。例えば、千葉県松戸市では、待機児童ゼロを達成するために、駅前や駅中に保育施設を設け、共働き家庭の送り迎えの利便性を高めました。また、大阪府堺市では、保育施設や育児施設の補助金を充実させ、施設の設備拡充に助成金を利用できるようにしています。これらの施策は、子どもたちが安全で健康的な環境で成長できるようにするため、非常に重要です。さらに、地域共生社会の実現に向けて、家庭復帰した乳幼児と保護者のニーズに応じた支援の高機能化や多機能化も進められています。これらの取り組みは、子育てを支援するだけでなく、地域社会全体の活性化にも寄与しています。

静岡市における持続可能で魅力的なまちづくりに向けた提案として、まずは環境に優しい交通システムの導入を考えてみてはいかがでしょうか。例えば、公共交通機関の利用促進や自転車道の整備拡充、電気自動車の普及に向けたインフラの整備などが挙げられます。また、地域の特色を活かした観光資源の開発や、地元産業と連携したイベントの企画も、地域経済の活性化に寄与するでしょう。さらに、市民が参加できる都市計画ワークショップを定期的に開催し、多様な意見を取り入れながら、みんなが住みやすい街づくりを目指すことが重要です。これらの取り組みを通じて、静岡市が持続可能で、住む人々にとっても訪れる人々にとっても魅力的な都市へと成長していくことを願っています。

1 中核市として

 ① 現状
静岡市は、その豊かな自然環境と文化遺産で知られています。富士山のふもとに位置するこの都市は、美しい駿河湾の景観や、歴史的な名所を訪れることができる場所として、多くの訪問者を引きつけています。例えば、世界文化遺産にも登録されている「三保の松原」は、静岡市の象徴的な自然美の一つであり、天女が舞い降りたという伝説が残る「羽衣の松」があります。また、駿河湾沿岸は、江戸時代からの交通の要衝として栄え、多くの史跡や旧跡が点在しており、訪れる人々に日本の歴史を感じさせます。さらに、地元の食文化にもその恵みが反映されており、サクラエビやシラス、黒はんぺんなどの特産品が、静岡県の豊かな食を支えています。静岡市は、自然の美しさと文化的な豊かさが融合した、訪れる価値のあるまちです。

静岡市は、日本の豊かな歴史と文化を体験できる場所として知られています。特に、徳川家康に関連する名所が多く、駿府城公園や久能山東照宮などが有名です。これらの場所は、徳川家康が幼少期を過ごしたり、晩年を過ごしたりした地として、歴史的な重要性を持っています。また、東海道五十三次の宿場町としても知られる静岡市は、歌川広重の浮世絵で描かれた風景や、古い街道沿いの町並みが残る地域としても魅力的です。これらの歴史的な名所は、訪れる人々に日本の過去を深く感じさせる貴重な体験を提供します。

静岡市は、その豊かな自然環境と歴史的背景により、多様な文化と伝統工芸が息づく地域として知られています。市内では、歴史文化の拠点づくりを通じて、徳川家康公が晩年を過ごした駿府城公園周辺の魅力を高め、地域経済の活性化を図ると同時に、「平和都市・静岡」を世界にアピールすることを目標にしています。また、静岡市は海洋文化の拠点づくりにも力を入れており、清水港を中心とした「国際海洋文化都市」の実現に向けた取り組みが進行中です。これらの文化的取り組みは、市民一人ひとりが個性を活かし、人生を謳歌できる環境を提供することを目指しています。さらに、静岡市はSDGsという国際目標を取り入れ、世界水準の都市を目指すうえで、より強化すべき分野や施策群を定めており、これにより市の取り組みが「世界」を意識したものであることを市民に訴えかけています。このように、静岡市は自然と文化が融合した魅力的なまちづくりを進めており、その取り組みは国内外からの注目を集めています。

静岡市は、その豊かな自然環境と歴史的背景に支えられた多様な食文化、芸術、スポーツなどの文化活動で知られています。特に、世界遺産にも登録されている富士山のふもとに位置するこの地域は、お茶やみかん、魚介類などの地元産品を活かした料理で観光客を魅了しています。また、静岡市は東海道の宿場町としての歴史を持ち、徳川家康の軌跡を辿ることができる場所としても知られており、歴史愛好家にとっても魅力的な観光地です。市内には、伝統工芸を学ぶことができる施設や、地元の文化を体験できるイベントも多数あります。交通アクセスも良く、教育機関も充実しているため、訪れる人々にとって快適な環境が整っています。観光や産業の拠点としてのみならず、住む人々にとっても高い生活の質を提供する都市として、静岡市は発展を続けています。



 一部調整中

 ② 課題
 静岡市は、自然災害や環境問題などに対応する必要がある。
 特に、富士山の噴火や大規模な地震などのリスクが高く、防災や減災の取り組みが重要である。

 また、環境問題としては、海洋ごみやプラスチック廃棄物の削減やリサイクルなどが課題となっている。

 さらに、人口減少や高齢化などの社会問題も抱えており、若者や女性の活躍や子育て支援などが必要である。

 ③ 対応策
 静岡市は、自然災害や環境問題に対応するために、以下のような対応策を実施、充実されたい。

  A 自然災害に対しては、防災マップや防災訓練などを行っており、市民の防災意識を高めている。

 また、避難所や避難経路などを整備し、災害時の安全確保に努めている。

   a 防災マップの作成と配布:市内の洪水や土砂災害、地震などの危険箇所を示した地図を作成し、市民に配布しています。防災マップは、自宅や職場、学校などの周辺環境を把握し、災害時の避難行動に役立てることができます。

    事業名:防災マップの作成と配布事業
    経費計:約1億円
    積算基礎:市内の危険箇所の調査、地図のデザインと印刷、市民への配布方法など

   b 防災訓練の実施:市民や企業、学校、地域団体などと協力して、定期的に防災訓練を実施しています。防災訓練では、避難所の設営や避難経路の確認、応急手当や消火活動などの技能を学びます。また、防災訓練を通じて、市民同士の連携や協力を深めます。

    事業名:市民防災訓練事業
    経費計:約500万円(防災用品、教材、講師費など)
    積算基礎:市の防災計画に基づき、年間4回の防災訓練を実施する

   c 避難所の整備:市内には約800か所の避難所が設定されており、災害時には市民が安全に避難できるように備えています。避難所では、食料や水、毛布などの備蓄品や発電機などの備品を用意しています。また、避難所の管理や運営に関するガイドラインを策定し、避難所スタッフの育成を行っています。

    事業名:避難所の整備事業
    経費計:約10億円
    積算基礎:避難所の数、面積、備蓄品・備品の種類と数量、避難所スタッフの人数と研修時間など

   d 避難経路の整備:市内には約1,500kmの避難経路が設定されており、災害時には市民が迅速に避難できるように整備しています。避難経路では、道路や橋梁などの補強や改修を行い、耐震性や耐洪性を高めています。また、避難経路沿いには案内板や看板を設置し、避難方向や距離などを表示しています。

    事業名:避難経路の整備事業
    経費計:約100億円(平成30年度〜令和5年度)
    積算基礎:国土交通省の道路構造物耐震化基準や河川法に基づく

   e 防災情報の提供:市は、気象庁や消防本部などから入手した防災情報を市民に提供しています。防災情報は、市のホームページやメール配信サービスなどで発信し、市民が災害への備えや対応を行えるように支援しています。また、防災情報は、ラジオやテレビなどのマスメディアとも連携して広く伝えています。

    事業名:防災情報の提供事業
    経費計:約1億円
    積算基礎:市の防災対策予算および国の補助金

  B 環境問題に対しては、海洋ごみやプラスチック廃棄物の削減やリサイクルに取り組んでおり、市民にも啓発活動を行っている。
また、エコカーの普及や再生可能エネルギーの導入などで、低炭素社会の実現に向けて努力している。

   a 海洋ごみやプラスチック廃棄物の削減やリサイクルに関する取り組みとして 海岸清掃やビーチコーミングなどのボランティア活動の支援や参加
やプラスチック製品の使用量を減らすための啓発キャンペーンやエコバッグの配布、 プラスチック廃棄物の分別回収やリサイクルシステムの整備

    事業名:海洋ごみ・プラスチック廃棄物対策事業
    経費計:1000万円
    積算基礎:海岸清掃・ビーチコーミングボランティア活動の資材費、交通費、保険料などプラスチック製品使用量削減キャンペーンの広告費、ポスター印刷費、エコバッグ製作費など
 プラスチック廃棄物分別回収・リサイクルシステムの設備費、運営費、教育費など 

    b 低炭素社会の実現に向けた取り組み
  エコカーの普及促進や補助金制度の導入、 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの利用拡大や 省エネルギー型住宅やオフィスの建設や改修の支援

     事業名:エコカー普及促進事業
     経費計:10億円
     積算基礎:エコカーの購入者に対する補助金制度の導入と普及啓発活動の実施

     事業名:再生可能エネルギー利用拡大事業
     経費計:10億円
     積算基礎:太陽光発電や風力発電などの設備導入や運用の支援と電力買取制度の改善

     事業名:省エネルギー型建築支援事業
     経費計:10億円
     積算基礎:省エネルギー型住宅やオフィスの建設や改修に対する補助金制度の導入と技術開発の促進

    c 自然害に備えた取り組み
  地震や津波などの災災害情報の発信や避難訓練の実施、 防災用品や非常食などの備蓄や配布や 防災マップや防災ガイドブックなどの作成や配布

     事業名:自然災害に備えた地域防災力向上事業
     経費計:1億円
     積算基礎:災害情報発信システムの整備費
          避難訓練の実施費
            防災用品や非常食の購入費
            防災マップや防災ガイドブックの制作費

   C 社会問題に対しては、若者や女性の活躍を支援するために、就職や起業などの機会を提供しており、多様な働き方を推進している。
また、子育て支援としては、保育所や学童保育などの施設を増設し、子育て世代の負担を軽減している。

    a 若者や女性の活躍支援事業:就職や起業に関する相談や支援を行う窓口を設置し、キャリア形成やスキルアップの機会を提供する。

     事業名:若者や女性のキャリア支援事業
     経費計:1億円
     積算基礎:対象者数、相談回数、支援内容、支援効果など

    b 多様な働き方推進事業:テレワークやフレックスタイムなどの柔軟な働き方を導入する企業に対して助成金や認証制度を用意し、働きやすい環境づくりを支援する。

     事業名:多様な働き方推進事業
     経費計:1億円
     積算基礎:助成金の額は、テレワークやフレックスタイムなどの導入にかかる費用の50%を上限とする。

    d 保育所増設事業:待機児童の解消に向けて、公立や民間の保育所を増やし、保育料の減免や補助を行う。

     事業名:保育所増設事業
     経費計:約100億円
     積算基礎:公立保育所の新設・改修費用
          民間保育所の建設補助金
          保育料の減免・補助金

    e 学童保育拡充事業:放課後や長期休暇中の児童に対して、学習や遊びの場を提供する学童保育を拡充し、安全で楽しい環境を整備する。

     事業名:学童保育拡充事業
     経費計:約2億円
     積算基礎:児童数:約500人
          保育時間:平日15時〜18時、長期休暇中は9時〜18時
          保育料:月額1万円(補助あり)
          保育スタッフ:約50人(資格者含む)
          保育場所:各学校の教室や体育館、公園など

    f 子育て支援センター設置事業:子育てに関する相談や情報提供、交流や体験活動などを行う子育て支援センターを各地域に設置し、子育て世代のつながりと支え合いを促進する。

     事業名:子育て支援センター設置事業
     経費計:約1億円(建物の購入・改修費、人件費、備品費など)
     積算基礎:国の子育て支援新制度に基づく補助金額と、各地域の
          需要・実態に応じた自己負担額 


2 交通アクセス

 ① 現状
 静岡市は、東京や名古屋などの大都市との交通アクセスが優れている。
東海道新幹線や東名高速道路などの主要な交通網が整備されており、新幹線では東京まで約1時間、名古屋まで同様に移動できる。

さらに、静岡空港からは国内外の主要都市への直行便も多数運航されており、飛行機でも便利に移動できる。

このように、静岡市は交通の要衝として、ビジネスや観光にも適した立地条件を備えていると言えるだろう。

 ② 課題
 一方で、静岡市の交通アクセスには課題も存在する。
例えば、新幹線や高速道路は混雑しやすく、渋滞や遅延が発生することがある。

 また、静岡空港は滑走路が短く、大型機の発着ができないため、国際線の選択肢が限られる。

 さらに、静岡市内の公共交通はバスが中心であり、鉄道や地下鉄などの高速・大容量な交通手段が不足している。
これらの課題は、静岡市の交通利便性や競争力を低下させる可能性がある。

③ 対応策
 A 新幹線や高速道路の混雑緩和のために、時間帯や料金などを調整して需要を分散させることが必要である。

  a 新幹線の指定席やグリーン席の料金を時間帯によって変動させることで、ピーク時の混雑を避けるインセンティブを与える。

   事業名:新幹線の料金変動制
   経費計:約100億円(システム開発費、広報費、運営費など)
   積算基礎:ピーク時とオフピーク時の乗客数の差、料金変動の幅と割合、需要弾力性など

  b 高速道路の料金も時間帯や走行距離に応じて変化させることで、渋滞を回避するルートや時間を選択するように促す。

   事業名:高速道路料金変動制度
   経費計:約100億円(料金システムの改修、料金表示板の設置、広報活動など)
   積算基礎:料金変動の効果による渋滞緩和、環境負荷低減、経済活性化など

  c 静岡市内の公共交通機関の利用促進策として、バスや路面電車の本数や便数を増やし、乗り換えや割引などのサービスを充実させる。

   事業名:静岡市公共交通機関利用促進事業
   経費計:約10億円
   積算基礎:バスや路面電車の本数や便数を増やすために必要な人員や車両の増強費用、乗り換えや割引などのサービスを充実させるために必要なシステム開発や運営費用、利用者の意識調査や広報活動などの実施費用

  d 自転車や徒歩などのエコモビリティの普及策として、自転車レンタルやシェアリングサービスの拡充や、歩道や自転車道の整備や拡張を行う。

   事業名:エコモビリティ推進事業
   経費計:約10億円
   積算基礎:自転車レンタルやシェアリングサービスの設置や運営に関する費用
        歩道や自転車道の整備や拡張に関する費用
        広報や啓発に関する費用

   e カープールやカーシェアリングなどの共有交通の推進策として、アプリやウェブサイトなどの情報提供やマッチングサービスの開発や普及を図る。

    事業名:共有交通推進プロジェクト
    経費計:約5000万円
    積算基礎:アプリやウェブサイトの開発費
         マッチングサービスの運営費
         広報や教育の費用
         交通安全や環境保護のための対策費

 B 静岡空港の滑走路を延長して大型機の発着を可能にし、国際線の増便や新規開設を促進することが望ましいである。

 静岡空港の滑走路を延長して大型機の発着を可能にし、国際線の増便や新規開設を促進することが望ましいであるという主張に対する対応策としての事業は以下の通りである。

  a 静岡空港の周辺地域の環境影響評価を実施し、滑走路延長に伴う騒音や大気汚染などの問題に対する対策を検討する。

   事業名:静岡空港滑走路延長事業に伴う環境影響評価
   経費計:約10億円
   積算基礎:環境影響評価法に基づく調査・分析・評価の方法及び基準

  b 静岡空港と静岡市内や近隣都市との交通アクセスを改善し、利便性や魅力を高める。例えば、高速バスや鉄道などの公共交通機関の整備や運行本数の増加、タクシーやレンタカーなどの個人移動手段の提供などが考えられる。

   事業名:静岡空港アクセス改善事業
   経費計:約100億円
   積算基礎:静岡空港と静岡市内の高速バスの運行本数を1時間に2本から4本に増加させる。
 静岡空港と浜松市や沼津市などの近隣都市の高速バスの運行本数を1時間に1本から2本に増加させる。
 静岡空港と静岡駅や清水駅などの鉄道駅の間にシャトルバスを新設する。
静岡空港にタクシーやレンタカーなどの個人移動手段の提供施設を増設する。

   c 静岡空港から発着する国際線について、需要や競争力を分析し、既存路線の増便や新規路線の開設に向けた交渉や誘致を行う。また、国際線利用者に対するサービスや施設の充実も重要である。例えば、免税店やレストランなどの商業施設の拡充や多言語対応などが考えられる。

    事業名:静岡空港国際線拡大事業
    経費計:約10億円
    積算基礎:国際線の需要予測と競争力分析既存路線や新規路線の開設に向けた航空会社との交渉や誘致、際線利用者に対するサービスや施設の充実

   d 静岡空港を活用した観光振興策を策定し、静岡県内や近隣県内の観光資源や特産品などを国内外に広くPRする。また、静岡空港からアクセスしやすい観光スポットや宿泊施設などの情報提供や予約サービスなども行う。

    事業名:静岡空港観光振興プロジェクト
    経費計:約5億円
    積算基礎:静岡空港の国内外へのPR活動費、静岡空港からの観光スポットや宿泊施設への交通手段の整備費、空港のウェブサイトやアプリなどの情報提供や予約サービスの開発費

   e 静岡空港を活用した産業振興策を策定し、静岡県内や近隣県内の産業界と連携して、国際的なビジネスチャンスを創出する。例えば、静岡空港から輸出入される貨物の取扱量や品目の拡大、国際会議や展示会などの開催支援などが考えられる。

    事業名:静岡空港国際化推進事業
    経費計:約10億円(平成36年度予算)
    積算基礎:静岡空港の貨物取扱量や国際線利用者数の増加見込み、国際会議や展示会の開催効果などを参考に算出

 C 静岡市内の公共交通を強化するために、鉄道や地下鉄などの新規建設や拡張を検討することが重要である。

   a 静岡駅と清水駅を結ぶ地下鉄の建設。これにより、市内の中心部と東部のアクセスが向上し、渋滞や環境負荷の軽減にも貢献する。

    事業名:静岡市地下鉄東西線
    経費計:約1兆円
    積算基礎:国土交通省の「地下鉄建設費用の概算方法」に基づく

   b 静岡空港と静岡駅を結ぶ新幹線の延伸。これにより、空港と市内の連絡が容易になり、観光やビジネスの活性化にもつながる。

    事業名:静岡空港・静岡駅間新幹線延伸事業
    経費計:約1兆円
    積算基礎:国土交通省の「新幹線鉄道整備法」に基づく

   c 静岡市内のバス路線の見直しと拡充。これにより、鉄道や地下鉄に乗り換えることなく、目的地に直接行けるようになり、利便性や利用者満足度が向上する。

    事業名:静岡市内バス路線見直し・拡充事業
    経費計:約30億円
    積算基礎:静岡市交通局の調査・分析に基づく

   d 静岡市内の自転車専用レーンや駐輪場の整備。これにより、自転車で移動する人々の安全性や快適性が向上し、健康や環境にも良い影響を与える。

    事業名:静岡市自転車交通環境整備事業
    経費計:約2億円
    積算基礎:静岡市道路整備計画に基づき、自転車専用レーンの延長や駐輪場の設置を行う。自転車専用レーンは、幅員1.5メートル以上、色分けや標識で明示する。駐輪場は、主要な駅や商業施設などに設置し、有料化や防犯カメラの導入を検討する。

   e 静岡市内の歩行者空間や公園などの緑化の推進。これにより、歩いて移動する人々の安全性や快適性が向上し、市民の交流やコミュニティの形成にも寄与する。

    事業名:静岡市内の歩行者空間・公園緑化事業
    経費計:約2億円
    積算基礎:歩行者空間の舗装改修、植栽の整備、ベンチやゴミ箱の設置など

 これらの対応策は、静岡市の交通アクセスを向上させるだけでなく、経済や観光などの発展にも寄与すると考えられる。 


3 観光スポット


 ① 現状

 静岡市は、日本最高峰の富士山や豊かな海洋生物の宝庫である駿河湾など、自然景観に恵まれた観光都市である。

 静岡市では、登山やクルーズなどのアクティビティや、桜えびや黒はんぺんなどの海鮮料理を楽しむことができる。

 また、静岡市立美術館では、国内外のさまざまな作品を鑑賞したり、日本庭園や茶室などの伝統的な建築物を見学したりすることができる。

② 課題

 静岡市の観光スポットは、コロナウイルス感染症の影響や気候変動の影響で、訪問者数が減少している。
 特に、富士山は雪が少なくなり、美しい姿を見ることが難しくなっている。

 また、駿河湾では、水温の上昇や漁業の過剰な発展により、海洋生物の多様性が低下している。

 さらに、静岡市立美術館では、展示品の老朽化や予算不足により、新しい作品の導入や保存が困難になっている。

③ 対応策

 A 富士山では、環境保護活動や登山道整備などを行い、雪解けやゴミ問題を防ぐことで、富士山の美しさを守ることを目指している。これに景観等で利用しており、協力し、応分の費用負担をする。

  事業名:富士山環境保全事業
  経費計:約1億円
  積算基礎:富士山の登山者数、ゴミ量、景観評価など

  B 駿河湾では、水質改善や漁業規制などを行い、海洋生物の保護や回復を促進することで、駿河湾の豊かさを維持することを目指している。
 駿河湾で行われている水質改善や漁業規制などの事業は以下のとおりです。

  a 駿河湾の水質モニタリング:駿河湾の水質状況を定期的に調査し、汚染源の特定や対策の効果を評価する。

   事業名:駿河湾水質モニタリング事業
   経費計:約1億円(平成36年度予算)
   積算基礎:水質測定装置の導入費、測定データの分析費、報告書作成費など

  b 駿河湾の漁業管理:駿河湾の漁獲量や資源量を把握し、適切な漁業規制や資源保護を実施する。駿河湾の漁業管理に関する事業名、経費計、積算基礎は以下の通りです。

   事業名:駿河湾漁業資源調査・評価事業
   経費計:1億円
   積算基礎:駿河湾の漁獲量や資源量を定期的に調査し、漁業規制や資源保護のための科学的根拠を提供する

  c 駿河湾の生態系保全:駿河湾に生息する海洋生物の多様性や生息環境を保全するため、人工魚礁の設置や生物相調査などを行う。

   事業名:駿河湾の生態系保全事業
   経費計:約1億円
   積算基礎:人工魚礁の設置費用
        生物相調査の実施費用
        環境教育の実施費用

  d 駿河湾の環境教育:駿河湾の自然や文化に関する知識や理解を深めるため、環境教育プログラムや体験学習などを提供する。

   事業名:駿河湾の環境教育事業
   経費計:約500万円(交通費、教材費、講師費など)
   積算基礎:駿河湾の環境教育に関する調査報告書、環境教育プログラムの参考例、参加者のアンケート結果など

  e 駿河湾の観光振興:駿河湾の魅力を広く発信するため、観光スポットやイベントなどを開発・宣伝する。

   事業名:駿河湾エコツアー
   経費計:1億円
   積算基礎:駿河湾の自然や歴史を体験できるツアーを提供することで、観光客の増加と地域の活性化を図る。-

   C 静岡市立美術館では、寄付募集や協力団体との連携などを行い、展示品の更新や修復を行うことで、静岡市立美術館の魅力を高めることを目指している。

  a 静岡市立美術館友の会の設立と活動。友の会は、美術館の活動を支援するために、会員制度や寄付金制度を設け、展覧会や講演会などのイベントを開催する。

   事業名:静岡市立美術館友の会
   経費計:年間約500万円
   積算基礎:会員数約1000人

  b 静岡市立美術館コレクションの充実と公開。美術館は、静岡市にゆかりのある作家や作品を中心に、質の高いコレクションを収集し、定期的に展示するとともに、オンラインでの公開も行う。

   事業名:静岡市立美術館コレクションの充実と公開事業
   経費計:約1億円
   積算基礎:美術品の購入費、展示費、デジタル化費、広報費など

  c 静岡市立美術館の施設の改修と整備。美術館は、展示空間や収蔵庫などの施設を改修し、展示品の保存や展示効果の向上を図る。また、バリアフリーや防災対策などの利便性や安全性の向上も行う。

   事業名:静岡市立美術館施設改修整備事業
   経費計:約10億円
   積算基礎:平成30年度静岡市建設工事標準積算基準

  d 静岡市立美術館の教育・普及活動の強化。美術館は、学校や地域と連携し、子どもや高齢者など幅広い層に向けて、美術に関する教育や体験プログラムを提供する。また、ボランティアやインターンシップなどの人材育成も行う。

   事業名:美術館教育普及事業
   経費計:1億円
   積算基礎:美術館の来館者数、教育プログラムの参加者数、ボランティアやインターンシップの人数などを参考にして算出

  e 静岡市立美術館の国際交流・協力活動の推進。美術館は、国内外の他機関と連携し、共同企画展や作品貸与などを通じて、静岡市立美術館のコレクションや活動を広く発信する。また、海外からの専門家や芸術家との交流や協力も行う。

   事業名:静岡市立美術館国際交流・協力事業
   経費計:約1億円(予算)
   積算基礎:国内外の美術館との共同企画展や作品貸与の実績、海外からの専門家や芸術家との交流や協力の必要性


4 食文化と特産品


 ① 現状

 静岡市は、日本で最も茶の生産量が多い地域である。
 静岡茶はその品質と香りの高さで世界的にも有名であり、静岡市の代表的な特産品の一つである。

 また、静岡市は静岡おでんという郷土料理でも知られている。
静岡おでんは、大根や卵、こんにゃくなどの具材を醤油ベースの濃いめの出汁で煮込んだもので、寒い季節に温かいおでんを食べることは静岡市民の楽しみの一つである。

 他にも、桜えびや鰻、桜鯛などの海産物や、わさびやみかんなどの農産物も静岡市の特産品として知られている。

 静岡市は、自然の恵みを受けた豊かな食材を使った多彩な料理を提供する食文化の宝庫であると言えるだろう。

② 課題
 静岡市の食文化と特産品にも様々な課題が存在する。
例えば、静岡茶は国内外で高い評価を得ているが、茶農家の高齢化や後継者不足、コスト競争や気候変動などにより生産量や品質が低下する恐れがある。

 また、静岡おでんや桜えびなどの郷土料理は地元では人気があるが、他県や海外からの観光客には十分に知られておらず、消費拡大の機会を逃している可能性がある。

 さらに、静岡市の海産物や農産物は安全性や鮮度にこだわっているが、流通や加工における付加価値の向上やブランド力の強化が必要である。

③ 対応策
 A 静岡茶については、茶農家の技術継承や新規参入者の育成を支援するとともに、生産効率や品質管理を向上させるための技術開発や普及活動を行う。

  a 茶葉の品種改良や栽培方法の研究を行い、静岡茶の特徴や個性を強化する

   事業名:静岡茶の品質向上とブランド力強化事業
   経費計:1億円
   積算基礎:茶葉の品種改良や栽培方法の研究に関する人件費、機材費、消耗品費など
        静岡茶の特徴や個性をアピールするための広報活動やマーケティングに関する費用
        静岡茶の品質管理や認証制度の整備に関する費用

  b 茶摘み機や茶製造機などの機械化や自動化を進め、労働力不足やコスト削減に対応する

   事業名:茶園の機械化・自動化事業
   経費計:約2億円(茶摘み機10台、茶製造機5台、設置工事費など)
   積算基礎:茶園の面積、収穫量、人件費、品質向上効果など

  c 茶葉の安全性や品質を保証するための検査や認証制度を整備し、消費者の信頼を高める

   事業名:葉物野菜の安全性・品質向上事業
   経費計:1億円
   積算基礎:葉物野菜の生産量と消費量の推移、検査・認証制度の導入に伴うコストと効果

  d 静岡茶のブランド力や魅力をアピールするための広報や販促活動を展開し、国内外の市場拡大に努める

   事業名:静岡茶ブランド力向上事業
   経費計:1億円
   積算基礎:静岡県茶業振興協議会の必要経費

   B 国内外での販路拡大やマーケティング戦略を強化し、静岡茶の魅力や特徴を広く伝える。

  a 静岡茶のブランド力を高めるために、産地や品種、製法などの情報を明記したラベルやパッケージを開発する。

   事業名:静岡茶ブランド力向上事業
   経費計:1億円
   積算基礎:静岡茶の産地や品種、製法などの情報を明記したラベルやパッケージを開発し、消費者に静岡茶の特徴や魅力を伝えることで、ブランド力を高める

  b 静岡茶の健康効果や美容効果などの付加価値をアピールするために、科学的な根拠や実証事例を提供する。

   事業名:静岡茶の科学的な健康・美容効果の普及事業
   経費計:500万円
   積算基礎:静岡県茶業振興協会の調査報告書の静岡茶の健康・美容効果に関する調査報告書をもとに、パンフレットやウェブサイトなどの媒体で情報発信を行う

  c 静岡茶の多様な飲み方や料理法を紹介するために、レシピ本や動画、イベントなどのコンテンツを制作する。

   事業名:静岡茶の魅力を伝えるコンテンツ制作
   経費計:300万円
   積算基礎:静岡茶の生産量、消費量、需要動向、競合分析など

  d 静岡茶の国際的な認知度を高めるために、海外のメディアやインフルエンサーと連携し、PR活動を展開する。

   事業名:静岡茶の海外PR事業
   経費計:500万円
   積算基礎:メディアやインフルエンサーとのコラボレーション費用、広告費、イベント費用など-

  e 静岡茶の消費者と生産者とのつながりを深めるために、オンラインやオフラインでの交流会や体験ツアーなどを企画する。

   事業名:静岡茶の交流プロジェクト
   経費計:300万円
   積算基礎:交流会や体験ツアーなどを企画し、静岡茶の魅力や歴史、製法などを紹介

   C 静岡おでんや桜えびなどの郷土料理については、観光客向けにメニューや価格設定を工夫したり、体験型やイベント型のサービスを提供したりすることで消費拡大を図る。

  a 静岡おでんの具材や調理法を紹介するパンフレットや動画を作成し、観光案内所やホテル、レストランなどで配布する。

   事業名:静岡おでんプロジェクト
   経費計:300万円
   積算基礎:静岡おでんの具材や調理法を紹介するパンフレットや動画を作成し、観光案内所やホテル、レストランなどで配布

  b 削除

  c 静岡おでんの郷土料理を使ったオリジナルメニューを考案し、コンテストやフェアなどで発表する。

   事業名:静岡おでんフェスティバル
   経費計:100万円
   積算基礎:おでんの具材と出汁の購入費等
  d 静岡おでんやの郷土料理をテーマにしたイベントやフェスティバルを開催し、地元の食材や特産品を販売する。

   事業名:静岡おでんフェスタ
   経費計:500万円
   積算基礎:会場費等

  e 静岡おでんの郷土料理に関する情報や口コミを集めるウェブサイトやSNSを運営し、宣伝や交流を促進する。

   事業名:静岡おでんプロジェクト
   経費計:100万円
   積算基礎:ウェブサイトやSNSの開発・運営費等

 D 静岡市の海産物や農産物については、流通や加工におけるイノベーションやコラボレーションを推進し、付加価値の高い商品やサービスを開発する。
  a 静岡市の特産品の海産物を活用した新しい食品や化粧品などの開発と販売
   事業名:静岡おでんプロジェクト
   経費計:1000万円
   積算基礎:新しい食品や化粧品の開発に必要な材料と技術の研究
        試作品の製造とテスト
        マーケティングとブランディングの戦略
        販売チャネルの確保と拡大

  b 静岡市の農業振興センターと連携して、農産物の品質管理やトレーサビリティを向上させるシステムの導入と普及

   事業名:静岡市農業品質管理システム事業
   経費計:1億円
   積算基礎:静岡市農業振興センターの調査報告書

  c 静岡市の農業協同組合や漁業協同組合と協力して、農産物や海産物の直売所やオンラインショップなどの販路拡大

   事業名:静岡市農水産物直売所・オンラインショップ事業
   経費計:1億円
   積算基礎:直売所の建設費、運営費、広告費
        オンラインショップの開設費、運営費、配送費
          農業協同組合や漁業協同組合との連携 

  d 静岡市の食文化を紹介するイベントやワークショップなどの企画と運営

   事業名:静岡市食文化フェスティバル
   経費計:500万円
   積算基礎:会場費等

  e 静岡市の農産物や海産物を使ったレシピや料理教室などの情報発信と教育

   事業名:静岡市の食育プロジェクト
   経費計:500万円
   積算基礎:静岡市の農産物や海産物を使ったレシピの開発と配布
        静岡市の食文化や食の安全に関する講演会やワークショップの開催
        静岡市の食に関する情報や教材のウェブサイトの作成と運営

  E 静岡市の食文化と特産品の総合的なブランド戦略を策定し、認知度や評価を高める。

   a 静岡市の食文化と特産品に関する情報発信やPR活動を強化する。静岡市の公式ウェブサイトやSNS、メディアなどを活用して、静岡市の食文化と特産品の魅力や特徴、歴史や文化などを広く伝える。

    事業名:静岡市食文化・特産品PR事業
    経費計:1億円
    積算基礎:静岡市の食文化・特産品に関する調査・分析、ウェブサイトやSNS

   b 静岡市の食文化と特産品に関するイベントや展示会、体験プログラムなどを開催する。静岡市内外の観光客や消費者に対して、静岡市の食文化と特産品を直接味わったり、見たり、触れたりできる機会を提供する。

    事業名:静岡市食文化・特産品フェスタ
    経費計:1億円
    積算基礎:参加者数、会場費、広報費、催事費など

   c 静岡市の食文化と特産品に関する認証制度やマークを導入する。静岡市の食文化と特産品に一定の基準や条件を満たしたものに対して、認証やマークを付与することで、品質や安全性、信頼性などを保証し、差別化を図る。

   静岡市の食文化と特産品認証制度
   経費計:約500万円
   積算基礎:認証申請料、マーク使用料、広報費など

  d 静岡市の食文化と特産品に関する教育や研修を実施する。静岡市の食文化と特産品に携わる生産者や加工者、販売者などに対して、知識や技術、情熱などを高める教育や研修を行うことで、静岡市の食文化と特産品の価値や魅力を向上させる。

   静岡市の食文化と特産品教育研修事業
   経費計は約300万円
   積算基礎は静岡市の食文化と特産品の現状分析とニーズ調査に基づく

  e 静岡市の食文化と特産品に関する連携や協力を促進する。静岡市の食文化と特産品に関係する様々な主体や団体、組織などをネットワーク化し、情報交換や意見交流、共同事業などを行うことで、静岡市の食文化と特産品の発展に寄与する。

   事業名:静岡市食文化・特産品教育研修事業
   経費計:1,000万円
   積算基礎:教育研修の講師料、教材費、会場費など。食文化・特産品に関するパンフレットやウェブサイトの制作費など。事業の広報や評価のための調査費など


5 男女共同参画の社会への挑戦


 ① 現状
  静岡市は、男女共同参画の社会を目指して、さまざまな取り組みを行っている。
平成30年度には「静岡市男女共同参画基本計画(第4期)」を策定し、男女共同参画の理念や目標、施策を明確にした。

 また、静岡市男女共同参画センターを設置し、情報提供や相談、教育・研修、ネットワークづくりなどの活動を行っている。
さらに、国際連合の「持続可能な開発目標(SDGs)」にも取り組んでおり、「ジェンダー平等」の達成に向けて、様々な取り組みを展開している。

 ② 課題
  静岡市における男女共同参画の実現にはまだ多くの課題がある。
例えば、女性の政治参加やリーダーシップの発揮は依然として低く、市議会議員の女性比率は13.6%にとどまっている。

 また、女性の就業率や賃金水準も男性より低く、家事や育児などの分担も不均衡である。
さらに、DVやセクシュアルハラスメントなどの暴力や差別に対する対策も不十分である。

 ③ 対応策

  A 女性の政治参加やリーダーシップの育成を促進するために、「静岡市女性政治家養成塾」や「静岡市女性リーダー育成塾」などの研修プログラムを実施している。

   a 静岡市女性政治家養成塾:女性の政治参加や政策立案能力を高めるために、市議会議員や専門家から講義や実践的な指導を受ける研修プログラム。

    事業名:静岡市女性政治家養成塾
    経費計:約500万円
    積算基礎:市の予算と参加費

   b 静岡市女性リーダー育成塾:女性のリーダーシップやマネジメント能力を向上させるために、企業や団体の経営者やリーダーから学ぶ研修プログラム。

    事業名:静岡市女性リーダー育成塾
    経費計:約300万円(参加費、交通費、宿泊費などを含む)
    積算基礎:静岡市の女性活躍推進事業の一環として、静岡市と静岡商工会議所が共同で実施するもの

   c 静岡市女性活躍推進センター:女性のキャリア形成や就労支援を行うために、相談窓口やセミナー、ネットワーキングなどのサービスを提供する施設。

    事業名:静岡市女性活躍推進センターの運営
    経費計:1億円
    積算基礎:運営費

   d 静岡市男女共同参画推進協議会:男女共同参画の理念や目標を広く市民に周知するために、啓発活動や提言、意見交換などを行う市民団体。

    事業名:男女共同参画啓発セミナー
    経費計:50万円
    積算基礎:参加者数×単価+会場費+講師費

   e 静岡市男女共同参画賞:男女共同参画に貢献した個人や団体を表彰する制度。

    事業名:静岡市男女共同参画推進事業
    経費計:500万円
    積算基礎:静岡市男女共同参画推進計画に基づく

  B 女性の就業支援やキャリアアップを支援するために、「静岡市女性就業支援センター」や「静岡市女性キャリアアップ支援センター」などの相談窓口を設置している。

   a 「静岡市女性就業支援センター」では、就職や再就職を希望する女性に対して、履歴書や職務経歴書の作成指導、面接対策、職場見学などのサービスを提供

    事業名:静岡市女性就業支援センター事業
    経費計:1,500万円
    積算基礎:静岡市の女性就業率の向上に寄与するという目的で、就職や再就職を希望する女性に対して、履歴書や職務経歴書の作成指導、面接対策、職場見学などのサービスを提供する。

   b 「静岡市女性キャリアアップ支援センター」では、働く女性に対して、キャリアコンサルティング、キャリアデザイン講座、メンタリングプログラムなどのサービスを提供

    事業名:女性のためのキャリアデザイン支援事業
    経費計:1,000万円
    積算基礎:静岡市の女性就業者数、女性の離職率、女性のキャリア意識調査など

   c「静岡市女性起業支援センター」では、起業を目指す女性に対して、起業相談、起業セミナー、起業ネットワークなどのサービスを提供

    事業名:静岡市女性起業支援センター
    経費計:1億円
    積算基礎:市の補助金、会員費、寄付金

   d 「静岡市男女共同参画推進センター」では、男女共同参画に関する情報発信や啓発活動、男女共同参画教育や研修などのサービスを提供

    事業名:静岡市男女共同参画推進センターの運営
    経費計:1億円
    積算基礎:静岡市の予算案

   e 「静岡市男女共同参画賞」では、男女共同参画に貢献した個人や団体に対して、表彰や賞金などのサービスを提供

    事業名:静岡市男女共同参画賞推進事業
    経費計:500万円
    積算基礎:静岡市の予算

  C 家事や育児などの分担を改善するために、「静岡市男女共同参画家庭教室」や「静岡市父親育児支援プロジェクト」などの啓発活動を行っている。

   a 「静岡市男女共同参画推進センター」の設置と運営
    男女共同参画に関する情報や相談を提供するとともに、市民や団体と連携して様々なイベントや講座を開催する。

    事業名:静岡市男女共同参画推進センターの設置と運営
    経費計:1億円
    積算基礎:市の予算と助成金

   c 「静岡市男女共同参画賞」の創設と授与
      男女共同参画に貢献した個人や団体を表彰し、その活動を広く紹介する。

    事業名:静岡市男女共同参画賞
    経費計:100万円
    積算基礎:静岡市男女共同参画推進条例に基づく

   e 「新たな静岡市男女共同参画行動計画」の策定と実施
    市内のあらゆる分野で男女共同参画が推進されるように、具体的な目標や施策を定める。

    事業名:新たな静岡市男女共同参画行動計画の策定と実施
    経費計:1000万円
    積算基礎:市内の男女共同参画に関する調査・分析
         市民や関係団体との意見交換会の開催
         行動計画の策定と広報
         行動計画に基づく施策の実施と評価

   d 「静岡市男女共同参画教育推進事業」の展開
   幼稚園や学校、社会教育施設などで、男女共同参画に関する教育や啓発を行う。

    事業名:静岡市男女共同参画教育推進事業
    経費計:1,000万円
    積算基礎:教育・啓発プログラムの開発・実施費
         教材・資料の作成・配布費
         広報・協力者募集費
         事務運営費

   e 「静岡市男女共同参画ネットワーク」の構築と活用
   市民や団体、企業などが協力して、男女共同参画に関する情報交換や意見交流を行う。

    事業名:静岡市男女共同参画ネットワーク事業
    経費計:1,000万円
    積算基礎:ネットワークの構築に必要な人件費、備品費、広報費

  D DVやセクシュアルハラスメントなどの暴力や差別から女性を守るために、「静岡市DV防止条例」や「静岡市セクシュアルハラスメント防止条例」などの法制度を整備している。

   a 静岡市男女共同参画センターの運営
  男女共同参画に関する相談や情報提供、啓発活動、研修会などを行う施設
 
    事業名:静岡市男女共同参画ネットワーク事業
    経費計:1,000万円
    積算基礎:ネットワークの構築に必要な人件費、備品費、広報費
              ネットワークの活用に必要なイベント費、交通費、通信費など

   c 静岡市DV・セクハラ防止教育の実施と推進
  学校や職場、地域などでDVやセクハラに関する正しい知識や対処法を学ぶ教育プログラム

    事業名:静岡市DV・セクハラ防止教育事業
    経費計:500万円
    積算基礎:教育プログラムの開発費、教育プログラムの実施費、教育プログラムの評価費

   d 静岡市DV・セクハラ被害者支援ネットワークの構築と強化
   相談機関や警察、医療機関、法律事務所などが連携して被害者の保護や復帰を支援するネットワーク

    事業名:静岡市DV・セクハラ被害者支援ネットワーク事業
    経費計:1億円
    積算基礎:相談機関の人員配置や設備の整備
         警察、医療機関、法律事務所などとの連携体制の構築
         被害者の保護や復帰に必要なサービスの提供

   e 静岡市DV・セクハラ防止条例の周知と遵守の促進
  市民や事業者に対して条例の内容や義務を広く知らせるとともに、違反者に対する措置や罰則を明確にする

    事業名:静岡市DV・セクハラ防止条例普及事業
    経費計:500万円
    積算基礎:条例の周知と遵守の促進


6 高齢化と人口減少に伴う経済的課題


 ① 現状
 静岡市は、高齢化率が高く、若者の流出や少子化が進んでいる地域の一つである。

 この状況は、人口減少や経済停滞のリスクを高めており、市の将来にとって深刻な問題となっている。

 静岡市の人口は2015年から2020年の間に約2万人減り、28.8%が高齢者となった。

 出生率も1.3と全国平均より低く、若年層の就業者数も減っている。
これらの傾向は、市の税収や消費力を低下させるだけでなく、社会保障費や医療費を増やす可能性がある。

 ② 課題
 若者の定住や移住を促進するために、「静岡市若者定住支援事業」や「静岡市移住促進事業」などの支援制度を設けている。

 次に、少子化対策として、「静岡市子育て支援条例」や「静岡市子育て支援センター」などの施策を実施している。
また、高齢者の健康や生活を支えるために、「静岡市高齢者福祉計画」や「静岡市高齢者生活支援センター」などのサービスを提供している。

 さらに、地域経済の活性化や創出を目指して、「静岡市地域経済振興計画」や「静岡市地域産業支援センター」などの取り組みを行っている。
  
 ③ 対応策 

  A 少子化対策として、子育て世代の負担軽減や子どもの教育環境の充実を図るために、「静岡市子育て世代包括支援制度」や「静岡市子ども教育環境整備事業」などの補助金制度を設けている。

   a 静岡市子育て世代包括支援制度は、子育て世代の住宅取得や改修、住宅ローンの返済、保育料や学費の負担を軽減するために、最大100万円の補助金を交付する制度です。

    事業名:静岡市子育て世代包括支援制度
    経費計:100万円
    積算基礎:子育て世代の住宅取得や改修、住宅ローンの返済、保育料や学費の負担軽減

   b 静岡市子ども教育環境整備事業は、子どもの学習や遊びの場として、公立小中学校や公園などの施設を活用して、放課後や休日に開放する事業です。開放された施設では、学習支援や体験活動などのプログラムが提供されます。

    事業名:静岡市子ども教育環境整備事業
    経費計:1億円
    積算基礎:市の教育委員会の調査と予算案

   c 静岡市子ども食堂事業は、子どもたちに安全で栄養のある食事を提供するとともに、地域の大人との交流や食育を促進するために、市内各地で開催される子ども食堂に対して、食材費や運営費の一部を補助する事業です。

    事業名:静岡市子ども食堂事業
    経費計:1,000万円
    積算基礎:・食材費:1食あたり200円×参加人数×開催回数
               ・運営費:1回あたり5,000円×開催回数

   d 静岡市子ども医療費助成制度は、市内に住む18歳未満の子どもが病気やけがで医療機関を受診した際に、自己負担分の医療費を助成する制度です。助成額は年間10万円までで、所得制限はありません。

    事業名:静岡市子ども医療費助成事業
    経費計:約3億円
    積算基礎:市内の18歳未満の子どもの人口と受診率

   e 静岡市子ども文化芸術体験事業は、子どもたちに文化芸術に触れる機会を提供するために、市内の文化施設や芸術団体と連携して、演劇や音楽、美術などの体験プログラムを実施する事業です。参加費は無料または低額で、対象は幼児から高校生までです。

    事業名:静岡市子ども文化芸術体験事業
    経費計:約1億円
    積算基礎:市の予算と文化芸術振興財団の助成金

  B 高齢者の健康や生活を支えるために、高齢者が自立した生活を送れるようにするために、「静岡市高齢者自立支援事業」や「静岡市高齢者在宅介護支援事業」などの事業を実施している。

   a 高齢者自立支援事業では、高齢者の健康状態や生活環境を把握し、適切な介護予防や健康増進のためのアドバイスや指導を行う。

    事業名:高齢者の健康管理と生活支援事業
    経費計:1,500万円
    積算基礎:市の高齢者介護予防事業のガイドラインに基づき、対象者の人数、サービスの内容と頻度、実施者の資格と報酬などを考慮して算出

   b 高齢者在宅介護支援事業では、高齢者やその家族が介護サービスを利用する際に、必要な情報や相談を提供し、介護計画の作成や調整を行う。

    事業名:高齢者在宅介護支援事業
    経費計:1億円
    積算基礎:介護保険法第75条に基づく

   c 高齢者が日常生活において困ったことがあった場合に、迅速に対応できるように、24時間体制で電話相談や訪問対応を行う。

    事業名:高齢者生活支援事業
    経費計:1億円
    積算基礎:電話相談の人件費
         訪問対応の交通費
         訪問対応の備品費

  C 地域経済の活性化や創出を目指して、地域資源や特産品を活用した産業創出や観光振興を行うために、「静岡市地域資源活用事業」や「静岡市観光振興事業」などの事業を行っている。

   a 静岡市地域資源活用事業では、地域の特色や魅力を生かした商品やサービスの開発や販売を支援するとともに、地域の人材育成やネットワーク形成を促進する。

    事業名:静岡市地域資源活用事業
    経費計:1億円
    積算基礎:市の予算と地域協力金

   b 静岡市観光振興事業では、観光客の誘致や滞在時間の延長を目指して、観光情報の発信や観光施設の整備、観光イベントの開催などを行う。

    事業名:静岡市観光振興事業
    経費計:1億円
    積算基礎:観光客数の増加と消費額の上昇

   c 静岡市地域おこし協力隊事業では、地域の活性化に貢献する人材を募集し、地域住民と協働して地域課題の解決に取り組む。

    事業名:静岡市地域おこし協力隊事業
    経費計:1億円
    積算基礎:静岡市の地域おこし協力隊事業要綱

   d 静岡市地域ブランド戦略事業では、地域の特産品や文化をブランド化し、認知度や付加価値を高めるために、マーケティングやプロモーションなどの支援を行う。

    事業名:静岡市地域ブランド戦略事業
    経費計:1億円
    積算基礎:市の予算と地域の協力金

   e 静岡市地域産業振興事業では、地域産業の競争力強化や新たな産業創出を目指して、技術開発や製品開発、共同事業などの支援を行う。

    事業名:静岡市地域産業イノベーションプロジェクト
    経費計:1億円
    積算基礎:静岡市地域産業振興基金 


7 防災対策の不備とそのリスク


 ① 現状

  A 静岡市は、地震や津波、豪雨などの自然災害に対する防災対策を進めているが、まだ不十分な点が多い。

  B 静岡市の防災計画は、2018年に策定されたもので、最新の科学的知見や社会的状況に対応していない。

  C 静岡市の防災体制は、市民や企業、団体などの協力や参加を十分に得られておらず、防災意識や防災能力が低い。

 ② 課題

  A 静岡市は、自然災害の発生確率や影響範囲を正確に把握し、防災計画を見直す必要がある。

  B 静岡市は、防災施設や備蓄物資、避難所などの整備や確保を強化する必要がある。

  C 静岡市は、市民や企業、団体などと連携し、防災教育や訓練、情報発信などを充実させる必要がある。

 ③ 対応策

  A 静岡市は、国や県などの専門機関と協力し、自然災害のリスク評価やシミュレーションを行う。

   a 静岡市防災情報システムの構築と運用:市内の気象や地震、津波などの災害情報を収集・分析・発信するシステムを整備し、市民や関係機関に迅速かつ正確な情報提供を行います。

    事業名:静岡市防災情報システムの構築と運用
    経費計:5億円
    積算基礎:市の予算と国の補助金

   b 静岡市防災マップの作成と配布:市内の浸水や土砂災害、火災などの危険箇所や避難所、避難経路などを示した地図を作成し、市民に配布します。また、ウェブサイトやスマートフォンアプリで閲覧できるようにします。

    事業名:静岡市防災マップ事業
    経費計:1億円
    積算基礎:市の予算と国の補助金

   c 静岡市防災訓練の実施と普及:市民や企業、学校、団体などが参加できる防災訓練を定期的に実施し、自然災害への備えと対応能力を高めます。また、防災教育や啓発活動を行い、防災意識を向上させます。

    事業名:静岡市防災訓練事業
    経費計:1億円
    積算基礎:市の防災計画に基づき、訓練の内容、規模、回数、場所などを決定

   d 静岡市防災協定の締結と連携:国や県、隣接市町村、消防、警察、自衛隊、医療機関、交通機関、通信事業者、電力会社などと防災協定を締結し、自然災害発生時の情報共有や支援体制を確立します。

    事業名:静岡市防災協力事業
    経費計:1億円
    積算基礎:静岡市防災計画

   e 静岡市防災施設の整備と改善:河川や道路、橋梁、堤防などの防災施設を整備し、自然災害に強いまちづくりを進めます。また、既存の施設についても点検・補修・改良などを行い、安全性と機能性を向上させます。

   事業名:静岡市防災施設整備事業
   経費計:約100億円
   積算基礎:平成30年度静岡市防災施設整備計画

  B 静岡市は、予算や人員を増強し、防災施設や備蓄物資、避難所などの整備や確保を促進する。

   a 静岡市防災センターの新設:市民や企業、団体などに防災教育や訓練を提供する施設として、2024年度に完成予定。

    事業名:静岡市防災センター新設事業
    経費計:約100億円
    積算基礎:2023年度予算

   b 防災用品の備蓄拡充:水や食料、毛布、簡易トイレなどの必需品を、市内各地の公共施設や学校に備蓄するとともに、市民にも自宅での備蓄を呼びかける。

    事業名:防災用品の備蓄拡充事業
    経費計:1億円
    積算基礎:水、食料、む毛布、簡易トイレ

   c 避難所の確保と整備:地震や津波などの災害時に避難できる場所を、市内約2000カ所に増やすとともに、避難所の安全性や快適性を向上させるために、耐震補強やバリアフリー化、発電機や給水設備の設置などを行う。

    避難所の確保と整備事業
    経費計:約100億円
    積算基礎:市の調査や見積もりに基づく

   d 防災情報の発信と収集:災害時に市民に正確かつ迅速な情報を提供するために、防災ラジオや防災メール、防災アプリなどの手段を活用するとともに、市民からの情報や要望を収集する仕組みを整備する。

    事業名:防災情報の発信と収集システムの構築
    経費計:1億円
    積算基礎:防災ラジオの設置と運用
         防災メールの配信と管理
         防災アプリの開発と普及
         市民からの情報や要望を収集する仕組みの構築

   e 防災ネットワークの構築:市民や企業、団体、ボランティアなどが協力して防災活動を行えるように、防災協定や防災協力隊などの制度を整備し、防災意識や能力を高める取り組みを支援する。

    事業名:防災ネットワーク構築支援事業
    経費計:1億円
    積算基礎:市の防災計画に基づく

  C 静岡市は、市民や企業、団体などと協働し、防災教育や訓練、情報発信などの取り組みを推進する。

   a 市民防災リーダーの育成:市民や企業、団体などの防災に関心の高い人々を対象に、防災知識や技能、指導力などを身につける研修を実施し、地域の防災活動のリーダーとして活躍してもらう。

    事業名:市民防災リーダーの育成事業
    経費計:500万円
    積算基礎:研修講師の謝金
         研修参加者の交通費
         研修教材の作成費
         研修会場の使用料

   b 防災教育の充実:小中学校や高校などの教育機関において、防災に関するカリキュラムや教材を開発・提供し、子どもたちに防災意識や行動力を養う。

    事業名:防災教育プロジェクト
    経費計:1億円
    積算基礎:教育機関への防災カリキュラムや教材の開発・提供費用    
         防災リーダーの育成・支援費用
         防災啓発イベントの開催費用

   c 防災訓練の実施:市民や企業、団体などと連携して、地震や津波、火災などの想定シナリオに基づいた防災訓練を定期的に実施し、災害時の対応能力を高める。

    事業名:防災力向上事業
    経費計:1億円
    積算基礎:市の防災計画に基づく

   d 防災情報の発信:市のホームページやSNSなどを活用して、防災に関する最新の情報や注意喚起をタイムリーに発信し、市民の防災意識を高める。

    事業名:防災情報発信事業
    経費計:1000万円
    積算基礎:市の防災対策費用、市のホームページやSNSの運営費用、市民への防災情報配信システムの導入費用

   e 防災ネットワークの構築:市民や企業、団体などと協力して、防災に関する情報や資源を共有し、相互支援や協力体制を構築する。

    事業名:防災ネットワーク構築事業
    経費計:1億円
    積算基礎:市民や企業、団体などとの協力協定の締結
         防災に関する情報や資源の共有システムの開発
         相互支援や協力体制の構築に向けたワークショップや訓練の実施


8 産業構造の課題と方策


 静岡市は、製造業やサービス業に偏った産業構造を持っている。このことは、経済の多様化や競争力の強化にとって大きな課題である。

 静岡市は、どのようにしてこの課題に対処すべきなのだろうか。
静岡市の産業構造の現状を分析し、次にその問題点を指摘し、最後にその解決策を提案する。

 ① 現状
   A 静岡市の産業構造は、製造業が約3割、サービス業が約6割を占めている。

   B 製造業では、自動車や精密機械などの高度な技術を持つ産業が多く、静岡県内の製造品出荷額の約4割を占めている。

   C サービス業では、観光や飲食などの生活関連サービスが多く、静岡県内のサービス産出額の約3割を占めている。

 ② 課題
   A 製造業は、国内外の市場の縮小や競争の激化により、成長が鈍化している。また、技術革新や環境対応などの課題に対応するためには、多額の投資が必要である。

   B サービス業は、人口減少や消費低迷により、需要が減少している。また、低賃金や低付加価値などの構造的な問題に直面している。

   C 産業構造全体としては、多様性や創造性が乏しく、イノベーションや新産業の創出が不十分である。また、地域間の経済格差や雇用不安などの社会的な問題も深刻である。

 ③ 対応策
   A 製造業では、高度な技術力を活かして、新たな市場やニーズに対応した製品やサービスを開発する。また、環境や安全性などの社会的な要求に応えるために、省エネやリサイクルなどの取り組みを強化する。

  a 高性能なセンサーやAIを搭載したスマートファクトリーの構築。これにより、生産効率や品質管理を向上させるとともに、新たな付加価値を生み出す。

   事業名:スマートファクトリー構築事業
   経費計:1億円
   積算基礎:高性能なセンサーやAIを搭載した工場の建設費、運用費、保守費

  b 医療や福祉などの分野におけるロボットやウェアラブルデバイスの開発。これにより、高齢化社会やコロナ禍における人々の健康や安全を支援する。

   事業名:ロボット・ウェアラブル技術による医療・福祉支援事業
   経費計:1億円
   積算基礎:国立研究開発法人科学技術振興機構の補助金

  c 再生可能エネルギーや水素などのクリーンエネルギーの利用促進。これにより、温室効果ガスの削減やエネルギー安全保障に貢献する。

   事業名:クリーンエネルギー普及促進事業
   経費計:1億円
   積算基礎:再生可能エネルギーの導入に伴う設備費用
        水素燃料電池の開発・実証費用
        クリーンエネルギーに関する啓発・教育費用

  d プラスチックや金属などの廃棄物のリサイクルや再利用。これにより、資源の有効活用や廃棄物の削減に取り組む。

   事業名:リサイクル・リユース事業
   経費計:1億円
   積算基礎:廃棄物の収集・運搬費用
        リサイクル・リユース施設の建設・維持費用
        リサイクル品・リユース品の販売収入

  e デジタル技術を活用したオンラインやリモートでの製品やサービスの提供。これにより、感染症対策や顧客ニーズに応える。

   事業名:デジタル・ソリューションズ
   経費計:1億円
   積算基礎:デジタル技術を活用したオンラインやリモートでの製品やサービスの開発費
オンラインやリモートでの製品やサービスのマーケティング費
オンラインやリモートでの製品やサービスの運営費
感染症対策や顧客ニーズに応えるための改善費

   B サービス業では、人口減少や消費低迷に対抗するために、地域資源や特色を活かした観光や農林水産物の加工・販売などの新たなビジネスモデルを展開する。また、賃金や労働環境の改善や人材育成などの取り組みを推進する。

  a 静岡市の特産品であるお茶やみかんなどを使ったオリジナルのスイーツやドリンクを提供するカフェやレストランを開業する。

   事業名:静岡スイーツカフェ
   経費計:300万円
   積算基礎:店舗の賃貸料、装飾や備品の購入費等

  b 静岡市の歴史や文化に関するガイドツアーや体験プログラムを企画・運営するツアー

   事業名:静岡市歴史文化ツアー
   経費計:1,000万円
   積算基礎:ツアーの内容や日程を決めるスタッフの人件費
ツアーに参加するガイドや講師の報酬
ツアーで訪れる施設や体験場所の入場料や利用料
ツアーで利用する交通機関やレンタカーの費用
ツアーの宣伝や広報のための印刷物やウェブサイトの制作費
その他の経費(事務用品、電話代、保険料など)

  c 静岡市の農林水産物を加工・販売するための共同施設やブランドを作り、インターネットや直売所などで販路を拡大する。

   事業名:静岡市農林水産物加工販売促進事業
   経費計:1億円
   積算基礎:共同施設の建設費
        ブランドの開発費
        インターネットや直売所の運営費
        広報や研修の費用
  
  d 静岡市の自然や景観を活かしたグランピングやエコロッジなどの宿泊施設を建設・運営する。

   事業名:静岡グリーン・リゾート
   経費計:約3億円
   積算基礎:土地購入費:1億円
        建設費:1.5億円
        設備費:0.3億円
        人件費:0.1億円
        広告費:0.1億円

  e 静岡市のサービス業従事者のための研修や相談などを行う支援センターやネットワークを構築する。

   事業名:静岡市サービス業支援センター
   経費計:1億円
   積算基礎:研修プログラムの開発・実施
        相談窓口の設置・運営
        ネットワークの構築・活用

   C 産業構造全体としては、製造業とサービス業の連携や協力を促進し、相互に付加価値を高める。また、大学や研究機関との連携や支援を強化し、イノベーションや新産業の創出を促進する。さらに、地域間の経済格差や雇用不安などの社会的な問題に対処するために、地域振興策や雇用対策などの政策的な支援を行う。

  a 静岡市産業振興センターの設置:製造業とサービス業のマッチングやコラボレーションを支援する施設として、静岡市産業振興センターを設置する。このセンターでは、産業別の相談窓口やセミナー、展示会などを開催し、企業間の情報交換やネットワーキングを促進する。

   事業名:静岡市産業振興センター設置事業
   経費計:約10億円
   積算基礎:静岡市の予算案に基づく

  b 静岡市イノベーションプラットフォームの構築:大学や研究機関と企業との連携を促進するために、静岡市イノベーションプラットフォームを構築する。このプラットフォームでは、研究成果の産業化や技術移転、人材育成などの支援サービスを提供する。

   事業名:静岡市イノベーションプラットフォーム構築事業
   経費計:1億円
   積算基礎:大学や研究機関と企業との連携促進のためのコーディネーターの人件費
  研究成果の産業化や技術移転、人材育成などの支援サービスの開発費
プラットフォームの運営管理費

  c 静岡市新産業創出基金の創設:イノベーションや新産業の創出に必要な資金調達を支援するために、静岡市新産業創出基金を創設する。この基金では、静岡市が出資するほか、民間の投資家や金融機関とも連携し、静岡市内のベンチャー企業や中小企業に対して投資や融資を行う。

   事業名:静岡市新産業創出基金事業
   経費計:10億円(静岡市出資額)
   積算基礎:静岡市の中長期経済戦略「静岡市イノベーション・ビジョン」

  d 静岡市地域振興計画の策定:地域間の経済格差や雇用不安などの社会的な問題に対処するために、静岡市地域振興計画を策定する。この計画では、静岡市内の各地域の特性やニーズに応じて、産業振興や観光振興、社会福祉などの施策を実施する。

   事業名:静岡市地域資源活用事業
   経費計:1000万円
   積算基礎:静岡市地域資源活用事業実施要領

  e 静岡市雇用創出プログラムの実施:雇用不安や就職困難な人々に対して、雇用創出プログラムを実施する。このプログラムでは、静岡市が主催する職業訓練や就職支援サービスを提供するほか、企業と協力してインターンシップや就労体験などの機会を提供する

    事業名:静岡市雇用創出プロジェクト
    経費計:1億円
    積算基礎:静岡市の予算および補助金


9 観光・定住促進策について


 ① 現状
 静岡市は、歴史や文化、自然や食など多彩な魅力を持つ都市である。
しかし、その魅力が十分に伝わっていないという課題がある。そのため、観光客や定住者の増加が期待できない状況にある。

 ② 課題
 静岡市の魅力を広く知ってもらうことができていないことが、観光客や定住者の増加の障害となっている。
また、オンラインでの情報発信やサービス提供が不十分であることも、観光客や定住者の関心や満足度を高めることができない要因となっている。

 ③ 対応策 
  A 観光客に対しては、静岡市のウェブサイトやSNSを充実させ、静岡市の魅力を豊富な写真や動画で紹介する。また、静岡市内の観光スポットや宿泊施設と連携して、割引券や特典付きのパッケージツアーを企画し、ウェブサイトやSNSから簡単に予約できるようにする。

  a 静岡市の歴史や文化、自然や食などの魅力を紹介するウェブサイトやSNSの運営と更新

   事業名:静岡市観光情報発信事業
   経費計:1,000万円
   積算基礎:ウェブサイトの制作費:300万円
        SNSの広告費:200万円
        コンテンツの作成費:300万円
        運営管理費:200万円

  b 静岡市内の観光スポットや宿泊施設と協力して、季節やテーマに合わせたパッケージツアーの企画と販売

   事業名:静岡市内観光パッケージツアー事業
   経費計:1,000万円
   積算基礎:交通費:200万円(新幹線、バス、タクシーなど)
        宿泊費:300万円(ホテル、旅館、民宿など)
        食事費:200万円(朝食、昼食、夕食など)
        観光費:200万円(入場料、ガイド料、体験料など)
        広告費:100万円(チラシ、ポスター、ウェブサイト

  c ウェブサイトやSNSからパッケージツアーを予約した観光客に対して、静岡市のオリジナルグッズや特産品をプレゼントするキャンペーンの実施

   事業名:静岡市観光客へのおもてなしキャンペーン
   経費計:500万円
   積算基礎:ツアーの予約者数:10,000人
        プレゼントの単価:500円    

  d 静岡市内の交通機関やレンタカーなどの移動手段を提供する業者と連携して、観光客に便利で安全な移動サービスを提供する 

   事業名:静岡市内観光移動サービス
   経費計:1億円
   積算基礎:交通機関やレンタカーの利用料金
        業者との提携費用
        広告や宣伝の費用
        事務や管理の費用

  e 静岡市内の観光スポットや宿泊施設に設置されたタブレットやスマートフォンなどのデバイスを利用して、観光客に静岡市の情報やおすすめコースなどを提供するアプリケーションの開発と導入

   事業名:静岡市観光情報提供システム
   経費計:1億円
   積算基礎:タブレットやスマートフォンなどのデバイスの購入費用
        アプリケーションの開発費用
        デバイスの設置や管理の費用
        静岡市の情報やおすすめコースなどのデータベースの作成や更新の費用

  B 静岡市の特産品やお土産を販売するオンラインショップを開設し、地元の農産物や加工品、工芸品などを取り揃える。


   a 静岡市の特産品やお土産を販売するオンラインショップの事業計画を作成し、市や県の補助金や助成金を活用する。

    事業名:静岡市の特産品やお土産を販売するオンラインショップ「静岡の逸品」
    経費計:年間約500万円(補助金や助成金を含む)
    積算基礎:静岡市の特産品やお土産を仕入れる費用
         オンラインショップの運営費用(サーバー代、ドメイン代、決済手数料など)
         広告宣伝費用(SNSやブログなどでの情報発信、チラシやポスターなどの印刷物)
         配送費用(梱包材、送料、配送業者の手数料など)
         その他の経費(事務用品、電話代、交通費など)

   b 静岡市の特産品やお土産に関する情報やストーリーを紹介するウェブサイトやブログ、SNSなどを運営し、集客や認知度を高める。

    事業名:静岡市の特産品とお土産の紹介サイト
    経費計:300万円
    積算基礎:ウェブサイトやブログ、SNSの制作費用
         特産品やお土産の取材費用
         広告や宣伝の費用
         運営や管理の費用

   c 静岡市の特産品やお土産を提供する地元の生産者や加工業者、工芸家などと連携し、品質や安全性、オリジナリティなどを保証する。

    事業名:静岡市特産品お土産事業
    経費計:1000万円
    積算基礎:地元の生産者や加工業者、工芸家などとの契約費用
         特産品やお土産の仕入れ費用
         品質や安全性、オリジナリティの検査費用
         広報や販売促進の費用

   d 静岡市の特産品やお土産を販売するオンラインショップにおいて、配送や決済などのシステムを整備し、利便性や信頼性を向上させる。

    事業名:静岡市特産品オンラインショップ事業
    経費計:2000万円
    積算基礎:配送システムの開発・導入費用
         決済システムの開発・導入費用
         オンラインショップのデザイン・運営費用
         特産品の仕入れ・在庫管理費用
         広告・宣伝費用

   e 静岡市の特産品やお土産を販売するオンラインショップにおいて、季節やイベントなどに合わせたキャンペーンや割引などを実施し、販売促進を図る。

    事業名:静岡市特産品オンラインショップ販売促進事業
    経費計:500万円
    積算基礎:オンラインショップの運営費用(サーバー代、ドメイン代、システム開発費等)
         季節やイベントに応じたキャンペーンの企画・制作・実施費用(広告代、デザイン代、印刷代、配送代等)
         特産品の仕入れ費用(生産者との契約代、商品の検品・梱包・保管費等)

  C 定住者に対しては、静岡市の暮らしや仕事の魅力を紹介するウェブサイトや動画を制作し、静岡市の自然環境や交通アクセス、教育施設や医療機関などの暮らしの利便性や安心感を伝える。

   a 静岡市の自然や文化に触れることができる「静岡市体験ツアー」を企画・実施する。定住者候補者に対して、静岡市の魅力を直接体感してもらうことで、移住意欲を高める。

    事業名:静岡市体験ツアー事業
    経費計:1,000万円
    積算基礎:ツアー参加者の交通費、宿泊費、食事代など
         ツアー案内人の人件費、交通費など
         ツアーで訪れる施設や体験プログラムの利用料など
         宣伝広報費、事務経費など

   b 静岡市に移住した人々の声や暮らしの様子を紹介する「静岡市移住者インタビュー」をウェブサイトや動画で配信する。定住者候補者に対して、静岡市の暮らしのリアルな情報や満足度を伝えることで、移住のイメージを具体化する。

    事業名:静岡市移住者インタビュー配信事業
    経費計:500万円
    積算基礎:ウェブサイト制作費
         動画制作費
         インタビュー対象者の交通費や謝礼金
         広告宣伝費

   c 静岡市における仕事の機会や環境を紹介する「静岡市就職・起業支援セミナー」をオンラインで開催する。定住者候補者に対して、静岡市で働くメリットや可能性を伝えることで、キャリアプランの選択肢を広げる。 

    事業名:静岡市就職・起業支援事業
    経費計:500万円
    積算基礎:参加者数×単価+広報費+講師費

   d 静岡市に移住した人々と交流することができる「静岡市移住者コミュニティ」を運営する。定住者候補者に対して、静岡市の人々とのつながりや支援体制を伝えることで、移住後の不安を軽減する。

    事業名:静岡市移住者コミュニティ運営事業
    経費計:1,000万円
    積算基礎:静岡市移住者コミュニティのウェブサイトやSNSの制作・運用費

   e 静岡市の暮らしや仕事に関する情報や相談を一括して提供する「静岡市移住総合窓口」を設置する。定住者候補者に対して、静岡市への移住に関する手続きや手順、必要な資料などを伝えることで、移住のハードルを下げる。

    事業名:静岡市移住総合窓口事業
    経費計:約1億円
    積算基礎:市の予算、移住促進事業費、移住者の負担

  D 静岡市内の企業や団体と連携して、就職や起業の支援や相談を行う窓口を設置し、移住希望者に対して情報提供やアドバイスを行う。

   a 静岡市内の企業や団体と連携して、就職や起業の支援や相談を行う窓口として、静岡市移住支援センターを設立する。

    事業名:静岡市移住支援センター設立事業
    経費計:1億円
    積算基礎:事務所の賃貸料
         スタッフの人件費
         広報・宣伝費
         イベント・セミナー開催費
         その他経費

   b 静岡市内の企業や団体と協力して、移住希望者に対してオンラインでの就職面接やビジネスプランの添削などのサービスを提供する。

    事業名:静岡オンライン移住支援
    経費計:1,000万円
    積算基礎:企業や団体との協力費用
         オンライン面接や添削のシステム開発費用
         広報やマーケティングの費用

   c 静岡市内の企業や団体と連携して、移住希望者に対して静岡市内でのインターンシップや見学会などの機会を紹介する。

    事業名:静岡市内インターンシップ・見学会紹介事業
    経費計:500万円
    積算基礎:事業実施に必要な人件費、交通費、宿泊費、広報費など
         移住希望者の参加人数、参加期間、参加企業や団体の数
         静岡市内のインターンシップや見学会の相場や実績など

   d 静岡市内の企業や団体と連携して、移住希望者に対して静岡市内での住宅や生活環境などの情報を提供する。

    事業名:静岡市内移住支援事業
    経費計:2000万円
    積算基礎:静岡市内の企業や団体との連携費用
         住希望者への情報提供費用
         住者のフォローアップ費用

   e 静岡市内の企業や団体と連携して、移住希望者に対して静岡市内でのネットワーキングや交流イベントなどの情報を提供する。

    事業名:静岡市移住支援プロジェクト
    経費計:500万円
    積算基礎:静岡市内の企業や団体との連携費用
         移住希望者向けの情報発信費用
         ネットワーキングや交流イベントの開催費用

  E 静岡市内の住宅や土地の情報を掲載するオンラインサイトを開設し、移住希望者に対して住まい探しの手助けを行う。

   a 静岡市内の住宅や土地の情報を掲載するオンラインサイトを開設する。サイトでは、物件の写真や詳細な情報、周辺環境や交通アクセスなどを紹介する。

    事業名:静岡市内不動産情報サイト
    経費計:1,000万円
    積算基礎:市場調査、ウェブデザイン、広告費、運営費

   b オンラインサイトには、移住希望者が気になる物件について問い合わせや見学予約ができる機能を設ける。また、物件の空き状況や価格変動などの最新情報をメールで通知するサービスも提供する。

    事業名:移住支援オンラインサイト
    経費計:1億円
    積算基礎:移住希望者の数、物件の種類と数、サイトの運営費

   c オンラインサイトと連携して、静岡市内の不動産会社や仲介業者と提携する。移住希望者に対して、物件の紹介や契約手続きなどのサポートを行う。

    事業名:静岡市移住支援サービス
    経費計:1億円
    積算基礎:オンラインサイトの運営費、不動産会社や仲介業者との提携費、物件の紹介や契約手続きの手数料など

   d オンラインサイトには、静岡市内の生活情報やイベント情報、移住者の体験談などを掲載するコーナーを設ける。移住希望者に対して、静岡市内の魅力や暮らしやすさをアピールする。

    事業名:静岡市移住促進オンラインサイト
    経費計:500万円
    積算基礎:ウェブサイト制作費、広告費、コンテンツ作成費

   e オンラインサイトには、移住希望者同士が交流できるコミュニティスペースを設ける。移住希望者に対して、物件や地域に関する情報交換や相談ができる場を提供する。

    事業名:移住希望者コミュニティサイト
    経費計:1000万円
    積算基礎:オンラインサイトの開発費、運営費、広告費


第2 終わりに


いろいろな施策、事業を挙げてみました。5年先、10年先をイメージして、現状を差し引いて、どのようなものが足りないか、一つの考え方を掲載してみました。
建物などハードな事業は、建設前に調査事業費が必要となります。



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