現在地:中華BLとスピンオフ


※この記事を作成後、なんとWOWOWでの放送が決定しました…!!!WOWOW様ありがとう!!!2021年3月28日の放送です!!WOWOW入ってない人はまだ間に合うので、ぜひお手続きをしてみんなで観ましょう!(ちなみにアニメ魔道祖師のめちゃ可愛いちびキャラ版アニメ、「魔道祖師Q」も4月から放送予定なので入ってて損無し)


我慢出来ないので先に言いますが、「乱魄」は全人類観て!!

主語デカ芸はつまらないと思っていますが、我慢できませんでした。


さて、3月頃に急に嵌った中華BLというか、墨香銅臭作品の魔道祖師(ドラマ版である陳情令)への向き合い具合ですが、現在お仕事を嗜んでおりませんのでほぼ毎日就寝前に陳情令を2話ずつ視聴。
もしくはWOWOWで放送中のアニメ魔道祖師を3話ずつ視聴という生活を送っております。
陳情令は先日無事に二度目の50話完走しまして、また1話から始める三度目の完走へ向けてのスタートを切ったところです。
ちなみに魔道祖師の実写ドラマ版、陳情令ですが現在は楽天TVでの配信。各店でDVDレンタル。Blu-rayはBOXで販売中です。
Blu-rayBOXはめちゃめちゃ特典が付いて値段的にもコアファン向けなので、ちょっと観てみるかという感じなら楽天TVもしくはレンタルがおすすめ。
※最後に各種リンクまとめます。

陳情令については以前noteを書いたので、今回は冒頭我慢できずに言った陳情令のスピンオフである「生魂」と「乱魄」について書きたいと思います。
二作品とも残念ながら現状、日本で正式に配信されているものではありません。中国でも配信のみで円盤にもなっていないようです。
私はこの二作品、配信で英語字幕と中国語字幕、アプリを使ってとんでも珍日本語字幕と色々な言語で視聴して内容を拾っていきました。
そのため、正しい解釈では無い可能性があります。

スピンオフ「生魂」

まず「生魂」(英語名:The Living Dead)
舞台は、かつて不夜天だった扶風城という町。
温寧が通りかかったこの町は、夜に明かりを灯すと鬼が出て、生気を吸われ干からびて一夜にしてミイラのようにされてしまうという奇怪に見舞われていた。
謎を探る途中、夜狩へ来ていた藍思追と遭遇し共に奇怪を解決するため立ち向かっていく……。

陳情令に登場する、鬼将軍と呼ばれた温寧と藍氏の若き仙師である藍思追がメインの作品とされていますが、
思追は相棒的な存在で、陳情令の最終話以降、魏無羨の傍を離れて自分で考え生きている温寧が主人公と言っていい作品だと思います。
本編に比べると序盤は鬼が引き起こす奇怪にスポットが当たっており、ホラー要素が強めな印象。
謎を解いていくうちに背後にある愛憎が怪奇を引き起こす原因になっていることが明らかになっていくミステリとラブストーリー要素もあります。
陰鉄や傀儡など本編の背景をしっかり引き継いでいるので、本編を観ている者の特権「あーこれね!」感もしっかり味わえます。

何より陳情令では、理性を取り戻したといえ魏無羨を中心として自分の行動を決めていた温寧が、自らの意思で行動し未来を選ぶ姿が何とも頼もしいのです。
そこに思追もいることがまた、生魂に描かれていないこの先を感じられるようで、なんとも晴れ晴れとした気持ちになる作品でした。
健気で優しい温寧が、魏無羨との出会いを経て成長した姿にクローズアップされている作品かと思います。
アクションシーンも多めだったかな。温寧があの鎖を枷ではなく、良い感じに自分の意思で使いこなしているのも嬉しい。
陳情令の主人公出ないんでしょ?と思って観ないで良いやと思っている方がいるなら、観るともっと魏嬰のこと好きになっちゃうと思いますよ!
90分という短い時間に、丁寧にまとめられた作品でした。

スピンオフ「乱魄」

そして「乱魄」(英語名:Fatal Journey)
舞台は清河聶氏の本拠地である不浄世。
聶氏は先祖代々、他家の剣術とは異なり刀術を修めている。在る時、代々伝わる刀術に深く関わる祭刀堂という祠を盗賊が荒してしまう。
それにより祭刀堂へ異変が起き、兄の聶明玦はその異変を治めると同時に弟の懐桑へ、今まで告げていなかったある秘密を告げることに決めるが……。

時間軸としては、三尊が義兄弟の契りを交わした頃かと思います。
陳情令は基本的に、主人公の魏無羨が見た、もしくは聞いた場面で構成されているため、それ以外の場面は物語の枠外となりほぼ語られていません。
懐桑なんて本編にかなり深い爪痕を残したキャラクターですが、割とあっさりというか、ほぼ語られていないのです。
本編を完走した方には、きっと忘れられない。でもそう言えば謎の多い懐桑。大哥との兄弟仲は実際どんなものだったのか。
ファンからは総監督なんて仇名が付いているようですが、彼が何故あのような道を選んだのか。

聶兄弟が義兄弟だという設定も、原作でもただ一文で語られただけだったと記憶しています。
この辺は完全に私の想像なんですが墨香先生ったら、あえて兄弟のことを仔細に書かなかったのではないでしょうか。
大きな軸と思える部分も大胆に省略して書く事で、複雑に交じり合う事件や人間関係の中でも主人公が埋もれることなく主人公らしさを発揮していると思います。私なら全部書きたいし書いちゃうね。編集が上手い。
話を戻して、各仙家に少なくとも四名は血族がいるというのに、聶家は明玦と懐桑の二人しか登場しないのです!
この点に着目して、スピンオフを作ろうと思ったスタッフの皆さん本当に天才!!!
聶家の因縁から始まり、義兄弟ながらに深い絆で結ばれた双聶を知り、本編では描かれなかった懐桑の志やひととなりも知る事が出来ます。
そして物語の幕引きが実に素晴らしく、本編の核心である十六年後へと深く切り込んだシーンで終幕。
本編での重要キャラクターである金光瑶は、この乱魄でも深く関わっています。
ED曲の聶兄弟のキャラソング「清河訣」も良いんですよね……ファンの方が和訳してくださった歌詞を観ましたが、天を仰ぎました。

こちらも80分程度の短い時間の作品ですが、ここまで作品愛に溢れたスピンオフを作成してくださった皆さんに感謝しきりです。
乱魄を観た後、確実に陳情令もう一回観る!!!となると思います。そして、聶懐桑への想いは確実に変化すると思います。

陳情令スピンオフ、三部作予定だそうでして残るは「義城編」と呼ばれる、本編で義城という町での出来事に登場したキャラクターを中心に描かれるようです。
義城編もかなり大好きなパートなので、観られると良いな……。

各種リンク

「生魂」、「乱魄」の視聴方法ですが幾つか配信サイトがあるのでお調べの上、お好みのものを利用してください。
私は中国番組視聴アプリの爱奇艺aiqiyi、略称「iQIY」という番組視聴アプリで視聴しました。
こちらのアプリ、日本語対応しているのでとても使いやすいです!そして、新規ユーザーは一ヵ月無料で楽しめるのでお得!
日本語字幕も対応していますが、機会的に翻訳された魔翻訳ですので内容を理解するには英語訳などと併用しつつ頑張りましょう。

陳情令に嵌った人は、このスピンオフ、観ないと本当に勿体ないです。
ぜひWOWOWで正式に放送して欲しいと思いますので、リクエストメッセージ送って来ようかな。

以下にリンクをまとめますので、ぜひ活用してくださいね!

「生魂」予告

「乱魄」予告

魔道祖師ポータルサイト

私の使用したアプリもリンクしておきますが、iphoneのみで利用確認しておりますので、詳細は各自でご確認ください。

iQIYIアプリApp store

iQIYIアプリGooge Play


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