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肌のタイプ別ケアについて 脂性肌編


肌のタイプは
普通肌 水分と皮脂のバランスが良い

脂性肌(オイリー肌)  水分 皮脂ともに多い

混合肌  部分的に皮脂が多く、乾燥しがち

インナードライ(隠れ乾燥肌)   水分が少なく皮脂が多い

乾燥肌 皮脂も水分も少ない


脂性肌は顔が異常にテカり常時ベタついた状態です。
脂性肌は皮脂が過剰に分泌される肌のことです。皮脂やテカリ、ベタつきは本来お肌を守るためのものです。
そんな皮脂を過剰に分泌しているのはお肌のバリア機能が低下している状態です。
つまり皮脂が過剰に分泌されていないと守れない状態のお肌になります。

脂性肌の原因である皮脂分泌を抑えるには

お肌のバリア機能を高めること

です

脂質は先天的なものだけではなく、生活習慣、スキンケア、季節によっても変化します。

後天的、一時的な変化であれば原因を知ってスキンケアなどで対策ができます。

脂性肌を改善するために正しいスキンケアをしましょう。続けることが大事です。

筆者も脂性肌でした。



脂性肌の原因

原因1 皮脂の取りすぎ
脂性肌の方は皮脂が多いことで起こるトラブルに過敏です。
それゆえに「皮脂=悪いもの」と思われがちですが
皮脂を取りすぎる(摂取ではない)ことが原因になります。
確かに皮脂は顔のテカリや大人ニキビなどを引き起こしますが、お肌の水分蒸発や細菌・カビなどの侵入を防ぎ、外的刺激からお肌を守っているのも皮脂です。洗顔やあぶらとり紙などで必要以上に皮脂を取りすぎてしまうと、お肌を守るためにより多くの皮脂が分泌されるため、悪循環に陥ってしまいます。

潤いがあり刺激にも強い「理想的なお肌」には皮脂は欠かせません。そのため、肌の過剰な皮脂を取ったら、保湿を行ってみましょう。保湿の後は、水分を保つために乳液などで蓋をするといいでしょう。また、保湿は肌を直接潤すスキンケアと口から取り入れる方法があります。こまめな水分補給も保湿のためには必要です。


原因2 ホルモンバランスの乱れ 

女性のお肌は、ホルモンバランスの影響を大きく受けます。たとえば、思春期や生理の時期は肌荒れに悩む方が多いですが、これは皮脂分泌を促すホルモンが活性化するため。本来なら必要ない皮脂が分泌されることで、顔がテカったり、ベタついたりするのです。

上記はあくまでも一時的な脂性肌なので、2週間ほどでお肌は落ち着きます。とくにスキンケアを変える必要はありませんが、脂性肌ではない方が「自分は脂性肌だ」と思い込み、脂性肌のスキンケアを始めてしまうことがあります。もちろん正しいスキンケアなら問題ありませんが、皮脂を取るスキンケアを続けてしまうと一時的な脂性肌が慢性化してしまうのです。

思春期や生理時期のホルモンバランスの乱れは避けられないもの。時期によって一時的な脂性肌になることを理解し、慌てずに対処することが大切です。
なお、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れることで脂性肌になるケースもあります。ホルモンバランスを整えるためにも、

日頃の生活習慣を見直す

ことが大切です。

原因3 間違ったスキンケアによるお肌への刺激

間違ったスキンケアでお肌に刺激を与えると、皮脂分泌を活性化させてしまうため注意が必要です。
たとえば、以下の行為はお肌に刺激を与えてしまうため、皮脂分泌を促進してしまう可能性があります。

✓一日に何度も洗顔をしている
✓熱いお湯(冷たすぎる水)で顔を洗う
✓クレンジングや洗顔時にゴシゴシ擦ってる
✓顔を拭く時、ゴシゴシ擦ってる
✓ピーリングなどの摩擦が起きるケアを続けている
✓紫外線対策をしていない


上記の中で思い当たるスキンケアをしているなら辞めるべきです。
正しいスキンケアに切り替えましょう。


脂性肌を改善するための留意点

・皮脂を取りすぎない
皮脂はお肌を守るバリアのようなもの。取りすぎてしまうと皮脂の過剰分泌を促し、果てには乾燥を招くおそれもあるため、皮脂を取るスキンケアをしている方は取りすぎないスキンケアにシフトしましょう。

洗浄力が強いクレンジング剤や洗顔料は、必要な皮脂まで洗い流してしまうためおすすめできません。成分や洗い上がりがやさしいものを選び、不要な皮脂だけを取るスキンケアを心掛けましょう。


・健康的な生活を心掛ける
脂性肌の改善には、健康的な生活が必須です。
食事では、脂性肌に効果が期待できる栄養素を積極的に摂取することをおすすめします。たとえば、ビタミンB1・B2・Cは皮脂分泌の抑制やコントロール、酸化防止に、パントテン酸は脂質の分解に効果が期待できると言われています。栄養バランスを考えながら、日々の食事に取り入れてみてください。

また、睡眠不足やストレスはお肌の新陳代謝を悪化させ、水分と油分のバランスを崩します。生活のリズムを整え、早寝早起きを心がけたり、ストレス発散になる趣味を見つけたりと、少しずつ生活習慣やメンタルケアを見直すことが大切です。

さらに、喫煙も皮脂分泌量の増加に関係しています。タバコの「煙」が肌表面に付着すると、お肌は煙を害だとみなし、皮膚を守るために皮脂分泌を促します。喫煙はビタミンCを大量に消費することでも知られているため、脂性肌だけではなく、お肌そのものにも良い影響を与えません。


・お肌への刺激を防いでバリア機能を保持する
お肌に備わったバリア機能は、万能ではありません。とくに摩擦に弱く、刺激を受けるとお肌を作る角質細胞の結束を弱めたり、刺激に対して過剰な防御反応を見せたりします。そのため、お肌に触れる際は摩擦を与えないようにそっと触れることが大切です。

たとえば、クレンジングや洗顔時、タオルで顔を拭くときには摩擦による刺激がおきやすいため注意が必要です。花粉やアレルギーなどで目元を擦ったり、掻いたりするのもお肌への刺激になるため控えましょう。
このほか、化粧水を塗る際のコットンやパッティング、メイク時のパフやチップなども力を入れすぎるとお肌へダメージを与えてしまいます。
なるべくお肌に触れないようにし、スキンケアやメイクなどで触れる際はやさしく触れることを意識してください。


・紫外線対策を徹底する
紫外線を浴びるとお肌の水分量が低下するため、これ以上乾燥しないように皮脂分泌が過剰になります。また、紫外線は皮脂を酸化させてお肌にダメージを与えます。紫外線を浴び続けると肌質の悪化だけでなく、あらゆる肌トラブルを招くため、1年中紫外線対策を徹底しましょう。

紫外線は太陽が出ている時間帯なら、季節や天気に関係なく降り注ぎます。紫外線量が少なくても、たとえ数分でもお肌はダメージを受けるため、日焼け止めはもちろんUVカット機能がついた帽子や日傘、サングラス、衣服などでお肌を守ることが大切です。
なお、紫外線は窓ガラスを透過して部屋のなかまで届くため、室内にいるときも紫外線には注意しましょう。遮光カーテンやUVカットフィルムなどを活用し、紫外線が室内に入らないように工夫してみてくださいね。化粧下地に日焼け止めを使ったりなどもしてみましょう。


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