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茨城大学 地域未来共創学環の専門職UEAに着任しました。


2023年、冬、沖縄

もう2023年が終わろうとしている、12月末、沖縄県名護市で、この1年を振り返っています。驚くほど、波の音しか聞こえず、心地よい時間が流れています。


さて、そういえば、すっかり書いていませんでしたが、2023年4月1日、茨城大学の新教育組織の専門職UEAに着任しました。(UEA:University Education Administrator)

2023年4月1日、茨城大学の新教育組織のUEAに着任

一部の方には直接お伝えしていましたが、また聞きだったり、SNSで知ったりという方もいたかと思いますので、ここでしっかりと報告しておきます。
本当は、「皆さんいつでも遊びに来てくださ~い!」と言いたいところなのですが、そういう雰囲気でもなく(来てくださった何名かの方は、お察しいただけるかと思いますが。苦笑)。もう少しして落ち着いてきたら、皆さんにはどんどん遊びに来てほしいと思います。

新教育組織は「地域未来共創学環」という、2024年4月に開設となる学部相当の教育組織です。仕事では「学環(がっかん)」と呼ぶことがほとんどです。学環では、ビジネス・データサイエンス・アントレプレナーシップを学び、地域や社会の課題解決に挑戦する実践力を持った人材を輩出することが大きな目的です。学士課程なので、卒業すると学士の学位が授与されます。
大きな特徴は、学んだことを自治体や企業等で実践する「コーオプ実習」があること。正課のカリキュラムとして有給で自治体でも実習ができるのは国立大学の中でもかなり珍しい取り組みです。

そして、私はこの教育組織で、「コーオプ教育」における、企画・運営や実習先との実習プログラム作成、学生の履修指導等を行います(将来的には実習先の開拓等も)。一般的な大学職員とは異なり異動はなく、また、教員でもないので授業等は持ちません。とはいえ、学生の指導等には携わります。
ひとまずの任期(雇用契約)は令和10年までです。

17年半勤めてきた、NPO法人雇用人材協会を辞めての挑戦は、おそらく誰も想像していなかっただろうし、自分でも驚いています(苦笑)
新しい教育組織の話自体は耳にはしていて、面白そうだとは思っていたものの、少し先の話だったのでそこまで心は動いていませんでした。
しかし、採用情報が出たのを知った時、「これはやりたい。いや、自分しかできる人はいないんじゃないか」と真っ先に思ったことが記憶にあります。(今思えば、相当な自惚れ・・・)
多くの人は、自分の力が通用するのかや将来不安等で、一歩踏み出すのを躊躇するかもしれませんが、そういう意味で不安を持つことや悩むことはありませんでした。一番悩んだのは、17年半雇用人材協会で勤めてきて、「自分が辞めた穴を誰が埋めるのか、迷惑になってしまう。」とうこと。ただ、後釜を探して決まってから・・・という時間の余裕もありませんでしたし、他の人がこの仕事をしているところを想像したくなかったのです(笑)
(ちなみに、NPO法人雇用人材協会では後任・・・というか、新たなコーディネーターを募集しているので、気になる方は私に一報ただければ、コンプラに触れない範囲で何でもお話しますよ。)


そして、今年からまったく新しい環境での挑戦が始まったわけですが、実にタフで心身のリソースを全振りして臨む9か月でした。
仕事の内容はもちろんのこと、関わる人、仕事の進め方が大きく異なる組織に来たわけなので、そこにアジャストしていくことが難しくそしてストレスフルな日々が続きました。業務量が多いのかは何とも言えませんが(おそらく多いと思う)、毎日帰って寝るだけ、仕事のことで精いっぱいで、休みの日に何かをやる余裕はなしという生活がしばらく続きました。ようやく余裕が出てきたかなと感じてきたところです。

また、雇用人材協会では、ある程度自分に権限が委ねられていたこともあり、かなり自由度高く仕事をさせてもらっていました。その対極にあるような仕事にガラッと変わったので、まぁしんどいですよね(苦笑
色んな人の助けを借りながら、今でも全然慣れませんが、少しずつ、ほんの少しずつ勘所がつかめてきています。(とはいえ、この組織にアジャストしてしまうのは少し違う気がするのでいい塩梅を模索中)。

しかし、2024年4月には1期生を迎え入れるわけなので、歩みを止めているわけにはいきません。まずは、4月に向けた準備、そして、令和7年度から本格的に始まる「コーオプ実習」の土台づくりが当面のミッションです。

この新しい挑戦は、自分がこれまで培ってきたものを地域に還元すること。
そして、地域を組織を動かしていける人を母校から輩出することです。

これまでは自分がプレーヤーでしたが、プレーヤーでいながらも
次の世代を育てることに携わっていきます。しかも母校で。

最初の卒業生を送り出すのは令和10年度。
少し先のような気もしますが、きっとあっという間でしょう。

色んな方の協力をいただきながらの5年になると思いますが、
新たな環境、新たな仕事で引き続きよろしくお願いします。

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