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レンズを通して取り戻した世界

ちがっても輪になる世界はここにある

サイゴンの輪 オーナーのKayoです!!


みんなツイてる???


私はめっちゃツイてます!!!

ヤヴァイです!!

出会いはこのnote。

なんだかアンニュイな雰囲氣のプロフォトグラファー #原哲也  さん。

「他のカメラマンでこんな撮られ方したことない」と被写体になった人がみんな口をそろえて言う、

そのゆえんを、本日体感したしました。


東京から、遠路はるばる、私とムスコの写真撮影をするためだけに、

日帰りで(!)来ていただきました。


一言で言うと、「初めまして」の氣がしないってやつだ。コレ。


SNSでもほぼコメントをしあうことなく、突然私が彼のツイッターに連絡をして、

「原さんに撮ってもらいたい!」って、たぶん85%くらいのワクワクと、15%くらいの不安を抱えて送信ボタンを押したことを覚えている。


原さんは怪しむことなく(怪しんだかもしれないけどw)快諾してくださった。


しかもビビるほどの低額料金で。


「私顔が怖いので、宣材写真をムスコと撮って柔らかく見えるようにしたいです!」

って、自宅のカフェについていなや伝えた。

「そうですね」

いやそうですねって、「そんなことないですよ」とか言わない、そんな原さん、この人、ゆだねられる、ってその時直感的に思ったんだ。


始まってみると、

いきなり父と母と、兄姉と、小さなころの私と、

むっちゃくちゃ語らされた爆


最近幼少期語ること本当多いな。笑



幼い私は、

幸せに満ち足りていたわけではなくて、

与えられていたものの名前を知らなくて、

「愛」が欲しいといつも泣いていたんだけど、それを人様に、

ましてや両親なんかにみせてたまるか!


と生きていたから、

原さんに語ることで、私はまた切なくなった。


原さんは、一通り聴いたところで、

「じゃあ中学生の佳世さんがそこに座ってます。抱きしめてあげて、言葉をかけてあげてください」


!!!


あかん!!これ、泣いてまうやつや!!!

中学生の私も、ベトナムに渡る前の私も、離婚した時の私も、


自分を自分で認められなかった私は、


35歳の私に抱きしめられて、安心して、泣いていた。

ずっと、温かく包み込まれたかったんだな、この子は。


そう感じた。

近所の、子どものころから庭のように遊んでいた廃線敷でも撮影した。



ここはたぶん、本当に私の心の中まで許せる場所だったから、

ここでの撮影は特別なものになるだろうと思っていた。

原さんは、真っ暗のトンネルの中で、

「中学生の佳世さんがお父さん、お母さん、お兄さん、お姉さんに囲まれています。みんな笑ってます。目を閉じて想像してみてから、レンズを見つめてください」

とシャッターを何度も押した。


トンネルから出てから、

原さんは言った。

「あのトンネルは、今まで佳世さんが通ってきた道で、

今潜り抜けて光の中にいます。白い光に包まれたら目を開けて、こちらを見てください」


そういうことか。



原さんは、今までの私を一つ一つ、寄り添いながら、「今」の私まで導いてくれた。

カメラはツールなだけで、彼がしていることは「人を本来の人に戻すこと」

なんだと教えられた。


今私は原点にいる。


氷の城塞の中にずっと膝を抱えてうずくまっていた

幼い私は、もう、与えられていたものの名が「愛」だということに

氣づいている。


フォトグラファー原哲也氏は

今、大きく舵を取って海原を出ようとする私に、

しっかりとコンパスを握らせてくれた。

やっと私の人生が始まるんだ。


原哲也氏の撮影会の模様は期間限定でYoutubeで公開しています。


【著者 kayo *自己紹介】

1985年11月1日生まれ。
ADHDとASDを診断されている10歳のムスコが相方のシングルマザー。
結婚や離婚、人生の紆余曲折で仕事を変わるが、いつもだいたい営業職。(下着販売、複合機、生命保険、広告代理店、不動産)
2016年に当時6歳だったムスコを連れて、
行ったこともない、友達もいないベトナムに渡る。
現在は地元である兵庫県西宮市北部にて「みんな違ってみんないい」をキャッチコピーとしたベトナムカフェをオープン。

マイノリティや、多様性を認めあえる空間をSNSを通して発信している。

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