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いよいよ明日が調和セレモニー本番ですよ!むっちゃドキドキしてきた…。開拓者の皆さん、今日くらいは夢境で休んで明日に備えますよね?【崩壊:スターレイル】

崩壊:スターレイルに大型アップデートが来たよという話。
直近の情報が知りたい人はピノコニーの項まで飛ばしてもらっていい。


実は初日勢なのだが、以下の懸念点からリリース当初から別にやる気があったわけでなかった。以下に挙げたやらない理由の数を見れば、寧ろ相当後ろ向きだったことを分かってもらえるだろう。

・ターン制を採用するソシャゲにオーダー単位でインフレが進行する偏見があること。
・ターン制RPGだから技術介入要素が少なく、課金圧が強そう。
・miHoYoの代表作、崩壊シリーズの正当後継作でリリース前から既に設定が肥大化しており、敷居の高さを感じる。
・鉄道に因んでにじさんじ所属配信者数十人にリレー形式で案件を投げる宣伝手法がが気に食わなかった
・その広告を「オタク君、君が大好きな列車のゲームが出るよ」と言わんばかりに都内の鉄道各所に貼りまくって宣伝していたことにムカついた。

とはいえ全く触れないのもどうかと思い、すぐに離れる前提で渋々初日に始めたものの、戦闘のテンポの悪さと、幾らなんでもここは通れるだろうという段差に阻まれジャンプすらできないフィールドでの不自由さに絶望し、数時間で投げ出した。因みに前者に関しては少し進めると開放される倍速モードを前提に戦闘演出が設計されていることに起因していたので今では解決された。(じゃあ最初は0.5倍速でやらされてたってことですか?)

あとシンプルに導入の宇宙ステーション編が面白くなかった。この認識は今でも変わっていない。

再開

リリースから半年経ったことで世間の評判も落ち着き、耳に入る情報でゲームの雰囲気自体は何となく把握していたこと、当初危惧していたほど壊滅的なインフレはしていないこともあって、再開。そして今に至る。あと原神の方でやれることが少なくなったのが大きいね。
余談ですがフォロイーが言及していたミス・ヘルタの薄い本をメロンブックスで見つけ手に取ってしまったので、やらざるを得なくなったというのもあります。

世界観・ストーリー

舞台となる宇宙には星神(あいおーん)という形而上学的概念が最上位存在として君臨している。クトゥルフ神話の「外なる神」が概念としては近いというか元になっているのかな。

主人公は今は亡き開拓の星神アキヴィリの作った星穹列車に乗って宇宙の星々を旅する。だからプレイヤーの呼称は「開拓者」。列車周りの設定は宮沢賢治『銀河鉄道の夜』及び松本零士『銀河鉄道999』がモデルになっている。
本作には同僚に機械貴族スクリューガムという人物が登場するが、非常に紳士的な性格かつ機械生命体と有機生命体の橋渡し役を担っているという設定で、これは十中八九999の機械伯爵のオマージュだろう。

宇宙ステーション・ヘルタ

チュートリアル。2時間程で終わる。本作の裏主人公的立ち位置にある†星核ハンター†の面々が主人公を召喚し、宇宙ステーションに置いていくところから始まる。

主人公選択では当然星ちゃんの方を選んだ。😤
ここでモタモタすると銀狼が催促してくるらしい。

主人公が目を覚ましたところを星穹列車に発見される。そこに「壊滅」の星神ナヌーク率いる軍勢、反物質レギオンがなだれ込んでくる。反物質レギオンを追い返して終わる。

星核は空間を汚染し惑星に災いを振りまく物体。主人公の体内にはなぜか星核が埋め込まれている。といった事実が開示される。

ざっとこんな感じだったが、初っ端から固有名詞のオンパレードと読ませる気概を欠片も感じさせないダンジョンにおけるフレーバーテキストの数々に内容が全く頭に入らず脱落。
あと宇宙ステーション内部の無機質なテクスチャがPortal(15年以上前!)を彷彿させ、ちょっと萎えた。

ヤリーロ-Ⅵ

星核がもたらす吹雪によって滅亡寸前の星。
ここで出てくるブローニャとゼーレは崩壊シリーズの顔的存在。
ヤリーロ編は全体的にプレイヤーに崩壊シリーズであることを意識付ける色合いが強い。
それと原神のモンド城内にあるゲーテホテルがここにも登場する。
ラスボス戦でいきなり洋ロックが流れたのにはビビった。

舟州・羅浮

本作における中国モチーフのマップ。1.0から1.2にかけてストーリーが展開されたのも璃月と一緒。舟州は6つあるスペースコロニーからなる艦隊で羅浮はその一角。
列車組はピノコニーに向かうつもりだったが、羅浮に星核が爆発したからお前ら何とかしろと星核ハンターに命じられて行き先を変更。

羅浮はかつては豊穣の運命を信仰し、長命種が人口の大部分を占める。一方で不朽の肉体を手にしたことによる弊害を忌み、今は豊穣と対立する巡狩の傘下にある。長命種の他に数百年周期で輪廻を繰り返す持命族、寿命300年前後の狐族、短命種などがいる。サブクエストでは寿命の違う種族間の恋愛が描かれたりする。
原神の璃月にも言えることだが、中国モチーフのマップは隣国の世界観が伺えるところに個人的には面白さを見出している。

このあたりまで進めると全体的な世界観が概観できるようになり、細かい設定にも目を通す余裕が出てくる。

ピノコニー編

Ver.2.0で新マップピノコニーが実装。スターレイルも原神と同じ6週間周期でアップデートが繰り返されるが、今回は年一の大型アップデートですね。

羅浮での騒動を片付け本来の目的地であるピノコニーに向かう。星穹列車は「開拓」の代表者として、一琥珀期(76~240年)に一度開催される調和セレモニーの招待状を貰っていた。
ピノコニー編ではセレモニーを主催する「調和」のファミリーの他にスターピースカンパニー(存護)、博識学会(知恵)、ガーデンオブリコレクション(記憶)、仮面の愚者(愉悦)、巡海レンジャー(巡狩)、アナイアレイトギャング(壊滅)といった各運命の代表派閥(ネーミングセンスが禁書なんよ)が一同に邂逅することが前々から予告されており、リリース後一番のピークとなることが予見される。
また事前情報でメインストーリーを担当するのが崩壊3rdの代表的なシナリオを手掛けたライターであることや、崩壊3rdでは雷電芽衣、原神では雷電将軍として登場するCV沢城みゆきの人物が登場することが判明しており、こういった複数のファクトが合わさって前々から期待値の高さに繋がっていた。

宴の星

舞台となる惑星ピノコニーはもともと監獄であったが、「調和」のファミリーによって今では宇宙で誰もが憧れるリゾート地に変貌を遂げた「宴の星」。惑星の入り口はホテルのロビーとなっており、宿泊者はホテルの自室でドリームプールという液体に浸かり、夢の世界でレジャーを楽しむ。主人公は12ある夢境の一つ「黄金の刻」に入る。

「黄金の刻」はラスベガス調の華やかな繁華街で、午前0時を迎える直前の瞬間、お祭り騒ぎが永遠に続く。
また、行く先々で黎明期のディズニーを意識したマスコットと出会う

マップ

スターレイルではSF作品の引用が至るところに見られるが、「黄金の刻」のマップはインタビューでも明言しているとおり「マトリックス」や「インセプション」の仮想現実を舞台にしたハリウッド映画を参考にしている。フィールドでは夢の世界らしく錯視や重力変化といったギミックが多用される。

以上のようにピノコニーのマップはラスベガスとハリウッドが土台になっていて、総合するとアメリカのレジャー産業がテーマなのかな。海外映画に造詣が深いと、色々と気付きがありそうですね。

個人的にはハリウッド産業が先鋭化した果てに人々が薬物によって幻覚を共有するようになった世界で、アニメーションで描かれた「アニメの世界」と実写の現実世界を行き来する『コングレス未来学会議』を彷彿させますね。

本編

気合い入れて好みの女を紹介していくぞ
先にシステム上での各運命の役割を書いておく。
バトルにおける運命は原神での武器種に相当。

巡狩:単体アタッカー(火力高め)
知恵:全体アタッカー(火力低め)
壊滅:巡狩と知恵の中間
調和:バフ
虚無:デバフ
豊穣:回復
存護:シールド、ダメージ負担

フォフォ(羅浮-十王司/風/豊穣)

羅浮の司法及び生死や魂を取り扱う部署、十王司の判官。幼い頃に瀕死の歳陽シッポに取り憑かれたれたせいで今の地位にある。初見でシッポとのやり取りとCV長縄まりあに引っ掛かりを覚えてスターレイルに復帰するきっかけになった。

戦闘では本職の回復に加えてデバフ解除、攻撃力サポート、EP回復と何かと多才なヒーラー。性能上スキルを常時発動したいのだが、オートでは味方がダメージを失わないとスキル回復を打たないため、全キャラで唯一手動必須という状況であった。今回のアプデで改善したが、まだまだロジックが怪しい。フォフォ、俺が正しく操作してやっかんなという庇護欲を掻き立てますね。

銀狼(星核ハンター/量子/虚無)

辺境の星から外の世界に飛び出したいあまり、宇宙一の犯罪者集団に名を連ねてしまったスーパーハッカーちゃん。懸賞金51億信用ポイント。
ヤリーロⅥのブローニャはスターシステムを採用する崩壊シリーズ初期からの最重要人物で、彼女のパラレルワールドにおける同位体としてハッカーバニー「ブロニー」というキャラクターが崩壊3rdに登場する。そしてブロニーのスターレイル世界における対応人物が彼女という入り組んだ由緒を持つ。
戦闘面では1.1で実装された限定デバッファー。編成メンバーの弱点を敵にランダムに埋め込むことで、強引な突破を可能にしてくれる。リリース直後のキャラクターにしては滅茶苦茶な性能に見えるが、デバフ対象が単体寄りであるため、釣り合いは取れている。

ルアン・メェイ(天才クラブ/氷/調和)

「天才クラブ」#81、生命科学の専門家。馬鹿っぽい組織名には未だに慣れませんね。原神の方で頭身の低い子ばかり使っている自分にしては珍しい高身長女性。上品さと知性を兼ね備えているところに惹かれました。(露出と胸は大きい)
戦闘での役割はサブアタッカー兼バッファー。従来は腐り気味だった撃破特攻というステータスを盛り、HPとは別に用意された敵の靭性ゲージを削ることでダメージを出す。
ルアンと撃破特攻は原神で言うところの万葉と熟知に相当する。ちょうど実装された時期も1.6で同じだし。大型アップデートの直前に強めのサポーターを出す法則はここでも健在。
彼女とフォフォを合わせればブルアカでSPECIALにヒマリ・アコを並べるような感じになると言えば強さが分かってもらえると思う。

青雀(羅浮-太卜司/量子/知恵)

通称、雀魂娘。隙あらば仕事中だろうと広場で青空麻雀を打っている。
戦闘デザインとキャラクター性が不可分なのでこっちを先に。SP消費と引き換えに牌を引き図柄を揃えることで、複数体にHITする強化通常攻撃を放つ。SP収支を成立させることが大前提になる本作の戦闘において、まずそのSP効率が安定しないというピーキーな性能をしている。酷い時は満タンのSPを枯渇させるだけさせてただの通常攻撃を振って出番を終えていく。麻雀の悪いところだけは忠実に再現している。

CVを担当する伊達朱里紗さんはプロ雀士でもあるが、少なくとも日本の担当者は彼女が麻雀プロであることを認知していなかったらしい。Mリーグでの重厚な雀風と豪運をこっちでも見せてほしいものですね。
意外だったのはプレイアブルで屈指の低身長だったことで、横に並ぶと主人公との身長差が際立つ。

花火(仮面の愚者/炎/調和)

分かりやすく言えば清々しいまでのメスガキ。ピノコニー編の序盤では至る所に顔を出して場を引っ掻き回してくれました。とはいえ感情の赴くままに動き回っているわけではなく、彼女なりに思惑があってのことらしい。今後の展開に期待ですね。
CVは上田麗奈さん。彼女の演じた有名キャラと比較すると、新条アカネに幼さと生意気さに磨きをかけた感じといったところでしょうか。

花火の所属する仮面の愚者は「愉悦」の筆頭勢力。「愉悦」の運命は、バーチャル上の存在であることを知覚する星神アッハを筆頭に第四の壁を破る振る舞いを度々見せ、本作におけるトリックスターの立場にある。今は亡きゲマトリアとも仲良くできそうですね。

その役割に相応しく戦闘能力の目玉はSP上限増加というシステム改変。本編では未実装だがこちらのファンメイドゲームで先行体験できる。
https://www.roblox.com/games/15840422464/StarRail-Simulator-RELEASE


ホタル

ピノコニー編のヒロイン的存在。保安官に囲まれているところを助け、一晩かけて夢境での観光を案内してもらう。

最後に明け方にビルの屋上でツーショットを撮った。テイワットの蛍ちゃんはフィギュアを買うくらいにはデザインが気に入ってるけど、こっちのホタルちゃんも可愛いね。
3Dモデルは見るからに星4だけど、ピノコニー編登場人物の立ち絵が公開された段階では一番目に止まった存在なので今から実装が楽しみですね。


最後に

来年は日本モチーフの星が舞台らしいです。
余裕があったらシステム面にも触れていく

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