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【バイナリー裁量紹介】RSI×移動平均線 新入研究員「一軒家」の裁量研究2 【バイナリー勉強】


今回「一くん」に勉強してもらう裁量は
先日も使用した移動平均線と
オシレーター系では人気トップ3には入るであろう
RSIを使った裁量手法です
世の中にはRSIが70を超えたら買われすぎ
30を下回れば売られすぎなので
そこで逆張りエントリーをすれば良いと
紹介している方が非常に多くいらっしゃいますが
そんなものに騙されていては一生利益をあげられません
「一くん」も以前そんなことを言っていましたが
それがどんなに信憑性のないものか
少し勉強すればわかります
ぼくが「一くん」と皆さんに
RSIの根本からご紹介したいと思います
では、RSIとは何か
本日はここから始めたいと思います

RSIはRelative Strength Index
こちらの頭文字です
よく日本語訳で「相対力指数」と書かれていますが
こんな直訳だと「一くん」がついてこれないので
噛み砕いてみると
価格の上がる勢力と下がる勢力を比較した時に
どちらの勢力の方が優勢なのかということを示しています
ちなみに30とか70とかよく言っていますが
単位は%です これを知らない人もかなり多いと思います
では実際にこの%がどのような意味を表すか
RSIを表す式から紐解いていきます
「あれ、一くん、この資料じゃないな」
「これ、前にコダチャンで使ったやつだから」
「あー、そうそうこれこれ」
ではこちらをご覧ください//画像1
これが大本のRSIの式になります
しかし、これだと多くの方が困ってしまうと思うので
僕なりに簡単にするとこうなります//画像2
数式自体は他の方もよくこのように紹介していますが
AとBの表現の仕方をサイ研流にアレンジしております
後ほど説明いたします
基本的に期間nは14で考えます 
注意していただきたいのはこの14が時間足によって
14分のときもあれば14日のときもあるということです
どういうことかと言うと期間というのは
ローソク足の本数を基準にしております
もちろんバーチャートを使用していればバーの本数ですが
便宜的に今回はローソク足で説明します
そのため期間を14
時間足を1分に設定したのであれば
ローソク足14本分つまり過去14分を計算したRSIが表示されます
にもかかわらず、多くのYouTuberやブログは
時間足に関係なく「RSIの期間を14日に設定する」と
平気で紹介していますがこれは間違いですから気をつけてください
ちなみになぜ14で考えるかというと
開発者のJohn Welles Wilder.Jrが色々テストしたら
14日がベストだったよと紹介したからです
ちなみにワイルダーさんはRSIを紹介した
New Concepts in Technical Trading Systems
の中で日足のdaily bar chartと限定しているので
期間を14日と言っていいわけです
そういえば、ワイルダーさんが
あらゆるものの周期が28日だからその半分の14日を重要視した
と紹介しているブログをよく見かけますがこれも事実ではありません
先程お伝えしましたが
あくまで定量的にテストしてベストなのが14日だったというだけです

では今度こそ この式を使ってRSIを紐解いていきます
期間を14にして考えると
Aはローソク足14本のうち陽線の終値と
前の足の終値を引いた差額をすべて足したものです
例えば陽線の終値が105円
その1つ前のローソク足の終値が104円であれば
1を足します
Bはその逆です 前の足の終値から陰線の終値を引いた差額を全て足します
なのでAが5 Bが3なのであれば
5/5+3に100をかければいいので 
0.625×100となりRSIは62.5%となります
では、ある例を考えてみます
こちらをご覧ください//画像4
これは架空の相場状況を表にしたものです
パターン1も2もRSIは同じく75%ですが
グラフを見ていただけると分かる通り
値動きや相場状況はかなり異なります
パターン1はローソク足8本目からゆるいトレンドが見受けられ
このまま上昇していくようにも見えますし
もしかしたら下降に転じるかもしれません
パターン2は長いレンジ相場の後
一気に上昇しております
レジスタンスラインをブレイクし
トレンドを形成していくかもしれませんし
一瞬の値上がりなだけで押し戻される可能性だってあります
はたまた重要な指標が発表され
一時的に相場が荒れているだけという考え方もできます
「一くん」はこれを見てもRSIが70を超えたら
買われすぎだから逆張りすればいいやってなるかい?

先程お伝えしたとおりRSIの数値だけを見ていても
相場の状況やトレンドを把握することは困難であり
ましてや数値だけを見て逆張りの判断をするなんて
飛んで火に入る夏の虫くらい危険な行為です
では、実際にどのようにRSIを見ていけばよいか考えていきましょう
前半でRSIは価格の上がる勢力と
下がる勢力どちらが優勢なのか判断する指標だとお伝えしました
ここに立ち返ります
イメージしてください
価格がローソク足1本ごとに一生100円、101円、100円、101円・・・
と変化していたらRSIの数値は何%になるでしょう
先程の式に当てはめなくても簡単にわかりますが
期間が14なのであればどこの場面を切り取っても
RSIは50%になります
「では一くん、これは相場的にはどのような状況だい?」
ヒントはよく「一くん」が編集で使っているあの「ちん」って音だよ
「そうそう、レンジ相場だよね」
ではレンジ相場とは一体どんな相場かというと
価格が一定の価格幅の中で
上がったり下がったりラジバンダリを
繰り返している相場のことです
つまり、価格が上がるパワーも下がるパワーも
ほぼ変わらないということなんですね
「一くん」以外はもうお気づきかもしれませんが
どちらのパワーも変わらないのであれば
レンジ相場内であれば
RSIは50%付近をさまようことになります
では次の状況でのRSIの値を考えていきます
またイメージしてください
期間は14です
価格がローソク足7本目まで1円ずつ下がり
その後14本目までは1円ずつ上がっていきます
この時のRSIは何%でしょうか?
実はこちらも50%になります
しかし、この後価格が1円ずつ上昇していけばどうなるでしょうか?
もちろんRSIの値はみるみる増え
もし、7本連続で1円ずつ価格をあげればRSIは100%になります
そしてこれはトレンドと呼ばれます
ここでローソク足14本目のRSIが50%のポイントを見ると
トレンドの丁度真ん中ですよね
一くんはここでHIGHボタンをポチッと押したかったはずです
しかし、実際にはそんなことはできなかった
なぜなら今まで30や70という数字に踊らされていたから
では、どのようにすればこのタイミングでエントリーできるのか
残念ながらバイナリーの神様コダ神がこれからトレンドだよと
教えてくれるわけではないので
自分でトレンドの予兆を見つけなければいけません
それでは皆様お待ちかね
今回はコダ神の代わりに私 戸建達男が
トレンド相場内におけるRSIと移動平均線を使った
裁量手法を紹介致します

では、MT4画面にうつり検証していきましょう 
通貨ペアはUSDJPY 時間足は5分足にセットしております
インジケーターの挿入から始めます
画面上部の挿入からインディケータ、オシレーターそして
Relative Strength Indexをクリック
期間は14 適用価格はcloseのままで結構です
レベル表示は50だけにしておきます
次に同じく挿入→インディケータ→トレンド→Moving Average
今回は期間を28 種別をexponentialにします
何はともあれ、まずはトレンドの予兆を見つけなければいけません
メインウィンドウの移動平均線の動きからトレンドを探します
移動平均線の詳しい説明は別チャンネルのコダチャンで
3回の講義にわけておこなっておりますので
そちらを参考にしてください
概要欄にURLを添付しておきます
では、「一くん」は当然それを見たという前提で説明するよ
戸建のバイナリー教室8日目でグランビルの法則を紹介したけど
その時に最も綺麗なゴールデンクロスと最も綺麗なデッドクロスという
トレンド形成の見分け方を紹介したことを覚えているかな?
そこではゴールデンクロスを
移動平均線が一定期間下降しその後横ばいまたは少し上昇したタイミングで
ローソク足が移動平均線を下から上に突き抜けた場合と定義しました
デッドクロスはその逆です
今回もそれを使ってトレンドの予兆をみつけます
例えばこんな場面です
移動平均線が下降したあとに上昇して
ローソク足は下から上に突き抜けているのがわかると思います
綺麗なゴールデンクロスです
1本目の赤い線だとリアルタイムでチャートを見ていた時に
移動平均線が上昇しているのかどうかわかりにくいと思うので
その時は2本目の赤い線のタイミングを
エントリーの指標にするといいかもしれません
ではトレンドの予兆が見つかったところでサブウィンドウをみてみます
ここではRSIが50%を超えていれば次足の始値でHIGHにエントリーしてください
先程の式から上昇トレンドであれば50%を超えていれば
価格の上がる勢力が強いと判断できるためです
ちなみに判定時間はローソク足3本後にするといいと思います
ですので今回であれば15分判定
時間足を1分に設定するのであれば3分判定になります
このタイミングは勝利しています
次はLOWエントリーのタイミングをみてみましょう
すぐとなりに良さそうなポイントがあったのでこちらで説明します
移動平均線が上昇した後、横ばいになり
ローソク足は上から下に移動平均を
突き抜けているのがわかると思います
これもリアルタイムだと移動平均線の状況が判断しにくいかもしれないので
念の為3本ほど黄色の線を引いておきました
サブウィンドウに目線を下げRSIを見てみます
ここではRSIが50%を下回っていれば
先程同様次足の始値でLOWにエントリーしてください
このポイントでも勝利しております

では、試しに1分足でも見てみましょうか
こちらはピンクと赤の線を引いております
ピンクは間違ってHIGHエントリーしそうなポイントです
こちらでなぜエントリーしてはいけないかというと
移動平均線が下降した後横ばいもしくは上昇したタイミングで
ローソク足が下から上に突き抜けるという条件に当てはまっていないからです
よく見るとまだ下降している途中なんですよね
なのでその次にローソク足が突き抜けた
赤い線のタイミングでRSIを見てみると
50%を超えているのでHIGHにエントリーします
3分後しっかり勝利しております
もちろんどんな時でもこれで大丈夫というわけではありませんが
RSIが30とか70とかで逆張りという手法よりは
RSIの根本に立ち返った裁量なので、根拠があるものだと思います
皆さんも期間や時間足を変更して是非検証してみてください

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