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日本のどこかでビルディング㊴JPタワー大阪(大阪府大阪市)

JPタワー大阪は、大阪市北区梅田三丁目に位置し、2024年3月に竣工した後、7月31日にグランドオープンを迎える予定の複合商業施設です。

この施設は、地上39階、地下3階建てで、高さ188メートルの超高層ビルとして設計されており、商業施設「KITTE大阪」をはじめ、ホテル、劇場、オフィスなどが一体となった複合用途の開発が行われています。

JR大阪駅直結の利便性を活かし、人と人、文化、さまざまなヒト・モノ・コトのつながりの拠点となることを目指しています。

日本各地から選りすぐられた店舗が集結し、日本の良さを再認識し、発見できる場所としても期待されています。

このプロジェクトは、日本郵便、大阪ターミナルビル、JTBの3社が共同で進めており、地下1階から地上6階にはKITTE大阪が、6階には劇場のSkyシアターMBSが、7階から8階にはホテルのバンケット機能が、8階から27階まではオフィスが、そして29階から38階には418室のTHE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collectionが配置されています。

KITTE大阪は、東京、博多、名古屋に続く4施設目となり、そのネーミングは「切手」に由来し、大切な人に手紙(想い)を届けるのと同じように、商品やサービスに付加価値を加える施設であることを意味しています。

商業施設の中心部には4層吹抜けのアトリウムが設置され、壁面には旧大阪中央郵便局舎の一部を移設・保存した構造となっています。

また、ホテル部分にはJR西日本ホテルズとマリオット・インターナショナルが提携し、日本では4軒目、アジア太平洋地域では17軒目となるTHE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collectionが入る予定です。

このホテルは、40㎡を中心に418室を有し、宴会場、レストラン、大浴場を併設するフィットネスジムなどの付帯施設も備えています。

6階の劇場部分には、OBP(大阪ビジネスパーク)にあったシアターBRAVA!の後継施設となるSkyシアターMBSが入り、総客席数は約1,300席で、クラシックホール並みの遮音設計に加え、最新の音響設備を導入しています。

JPタワー大阪は、そのデザインにおいても注目されており、商業施設や劇場の入る低層部は何本もの縦ラインが織りなすカーテンのようなデザインで、オフィスとホテルが入る高層部は全面にガラスカーテンウォールを纏った透明感のある質感を持っています。

このビルは、大阪の新たなランドマークとして、地域の価値向上に貢献し、大阪駅周辺の繁栄と賑わいの創出に一役買うことが期待されています.

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