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こんにちは。

今回は久しぶりに乗務員ブログ担当者が更新します。

トロッコ列車は毎年1月と2月は運休期間となっており、客車や機関車はこの間に点検を行っていました。

ではその間、トロッコが運休して手の空いた社員は何をしていると思いますか??

たくさんのお客様をお迎えするための体力作り?

お客様からのどんな質問にもお答えできるようひたすら読書?

残念ながらどちらも不正解です!

いやっ、人知れず地道に取り組んでいる社員もいるかもしれません(笑)

正解は『沿線の整備』です。

この運休期間に社員は沿線に飛び出し沿線の樹木の整備を行います。

嵯峨野トロッコ沿線にはたくさんの樹木が植えられています

運行期間中に樹木が線路側に倒れてしまうと運行の支障となりお客様にご迷惑をお掛けしてしまう。

またお客様が景色をご覧になる際に視界を遮るような木々があるとせっかくの景色も魅力が半減してしまう。

様々な角度から当社の社員が検討し専門の方の意見も聴きながら伐採していきます。

安全第一で作業を行います

木の切り方も様々で枝切りバサミでサクッと切れるものもあれば、チェーンソーを使って大木を倒してしまうことも。

倒す際には周りの木々を傷つけないよう、ケガ人の出ないように細心の注意を払いながら行います。

「せっかくここまで育った木を倒してしまうのかぁ」と寂しく思うときもありますが、よく見ると枝がトゲだらけだったり、木の根元が腐りはじめていたり、遠くからではわからない木の姿に、なかなか自然と触れ合う機会がないのでとても勉強になります。

 さて、3月から運行を再開した嵯峨野トロッコ列車。沿線の大自然を楽しみつつ、一本一本の木に注目してみると新たな発見があるかもしれません。


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