Hi-Unitが目指すもの
noteでは初めて仕事の話をします。
僕はアルペックスさん(※2)と【Hi-Unit】(ハイユニット)というブランドのイヤホンを共同開発しています。今日はその話を。
※Hi-Unitとは、オーディオメーカーの株式会社ALPEX(アルペックス)と、イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン、株式会社TMネットワーク(現在は、Hi-Unit branding.株式会社が事業を継承しています)が「求めやすい価格帯でリスナーの感動を深めるイヤホン」をコンセプトに共同開発するコラボレーションブランドです。
※2 株式会社ALPEX(アルペックス)の廃業を受け、一部事業を、Hi-Unit branding.株式会社にて引き継ぎ、現在は同社がHi-Unit製品の企画・開発・流通などの全てを行っております。
Hi-Unitイヤホンの誕生
2016年の12月、酒を飲みながらあれやこれやアルペックスの木村さんと語り合ってからあっちゅう間、2017年1月11日、僕は同い年の部下兼長年の友達であるならちゃんと初めて中国に行きました。
その時、工場のメンバーや技術者とのディスカッション、溢れてくるアイデアや未来予想図。とにかくスゴい感じ、そんな未来を感じたのです。
余談ですが、【想像している中国】と【実体験で感じた中国】、深く関わるほどにその体感差分は大きくなると思います。
※この時により詳細なお話は、またいつかの機会に書こうと思っています。
まさに生まれて初めて中国に行ったその日から物語がスタートしたHi-Unit。
2017年5月に初めてのアイテム、税込1,069円のHSE-A1000を発売。
※2023年10月現在、部材費高騰などの影響で、税込1,320円です。
2018年5月にハイレゾ対応イヤホンを含む3機種を、
同じく10月にコンプライ標準装備のBASSシリーズ2機種を発売しました。
※Hi-Unitイヤホンのあゆみは、コチラをクリック してください。
2020年1月16日、ニュースリリース
初めての中国から3年目、2020年1月16日、新商品のリリースを行いました。
https://tmnw.jp/2020/01/16/hse-a1000pn/
Hi-Unit初号機であるHSE-A1000をベースに、凛として時雨のピエール中野さんがチューニングしたイヤホンを、2020年3月下旬に発売します。
求めやすい価格で出せる最高の音を
Hi-Unitが、求めやすい価格で出せる最高の音を目指すのは何故か?
それはリスナーの聴く環境をコントロールできない音楽という文化において、聴く音それ自体の良し悪しで、音楽の持つ本質は変わらないけれど、
聴く音の解像度が上がれば、感動の深度、その深さ、大きさは必ず変わる、と信じているからに他なりません。
みんながみんなスゴい環境で音楽を楽しめたら最高なのですが、実際はそうもいきません。
音楽って多分絶対きっといちばん生活に寄り添う文化だとずっと僕は思っています。
音楽を聴く道具であるイヤホンを、ただの聴く道具ではなく音楽のプレゼンターとしてとらえたい、そしてイヤホンから鳴る音に出来うる限りの【制作側の熱量】をのせて響かせたい。その結果、必ずリスナーの感動深度は深まる、そう考えました。
そしてそれを、可能な限り多くの人の手に届くであろう求めやすい価格で実現することで、必ず新しい価値や未来が生まれるはず。
そう信じてHi-Unitを立ち上げました。
Hi-Unit × 凛として時雨 ピエール中野
今回、凛として時雨のピエール中野さんと、Hi-Unitがイヤホンをいっしょにチューニングしたのは、
このHi-Unitの想いから生まれたHSE-A1000のポテンシャルに中野さんが感動してくれたから、そしてお互いの想いや方向性が合致したからです。
※中野さんの許諾をいただき掲載しています。
中野さんが読んでくれたインタビュー記事はこちら
中野さんからの「是非ともやりましょう!」から
僕の返信は「いっしょに中国に行きましょう!」
さらなる中野さんの返信は「行きます!」
後日マネージャーさんからは「どんどん気持ちだけで前に進むように、あれこれ決まっていくから、ついていくのが大変でした」と言われたり。
ともあれこのやり取りから約3ヶ月後の2019年11月末、中野さんと中国の工場に向かい、チューニングを行いました。
※いま思えばすごいタイミングでの中国渡航でした。この後世界的パンデミックであるコロナ禍となり、渡航ができなくなります。(202108追記)
※中国の工場での様子をば
中国の工場もしっかりと事前から準備を行い、タイトなスケジュールの中で、見事としか言えない形で完了することができました。
厉害!(li4 hai)多謝!(duo1 xie4)
中野さんとアルペックスさんと中国で酒を酌み交わしながら話したこと、
「すんげぇ未来を世界を創ろう、いや創れる!」
Hi-Unitのイヤホンは、必ず音楽を楽しむ日々に革命を起こします。
有線ピヤホン、2020年3月下旬発売
中野さんとのコラボレーションモデルHSE-A1000PN(通称:有線ピヤホン)は、3月末の発売予定です。
※予約開始などの詳細は後日ご案内いたします
どれくらいの店舗がお取扱いをしてくれるのかは、わからないですが、皆さんが店舗お問い合わせをしてくれると、その可能性は大きくなります。
【お問い合わせ確認セット】
・有線ピヤホン
・Hi-Unitのイヤホン
※引き続き、お取扱いの店舗さまを増やしたいのでご協力お願いします!
まずは現時点および発売日までに、店頭にてHi-Unitのラインナップを取扱してくれている店舗様から優先して、商品供給を行うことになると思います。
昨年発売されたTWSピヤホンの売れ行きを考えると、有線ピヤホンは、その価格からも、さらにスゴイことになる可能性があります。
現在Hi-Unitイヤホンの現行ラインナップのお取扱いをいただいている店舗様情報を掲載したページのリンクを掲載しておきます。
→ https://hi-unit.jp/pages/stores
※随時更新しています。
※実際の在庫状況などは店舗へご確認ください。
あわせて是非、中野さんが感動してくれたベースモデルHSE-A1000を楽しんでいただくといいかもしれません。
有線ピヤホンと【まったく同じ部品・構造】なのに、中野さんのチューニングでどんな風に音が変わったのか、を体感していただけると思います。
【追記】現在、有線ピヤホンシリーズは、パッケージをリニューアルした1と2、クラウドファンディングで1億円のご支援をいただき話題となり、通常販売やプロの現場でも多大な評価をいただく有線ピヤホン3、ミュージシャンがステージで使用するイヤーモニターで国内で圧倒的シェアを獲得するFitEarとのコラボである有線ピヤホン4、2024年9月末に発売する、ピヤホン史上最高レベルの音である有線ピヤホン5というラインナップです。その価格帯でも、価格帯に応じた以上の衝撃と感動をお届けできると思います。
https://hi-unit.jp/blogs/products
始まりはごく小さな渓流でも、流れを止めなければ大地を潤す大河になる。
Hi-Unitが目指す未来・その想いが、もし皆さんの心の琴線に少しでも触れることができたなら、一緒にその未来を世界を見に行きませんか?
【修正履歴】
2021/08 加筆・リンク修正などを行いました
2023/01 現況に即して加筆を行いました
2024/06 現況に即して加筆・更新を行いました