ワンピースCS大阪ベスト8 緑キッド解説

初めまして。サイーデ(twitter:@sai_de1013)です。
現在出回っている緑キッドのリストに疑問点が多く、CSのような長丁場を勝ち切るのは難しいと考えたため、アプローチを変えた構築を作り、CS大阪に持ち込みました。
今回ベスト8に入賞することが出来たので、デッキの構築過程や考え方をnoteに投稿することにしました。

noteの投稿は初めてですので、誤字や文章構成等至らない点があるかと思いますが、何卒宜しくお願いします。



使用デッキリスト

以下が今回使用した構築になります。

ユースタス・キッド*4
トラファルガー・ロー*4
ヤマト*3
雷ぞう*4
イゾウ*4
シャチ*2
キラー*4
ネコマムシ*4
スクラッチメン・アプー*4
ジュエリー・ボニー*4
光月モモの助*4
カポネ・ベッジ*4
磁気弦*4
反発*1

従来の緑キッドとは?


相手のキャラクターをレストし、≪バジル・ホーキンス≫や7コストの≪ユースタス・キッド≫等の自身をアクティブするカードでKOしていくことで、一方的にアドバンテージを稼ぎながら戦うミッドレンジタイプのデッキだと考えています。

ブロッカーが多めに採用されており防御力が高い点や、≪ジュエリー・ボニー≫や≪光月モモの助≫といったサーチカードを多く採用出来る故の安定性の高さがデッキの強みと言えます。

一般的な緑キッドのリストと問題点

一般的な緑キッドのリストは各カードの採用枚数に差はあれど、大体このような形になっているかと思います。

見て頂ければ分かる通り、
≪お菊≫、≪バジル・ホーキンス≫、7コストの≪ユースタス・キッド≫が大量に採用されており、先攻の動きを意識したカードが多く、やや攻撃的なリストとなっています。

しかし、『(1コスト採用型)赤ゾロ』や『イワンコフ』、『錦えもん』というような先攻を意識したデッキが環境に多く、現状のリストでは先手を取っても上記のデッキと比べパワーが劣る上、これらと対面した時に後攻を取らされた場合、非常に厳しいゲーム展開になるように感じました。

特に『緑錦えもん』は同じ緑のデッキでありながら、先攻の4ターン目に8コストの≪光月おでん≫を出すことが出来るため、攻撃面においては従来の『緑キッド』の上位互換と言えます。


ゾロには速度で勝てず…

イワンコフには展開力で勝てず…
錦えもんには攻撃力で勝てない


その問題点に対する回答

先攻だけではなく、後攻でも強いデッキを作る!!
まずこの点を意識することにしました。

デッキのコンセプト
後攻を取り、最速4ターン目に8コストの≪ユースタス・キッド≫の着地を目指します。

調整を重ねた結果、≪シャチ≫や5コストの≪トラファルガー・ロー≫を採用して序盤の防御力を上げ、8コストの≪ユースタス・キッド≫に繋げることを目的とした、防御型のデッキとなりました。

従来のリストに入っていた≪お菊≫や≪バジル・ホーキンス≫、7コストの≪ユースタス・キッド≫といった奇数コストの攻撃的なカードを抜き、代わりに≪シャチ≫や5コストの≪トラファルガー・ロー≫を採用した他、8コストの≪ユースタス・キッド≫を4枚に増やしています。

選択権がある時に先攻を取るデッキが多い環境では、このような後攻の方が強いデッキを握るメリットが高いと考えました。

参考程度に、CS大阪での対面と戦績を記しておきます。

R1 赤ニューゲート 後 〇
R2 緑錦えもん 後 〇
R3 緑錦えもん 後 〇
R4 緑キッド 後 〇
R5 緑錦えもん 後 〇
R6 紫カイドウ 後 〇
R7 紫カイドウ 後 〇
R8 赤緑ロー 後 〇

T1 赤ゾロ 後 〇
T2 青イワンコフ 後 〇
T3 赤ゾロ 後 ×

このように、対戦相手に先攻後攻の選択権がある試合でも、今の環境では先攻を選択されることが多い為、このデッキのコンセプトである後攻での強い動きを決めやすく、多くの勝ち星に繋がりました。


ここまで読んで頂きありがとうございました。
以降は有料部分になります。
デッキの回し方やマリガン基準、立ち回り等を記載していますので、もし宜しければ購入をお願いします。


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