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環境を読め!シーズン10ダイヤ1達成のオルターガイストデッキ!【遊戯王マスターデュエル】

こんばんは。saiと申します。

今年ももう10月ですね。
10月ということはマスターデュエルの新シーズンが始まったということであり、マスターデュエルの新シーズンが始まったということは、マスターデュエルの新シーズンが始まったということです。

新シーズンは中々オルターガイストにとって変化の大きいシーズンでもあったので、そちらも併せて解説できればと思います。
では早速デッキ紹介へ!

デッキレシピ

ふむ、勇者環境の時の構築とだいぶ変わっていますね。
1枚1枚解説するのは大変なのでポイント毎に解説したいと思います。

前環境との違い

オルターガイストにとっての前環境(8、9月)との違いは何でしょうか?
それは間違いなく「王宮の勅命」の禁止と「金満で謙虚な壺」の制限です。

これにより先行の制圧力、安定感が落ちてしまったと思います。
僕以前の記事で「金謙の代わりに強金使えるから大丈夫です!」とか言いましたが、やっぱり金謙の方が強いです。わりぃ、やっぱつえぇわ。

ですが、「オルターガイスト・マルチフェイカー」が帰ってきたりと悪いことばかりでは無いです。
フェイカー緩和の影響としては単純に初動に引ける確率が上がったのでちょっとだけ安定感が上がりました。

次に環境自体の変化ですが、個人的に1番変化したと思うところは

群雄割拠環境では無くなったことです。


「は?勇者環境より色んなデッキ見るだろ?こいつエアプか?」と思った方いるかもしれませんが、いえそういうことでは無く

「群雄割拠」が刺さりづらい環境になったということです。(じゃあ初めからそう言えよ)

以前までは環境が勇者で溢れていたので、群雄割拠は刺さりまくり、引いたら勝ちレベルの最強カードでした。
が、サラマングレイト、マリンセス、相剣にふわんだりぃず…。
今環境ではとてもじゃないですが、デッキに投入出来るカードではありません。
(まあ一応烙印などの刺さるデッキもあるのですが、それをメタるためだけに入れるのはちょっと…って感じです。)

その結果、先行の盤面がかなり弱くなってしまいました。
しかも群雄割拠は単なる制圧カードではなく、初動を引く時間を稼げる安定感を高めるカードでもありました。

初手に一枚もオルターカードが引けてなくても群雄割拠で時間を稼いでカードが揃ったら展開、ということが出来たため、そういった
「相手のペースをダウンさせながら最後に一気に行く」作戦ができなくなってしまいました。
(僕はコレを「一緒に走ろうね作戦」と呼んでいます。)


総じて、雑なパワカが減りイージーウィン出来るデッキでは無くなったと思います。
相手の止めどころを見極めて慎重に戦っていくことが必要になります。

オルターガイストカードの枚数について

構築する上で1番悩むのがここではないでしょうか。
オルターガイストモンスターの殆どは召喚権を使って出すため、引き過ぎると悲惨なことになります。

あっ…(絶望)

これは極端な例ですが、オルターガイストモンスターを3枚も4枚も引いてしまうとその分妨害が減ってしまいます。
ならオルターモンスターを極力減らして手札誘発や汎用罠を入れればいい、っていう訳でも無く今度は初動が無く妨害は出来るけど動けないっていうことになりがちです。

オルターガイストはギミックが回らないと勝てません。絶対に勝てません。
のくせにギミックを回すための一枚初動はないし横展開するカードもありません。

ならばこそ多少の事故は考慮してもオルターモンスターをちゃんと確保し、メリュシークやマリオネッター、スプーフィングからちゃんと展開出来る様にした方がいいと判断しました。
所謂初動と呼ばれるカードは全部3積みです。

(ただ逆にギミックさえちゃんと回れば勝てます。かわいいオルターちゃん達を信じていきましょう。)


次にオルター罠ですが、今回は「オルターガイスト・エミュレルフ」を採用してみました。

これが意外に優秀な子で、例えばこのような初手だったとします。


この場合はマリオネッターから入るのが定石だと思いますが、既にプロトコルは手札にあるので別のオルター罠をセットすることになります。
この時セットするのがマテリアリゼーションだったらどうでしょうか?
決して弱くはないです。シルキタスとの相性もいいです。

ですが、マテリアリゼーションだと羽根箒一枚で完全崩壊します。
チェーンしてプロトコルを発動し、マルチフェイカーを起動してもそこにうららや泡影を当てられたらジ・エンドです。

ジ・エンド!

そこでエミュレルフの出番です。
エミュレルフはオルター罠の破壊を守る効果があるのでプロトコルを身を挺して守ってくれます。
プロトコルさえ残ればマルチフェイカーも安全に通せますし、単純に妨害が増えるためかなり強いです。

つまりプロトコルとマリオネッターを同時引きしたときの保険としてエミュレルフはとてもいいカードなのです。

また、展開力が低くモンスターを並べられないオルターガイストにとっては、罠でありながらモンスターでもあるエミュレルフはかなり有難い存在です。
1枚入れておくと結構役立ってくれますよ。
攻撃力も1400と高いですしね。
(ん?と思ったあなたはまだオルター初心者。)

壺系カードについて

次に壺系カードですが、強金3枚、金謙1枚のフル投入です。

理由としてはメリュシークやマリオネッター、マルチフェイカーを確実に引き込みたいこと、後述のカードと相性がいいためです。

強金は雑に1アドを稼ぐカードなので、やってることは禁止カード並みです。初動が遅いオルターガイストを助けてくれます。

まあたまに強金で強金をドローしてくるお茶目さんですが、壺が被るリスクを考えても初手に持っておきたいカードなのでフル投入としました。
うららを貰ってくれるのでメリュシークを安全に通せるのもいいですね。

で、先程金謙のほうが強いといいましたが、理由は手札の足りないカードを持ってこれるからです。
オルターガイストを使い始めてはや5ヶ月、今更気づいたのですがこのテーマ結構事故ります。

というのもマルチフェイカー+罠が必要な都合上手札の要求値も若干高いですし、テーマ内の結びつきが強すぎるせいで単体で機能しないカードも多く、複数枚のカードを揃えてやっと動けるテーマだからです。
(そのため1枚で効果が完結しているマリオネッターは実はめっちゃ優秀なカードだったりします。)

そのため2枚ドローの強金より、デッキを6枚めくって1枚手札に加えるとかいうインチキカードの金謙の方がオルターガイストにはあっている訳です。

規制されてしまったのはしょうがないのでしばらくは強金でいくしか無いのですが…。

拮抗勝負について

先述の壺系カードと相性の良いカード、それが「拮抗勝負」です。
壺系で引く確率を高められます。

このカード正直言ってあんまり強く無いと思ってました。
先行だと全く役に立たないし、前回の環境だと使ってもあっさり無効にされたので…。

ですが、環境が変わり雑な何でも無効が減ったことでかなり通りやすくなりました。
通ればほぼ勝ちですし、マルチフェイカーの起動要因にもなれるので中々強いカードだと思います。
先行で弱いのは相変わらずですが、それを補うほどのパワー!を見せてくれました。

そしてその代わりに手札誘発を少し減らしました。

「抹殺の使命者」が制限になり手札誘発が通りやすくなった…と思っていたのですが、なんか最近のテーマは誘発すり抜けをしてくるし、そもそも環境に新しいデッキ増えすぎてどこに誘発あてればいいか分からないので、少なめでいいかな〜って思いました。

使った感想としては後行の強さはボチボチっていう感じです。大体5割ちょっと、もうちょい上がれば強かったですが、罠デッキなのでこんなもんでしょうか。
誘発多めでも良かった気はしますが、拮抗勝負でイージーウィン出来た試合も結構多かったのでこれで良かったとしましょう。(イージーウィンを求め続ける決闘者の鑑)

オルター以外の罠について

オルター以外の罠については相手の羽根箒を止めることを重要視しました。

オルターガイストは罠デッキの中では羽根箒に強い方だと思いますが、それでも食らったら普通にキツいのでなるべく対策できるようにしています。

「魔封じの芳香」は羽根箒対策になるのは勿論、烙印やふわんなど魔法を多用するテーマは多いのでかなりのヤー!(パワー)を見せてくれました。

魔封じを使う場合セットされたカードを除去する手段が必要になりますが、オルターガイストはメリュシークやシルキタスなど除去手段が結構あるので、相性はいいと思います。
魔封じはあくまで一時的な足止めなので過信は禁物ですが。

「神の宣告」はいわずもがなパワーカードなので入れました。
ふわんに刺さったりするので今環境は強いと思います。(まあ弱いことなんてないですが)
ただ、あくまで一妨害でしかないので発動するタイミングは重要です。

「神の通告」は適当に入れましたが特に使わなかったので、手札誘発や「神の警告」などに変えていいと思います。

エクストラについて

最後はエクストラについてです。
特に変わった点はなく、いつも通りのやつですが唯一「サロス=エロスエレス・クルヌギアス」はポイントです。

オルターガイストは詰み状況が少ない(最近はメタカードに強い、と思えてきました)わけですが、唯一困るモンスターが現環境にいます。

それが「無限軌道要塞メガトン・ゲイル」です。
ワンキルに失敗したヌメロンが出してくるのですが、こいつを突破する手段はオルターテーマ内にはありません。

そこでサロスさんを使えばいとも簡単に突破できちゃう訳です。
オルターだと出すのが難しいように見えますが、マルチフェイカーを相手ターンに使えば割と簡単に出せます。
エクストラに余裕のあるテーマなので保険として一枚刺して置くのはいいと思いますね。


(で、今思ったのですがなんかエクストラかなり適当なのでちゃんと組むならユニコーンとかアニマとか入れた方がいいと思います。)

終わりに

今環境は対面するデッキの種類がかなり多く、メタを貼りづらかったので今までより難しかったです。
新テーマやリミットで台頭したテーマなど今まで当たったことないテーマも多くいたので、妨害を当てる箇所がどこかわからなかったのも辛かったですね。

今までよりしっかり妨害を考えて使わないといけないので対面理解がかなり重要になりました。オルター使いとしてかなり腕が試されたシーズンになったんじゃないかと思います。
個人的には今の環境はかなり楽しいですね。こんな感じの環境がずっと続いて欲しいものです。(スプライトに怯えながら)


以前よりオルターミラーになることも増えた気がしていて、結構オルター使いの方が増えてるのかもしれません。そんな方のためにこの記事が少しでも役に立ったらなと思います。
長い記事でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた!

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