今日見た夢のこと。


朝起きたら胃が痛くていたくて、昨日は1日中寝ていた。
今朝起きたらだいぶ体が楽になって、やっぱり睡眠はすばらしいなあ、なんて思いながらまた寝た。
一緒に住んでる友達が、なんだかばたばたごはんを作ったりしているなあ、なんて遠くなる意識で思いながら。

昨日から何度目になるかわからない睡眠のなかで、こんな夢を見た。
舞台を見に行ったわたしは、中学生の友達と大学生の友達を舞台の先に見つけた。へえ、この2人同じ劇団にいるんだなあ。なんて思っていると、中学の部活仲間がたくさんいた。吹奏楽部なのだけれど、楽器を持って立っていた。だからわたしも近づいて、あの頃とおなじ楽器を持った。楽器ケースには別の友達から「あの日一緒に帰れなくてごめん」なんてお手紙が入っていて、わたしはそれを見ながら楽器を片付けていた。そんなわたしの周りには、もう名前も忘れていた後輩の女の子が同じく楽器を片付けていた。
「なんだか、いつでも戻れるような気がするね、中学時代に」
わたしはそうつぶやくと、近くにいた友達が
「そんなこと思う?わたしは考えたこともないけど」と真面目な顔で言った。

目が覚めるとなんだか、異様に切ない気持ちにおそわれていてもたってもいられない気持ちだった。
なんだかわたしだけ、あの中学生の時間に置いていかれているような。
だれにとっても過去でしかない時間に、わたしだけ未練を持っているような。

夢はただの夢で、でもだからこそ切なくて、その後10分くらいなんだか泣きたくなった。

それだけのはなし。日曜日のお昼、初夏の夢のおはなし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?