生まれました
5月10日に予定帝王切開にて3人目、次女を出産しました。
予定日より2週間早かったこともあり、2580gと小さいですがとっても元気です。
低置胎盤が最後まで改善せず、大量出血の可能性があるため、助産院の提携先の総合病院での出産となりました。
初めての帝王切開、本やネットで情報収集したり、まわりの経験者にいろいろ聞いて挑みましたが、実際に経験してみて思ったのは
あたりまえだけど
帝王切開も立派なお産
ということ。
下から産めなかったことを悔やんだりする方もおられるようですが、、
術後こんなに痛いのに
誰かのために切腹するのに
ネガティブに捉える必要は全くない、むしろ誇りに思って良いことだと感じました。
もちろん、自然分娩を前提にたてたバースプランが叶わなかったりというのは残念なことです。
私も今回久しぶりかつおそらく最後の出産で気合いが入り
コロナ禍でも家族全員で立ち会いのできる助産院を探し、生まれる瞬間のビデオを撮りたいとか、臍帯の脈動が止まってから切るとか、パパにもカンガルーケアをしてもらうとか、それはもういろいろな希望がありました。
全部叶わなかったけど、こうして無事隣に元気な赤ちゃんがいる。本当にそれだけで十分だなと寝顔を眺めて感じています。
結果的に、大量出血はしなかったため自己血も使わずに済み、なんなら貧血にすらならず、翌日からの歩行もエイヤっと思い切って歩いてみたら意外とどんどん回復したので、ラッキーなパターンだったと思います。
手術のはじめ、麻酔が効き始めた時に少し恐怖心を感じましたが、身動きがとれない&じんわり温かくなる感じが酵素風呂に似ていたため、
“酵素風呂酵素風呂‥気持ちいい気持ちいい‥‥”と自己暗示をかけたら、そんな気がしてきてリラックスできました。
術中は好きな音楽をかけて良いと言われていて何のCDにしよう‥と悩みこの2枚を持参。
産まれた瞬間にはアンサリーのover the rainbowが流れていたと思います。
手術当日、翌日は麻酔の副作用から来る全身のかゆみ、後陣痛&傷の痛みや絶飲食時の喉の乾き、、いろいろと不快症状ありましたが、痛み止めを使いながらやり過ごし、喉の乾き対策は少し前に帝王切開で出産した友人から“濡らしアベノマスク”が最強と聞き、ずっと付けていたのでなんとか乗り切れました。
緊急事態宣言中のため総合病院では基本面会不可。父親のみ1日抱っこできる日があったものの厳重に対策を求められ、こんな出で立ちでマスクしての初対面。そりゃ赤ちゃんも怪訝な顔するよね。
今回の出産でなにより幸せだったのは、入院期間の後半、出産予定だった助産院に転院することができたこと。
ここはどこかのペンションかリトリート施設か?というほど癒やされる環境で
毎食毎食とんでもなくヘルシーで、想像の斜め上を行く美味しいごはんやおやつを食べ
ひたすらのんびり赤ちゃんと過ごす蜜月
最終日の夜はアロママッサージも受けさせてもらい、本当に入院自体が産後のご褒美でした。
2週間たった頃、家に帰ってついつい動きすぎたせいか悪露が突然増えたり、傷口が少し開くというハプニングがありつつも、3週間を迎えた今は傷口の痛みはほぼなく、少しずつ日常生活に戻りつつあります。
傷口が開いた際も、様子を見に訪問してくれた助産師さんがテルミーや塗り薬で処置してくれたおかげで大事に至らず済みました。
助産院のご飯を持ってきてくれたり、退院後までとにかく優しい。
一度帝王切開で出産しちゃうともうここ(助産院)では産めないのか‥‥と残念に思った自分に、え!まだ産む気なの?と自分でツッコミました。
それぐらい、なにもかも素敵な助産院だったのでまわりで妊娠した友人にはオススメしたいと思います。
総合病院では完全母子別室、帝王切開の人は授乳も3日目からと遅いスタートでしたが、助産院でおっぱいマッサージも受けられたので産後5日目にはミルク要らずになりました。
安全なお産と幸せな入院、おいしいとこどりができた今回の出産、とても多くの人のおかげで実現できたことだと感謝の気持ちで満たされてます。
6年ぶりの新生児育児は忘れていることも多く、心配になって調べたり試行錯誤の毎日ですが、久しぶりの赤ちゃんはただただかわいくてかわいくて、やっぱり子どもって宝ものだなぁとしみじみ思います。