歯科医師連盟は誰のために活動している？

　「連盟に会費を払うのはなぜ？」「連盟って必要？」そういった質問を会員の先生からよく伺います。そうした疑問に答えるこの企画。今回は連盟の役割を「政治資金規正法」から読み解いてみましょう。

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連盟は何をするところ？

　政治団体の仕事は何かと言われると、なんとなく選挙で応援しているイメージかもしれません。それも一つあります。

ですが選挙で応援するのは、あくまでも手段であって目的ではありません。

政治資金規正法には、政治団体の仕事内容についてこのように書かれています。

第三条　この法律において「政治団体」とは、次に掲げる団体をいう。
一　政治上の主義若しくは施策を推進し、支持し、又はこれに反対することを本来の目的とする団体
二　特定の公職の候補者を推薦し、支持し、又はこれに反対することを本来の目的とする団体
三　前二号に掲げるもののほか、次に掲げる活動をその主たる活動として組織的かつ継続的に行う団体
イ　政治上の主義若しくは施策を推進し、支持し、又はこれに反対すること。
ロ　特定の公職の候補者を推薦し、支持し、又はこれに反対すること。

　当連盟は歯科医師連盟ですので、歯科界に関わる多くの人達が十分に満足な環境で仕事ができるよう働きかけ、歯科業界が発展することで国民が健康で幸せになることを究極の目的としています。

それらを政治上達成するために、志を同じくする議員や候補者を推薦し、支持することを組織的かつ継続的に行っています。

歯科医師連盟は誰のために活動している？

　歯科医師会と連盟は活動対象が異なります。

連盟は「会員の権益確保」のために活動しています。一方、歯科医師会は「公益活動」を担っていますので、会員のためだけに活動をするというわけにはいかないのです。

　対外的な公益活動を担う歯科医師会と、会員のための活動を担う連盟。お互いに役割を担いながら国民の健康を守っています。

まとめ

　歯科医師会は主に地域住民のため、連盟は主に会員のための活動をしています。互いの担う役割を十分に果たすことで、歯科界が発展し国民の健康が守られます。

■制作：埼葛歯科医師連盟
■配信元：埼葛歯科医師連盟note制作委員
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