「怪獣〜」についてのメモ
「怪獣を解剖する」第一話を読んでいないとわからない事。もしかしたらネタバレかもしれない。
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第一話。主人公本多が、二次怪獣に対して凍結処理を提案する場面のペン入れをしている時、地震が起こった。2024年の元旦だった。
それから、その場面での本多の発言が、全部説得力を欠いているように思えて仕方なくなった。
ペン入れをしながらセリフの調整をした。
しかし、私の中で「この人間違ってる」という感情が拭えなかった。
そして、その場にいる人物の中で樋口が唯一「正しさ」を内包している人物のように思えた。
「怪獣を解剖する」は全10回の予定で、だいたいの着地点は決まっているが、細部は描きながら考えている。
一話の原稿を終えた時、「本多はこの問題と向き合わないといけない時がくるんだろうな」と思った。
そして、「樋口のまっすぐさが作品を支えてくれると良いな」と思った。
彼らはそういうキャラクターだったのかと、その時に分かった気がしたのだった。
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