ロススト1周年に際して

コードギアスと出会ったのはもう15年以上も昔の話です。
当時は青春時代真っ只中であり多感な時期でもあった自分にとって、ルルーシュ達の織り成す物語は遠い世界の話ながらも、同時にどこか身近なものとして感じていたことを今でも鮮明に覚えています。

時は流れ、彼ら彼女らの年齢をとうに追い越し、遍く過去や現実というものと向き合いながら生きていた頃、ロストストーリーズの情報を目にしました。

懐かしい友人に再び会える。そんな気がしました。
劇場版などで活躍を見てはいましたが、単独ゲームとしての登場は半ば諦めていたところだったので、ワクワクしている自分がいました。
そしてリリース当日、そこにはあの頃と変わらぬ彼ら彼女らがそこにいました。

それからは色々な出来事がありました。

騎士団員の募集を行うためTwitterを始めました。
気が付くと騎士団メンバーをはじめ、様々な方と繋がり、何年もの時を経て、新しいギアス仲間と出会うことができました。不出来ながらも1年間団長を務めることができたのはこの出会いがあったからだと思います。

Twitterスペースという存在を知ったのもこの頃です。
はじめはただ日常を話すだけでしたが、もっとロスストに対して自分が何か出来ることはないか。面白いことはできないか。
そう考えると自ずと配信企画が動いていました。

ゲームを通して知り合えた方々の協力を経て、現在では不定期ながら3つの配信番組を形作ることができました。
何が起きるか分からない生放送のプレッシャーは今でも毎回ありますし、MCという立場から配信内外でも中立性の担保に追われたりもします。
それらを乗り切れるのも、自分ができることを最大限しているからだと思います。
小さいローカルFM局のような存在ではありますが、放送のたびにたくさんのリスナーの方々から温かい言葉をいただけることを嬉しく思います。

noteも始めました。
記事数は多くはありませんし、時には強い考えを書く場合もあります。
また、後から訂正することもそれなりにあります。
それは拙い文章ですが、ロスストというゲームを語るうえでもっとたくさんのことを話したいという思いが根底にあるからです。

人との出会いをはじめ、何かを作り、生み出すということがとても良い経験になっています。また、同時にその難しさも犇々と感じています。

あの頃に比べ随分と大人になってしまいました。

「それでも俺は明日が欲しい」

そう叫んだルルーシュの思いに共感したあの頃の自分とは違い、「過去」を見る父シャルルや、「現実」を見る兄シュナイゼルの気持ちもどこかわかってしまう自分がいることを同時に知る年齢になっています。

単一の正義はないという事がコードギアスという作品のテーマの一つであると考えますが、この1年走り抜けられたのは、シャルルやシュナイゼルの考えに理解を向けながらも、ルルーシュとあの頃の自分に倣ってロスストの「明日」を信じてみようと思えたからではないでしょうか。

1年前のあの日、「明日」を信じたからこそ、今日の自分が居るという事をまた改めて信じてみたいと思いました。

開発、運営、キャストの皆様。
この1年、素晴らしいコンテンツを届けようと尽力されていたと思います。その中で様々な声があったことと推察します。難しい場面も数多くあったことは想像に難くなく、エンターテインメントを提供する難しさも素人ながら容易に想像がつきます。
今日までこのゲームが続いているのはひとえに皆様のお力の賜物だと思います。
この世にコードギアスを、ロスストを生み出していただき、紡いでいただき、本当にありがとうございます。
この声が届くかどうかわかりませんが、引き続き陰ながら応援しています。

ゲームやTwitter、noteを通じて知り合えた皆様。
何度も話していますが、飽き性の私が毎日ロスストをプレイし、今日までスペース配信やnoteを通した活動を行えているのはひとえに皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
ロスストを語るうえで、皆様との出会いは切っても切れないものとなりました。若輩者ではございますが、これからもどうぞよろしくお願いします。

そして、コードギアス反逆のルルーシュロストストーリーズへ。
このゲームのおかげで新たな出会いや世界を見ることができました。
それは原作である反逆のルルーシュを追体験しながらも、新しい世界を構築していくゲームの内容そのものではないかと思っています。

そして、これからもこのゲームが続いていってほしいと思います。
そして何より、皆様とともに楽しんでいけたら幸いです。

改めまして、コードギアス反逆のルルーシュロストストーリーズ。
ロススト、1周年おめでとうございます。

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