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食生活

子供を産んで5年が経過した。
新米母ちゃんってのももう取れて、5歳児のお母さんになった。

ありがたい事に息子も大きな怪我や病気もなくスクスクと元気に育っている。
最近では、好きなことがハッキリしてきてなかなか面白い。
5歳児の今は、NHKが好きだ。
そういうと、年齢的にEテレの子ども番組が好きなのかと思われるが、息子が今一番ハマっているのはのど自慢だ。
のど自慢が始まると飛んでいってテレビにかじりつく。
そして、歌ではなく秋山気晴さんの鳴らす鐘を待ち焦がれている。

少しこだわりが強いが、それは個性だと飲み込めるようになった。

というのも、少し前というか、息子が生まれてから3年くらいは息子の成長に際して、不安しかなかったのだ。
他の家の子と比べて成長がゆったりだったのもあり、(いまもだけど)保健師さんに相談してみたり、隣の隣の市まで出向いて、療育に連れて行ってみたり…

健診時に保健師さん数人に囲まれてお話を聞かれた時もひとり親だから特別扱い(悪い意味で)なのか?と不安になったり疑心暗鬼になって、嫌な気持ちになったり(今もそれトラウマだけど)

子供を産む前から知っている保健師さんだったので距離がいい意味で近くて心配してくれたんだろなと今なら思うんだけど、当時はほんとに、
「大丈夫です」バリアを張るしかできなかった。

検診の時の問診票に、朝 昼 晩 のご飯と、おやつ、飲み物、排泄などを書くのがあって、自宅から書いて持ってくるんだけど、1歳〜3歳って特に、食べてくれたら御の字期間な気がするんよね。

だから、主菜 副菜 なんて概念はなくて、とにかく食べるもの、食べてくれるものを記入しちゃうわけですよ。

そうすると、栄養の話が始まるんだよね。


わかってるの!分かってるんだけど、食べないんだもん!!!となるお母さん、多分私だけじゃなかったはず。(実際、そんな声はよく聞いた)

うどんしか食べない子
ご飯を嫌がる子
お菓子しか食べない子
フルーツが苦手な子
野菜が嫌いな子
さまざまですよ。

うちの場合は、野菜しか食べない子 でした。
一見良いように見えますよね?
実際周りのお母さんから、良いねー、うちなんか野菜たべないよぉ!なんて言われましたが、違うんですよ。

米食べずに、魚と芋と人参、玉ねぎしか食べない。
お肉は噛んだ後に吐き出す。
魚食べるだけマシ。

あと、うどん。

流石に、こんだけしか食べない息子の身体の栄養状態、心配になったよね。

保健師さんも、なんとも言えない感じで…、野菜食べてるからなぁ…なんて。

そんな息子も2年も経てば、保育所の給食のおかげもあり、そこそこ食べるようになった。

食べれなかった納豆も大好きになり、トマトも湯むきしたら食べれるようになった。
年少の時に食べれなかったチーズもなんとか克服できた。

唐揚げも好きだし、ウインナーも好きだ。

牛肉や豚肉は相変わらず吐き出すけど、もう少しお兄ちゃんになれば、変わるだろう。
毎朝、保育所の時はカレーでキメる。
(これが1番効率が良い)

要は、最近は開き直ったのです。

こうしなきゃ無いとか、あぁしなきゃ無いなんてのは、たしかに保健指導の面では必要なのかもしれないし、本来それが出来るに越したことはない。

でも、出来ない時、どうしても難しいとき。

お母さんやお父さん、家族が笑顔になれない方が、よほど悪いと思ったんだよね。

食べないことに対して怒鳴りつけるより、食事は楽しいを教えたりする方がずっと良い気がした。
そして、状況も子どもの成長により変化する。

前は朝ごはんに卵焼きや目玉焼き、ウインナーやパン、ご飯にスープや味噌汁と、朝からちゃんと用意して食べさせようとしてきた。
結果食べなくて食べないまま保育所に行くことも多くなった。
でも、朝ごはんを食べないで行くと当たり前だけど頭が働かない。
その分ボーッと過ごす時間が増える。

そんな様子を聞き、息子に朝に何が食べたい?と聞いてみたら、カレーというのだ。
そこからカレーorお茶漬けの日々が始まったけど、食事に興味のない息子が毎朝「朝ごはん食べる」ということは大きな進歩だ。

オーダーは上記の通りカレーかお茶漬けだけど。

息子にとって、私にとって何が大切だったかというと、心の余裕だったんだと、食べてくれないことで悩むより、食べられないことで怒られるより、食べれた嬉しい と、 食べてくれた嬉しいのWINWINが良いと思った。

自己肯定になるけど

家事に関してもそうだと思っていて、溜めてもやるのは自分、すぐやっても自分、どのみち自分なら、許される限り好きなタイミングでやりたい。

お皿洗いをぶん投げて、息子と山に散歩に行って、帰ってきてゴロゴロして、お昼寝して、晩御飯を適当に済ませて、また2人で別なことをする。
息子が寝たら食器を洗い、片付けて、部屋を片付ける。
掃除機は明日気が向いた時に。

これだけで張り詰めた糸もゆるゆるになり、ゆとりが生まれた。
スケジュール管理苦手人間な私には、これが最適だった。

そもそも適当人間に、一般的な完璧な育児は出来るわけもなく、自分にとって、楽で自分の中では完璧なプランで子育てしていく方が良いというお話でした。

一度きりの人生で、子供との貴重な1日。

ここにこの子がいるだけで奇跡。

なるだけ怒らず笑顔で過ごしたい。

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