ネッコとイッヌのピクニック!

昔々あるところに、
ネコのネッコと、イヌのイッヌがおりました。

ネッコとイッヌは大の仲良し。
今日はお山にピクニックに行くようです。

「ねえイッヌ?お弁当を持って行こうよ!」
「いいねネッコ!さっそく作ろう!」

2匹はお弁当を作りました。

「イッヌ、準備はいい?」
「大丈夫だよ、ネッコ!さあ行こう!」

2匹はお山に向かって歩き始めました。

しばらくして、2匹はお山のてっぺんに。
とても良い景色です。

「いい景色〜!お弁当を食べようよ!」
「そうだねネッコ、もうお腹ぺこぺこだよ〜。」

2匹はお弁当を食べました。

「とっても美味しかったねイッヌ!」
「そうだねネッコ!さあ帰ろう!」

イッヌは帰ろうとしました。
しかし、ネッコはまだ帰りたくないみたい。

「どうしたのネッコ、疲れてる?」
「うん、ちょっと疲れちゃった…
 もう少し、休憩したいな…」

ネッコはイッヌに身体を近づけると、
イッヌの手を握りました。

「え、どうしたの、ネッコ…?」
「ごめんね、イッヌ…」

そういうとネッコは、
イッヌを抱きしめました。

「イッヌ、もう友達じゃいられないよ…」
「ネッコ…ごめん、僕がもっと早くに
気づいてたら、寂しい思いをさせずに
すんだのに…」

「ねぇイッヌ、私たち、友達はもうおしまいに
しましょう?これからは…」
「そうだねネッコ、幸せにするよ…」
「ありがとうイッヌ…ふふふ…」
「ネッコ、照れてるの?」

「違うわ、あなたのバカさ加減に
呆れてるのよ!」
次の瞬間、イッヌのお腹に穴が空きました。

「そんな…ネッコ、どうして…」
「これからはネコの時代よ。
あなたには消えてもらうわ。」

イッヌは遠のく意識の中で、
離れていくネッコを見つめていました。

「ああ、僕はこんなところで死ぬのか…」

その時です!
「待てい!」
「こ、この声は!?」
現れたのは、神様でした。

「か、神様…!?なんでこんなところに…」
「死ぬのは早いぞイッヌ君。蘇り、
あのネッコに復讐するのじゃ!」
「よ、蘇るってことは一回死ぬんじゃ…?」

次の瞬間、イッヌは転生しました。
イッヌは青眼の白龍になったのです。

「よし、成功じゃ!青眼の白龍よ、
ネッコたちを滅ぼすのじゃ!」
「滅びの爆裂疾風弾!!!」

ネッコたちは滅びました。
これからはイヌの時代です。

「よし、良いぞ青眼の白龍。
このまま世界を征服するのじゃ!」
「よーし!俺が新時代の王だ!」

冒険は始まったばかりです。
めでたしめでたし。

さて。

途中で神様が出てきて、物語を終わらせました。

これを、デウス・エクス・マキナ、
機械仕掛けの神、といいます。

これがしたかっただけです。

今日はここで終わり!

またね。

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