必ず似合うヘアスタイルの見つけ方

はじめまして。
東京 青山で美容師をしております。
sagaeと申します。

本日よりnoteを始めることになりました。

今までの美容師の経験を活かし


『ヘアスタイルを通して自分に自信を持つ』



という事をテーマにブログを書いていこうと思います。

簡単に自己紹介。
青山、表参道、銀座を中心に都内9店舗を約40年経営しているヘアサロンにてスタイリストとして勤務。
同サロン最年少スタイリストデビューを果たし、サロンワークの傍ら国内外で技術講師として活躍中。

普段サロンワークをしている中で感じている事や、考えている事を発信していきたいと思います。

第1回目のテーマは題名にもある通り

『必ず似合うヘアスタイルの見つけ方』

という事で、、、

自分に似合うヘアスタイルが分からない。
もうずっと昔からロングだからショートにするのは怖い、
ショートにしたら失敗したことがある。
ボブは子供っぽくなってしまった。
前髪を作るのは絶対に似合わない!!

などなど、、、


こんな事を相談される事が非常多いです。

女性も男性もヘアスタイルひとつで印象がガラリと変わってしまうので慎重になる気持ちは分かります。

だけど少し固定概念が強いですよね。
特に女性の方ですね。

僕が考えるのはショートが似合わないのでは無くて
似合わないショートヘアになっちゃってるんですよね。
似合わない前髪になっちゃってるんですよ。
いや、そもそも、その変えたくない今のヘアスタイル似合ってますか?


あまりキツい言い方はしたくないですが、実際に自分の固定概念によって綺麗になる可能性を失ってしまってます。

はっきり言うと

ロングが似合わない、ボブが似合わない、ショートが似合わない
なんてことは無いんです。

ではまずは自分に似合うヘアスタイルを見つける為にはどうしたら良いのか。
いくつかポイントを紹介します。


まず1つ目は

なりたい自分像を明確にする事。


カッコ良いクールな女性になりたいのか。
かわいいキュートな女性になりたいのか。
とにかくモテるようになりたいのか。
どの層にモテたいのか。
仕事がバリバリ出来る様に見られたいのか。
優しそうに見られたいのか。

などなど

自分の顔や印象のどんなところが嫌で、どこを活かしたくて、どんな風に見られたいのか。

なるべく具体的に考えてみましょう。
まずは明確に目指すべき自分像を作り上げるのです。

理由は後ほど、、、


2つ目は

なりたい自分を明確にした上で

形(フォルム)のバランスが与える印象の違いを頭に入れる事

少し難しいかもしれませんが、簡単に説明すると


形(フォルム)は丸に近づけば近づくほど
ヘアスタイルの印象は
かわいい、優しい、若い、子供っぽい
印象になります。

形が縦長になればなるほど
ヘアスタイルの印象は
カッコいい、クールな、大人っぽい、老けた
印象になります。

印象操作という言葉がありますが、見た目の印象を変えるには

タテとヨコの比率を操作する

という事になります。

単純に可愛くなりたかったら丸形に
カッコよくなりたかったら縦長に

まずはこのくらいで覚えましょう。


3つ目は

顔周りの形(フォルム)を考える事

ヘアスタイルの印象の話をしていますが、やっぱりの印象はかなり大きいでしょう。

顔のパーツや顔の大きさが印象を左右すると思いがちですが、実は大事なことは
髪の毛から露出している顔の形
がどんな形をしているか。なのです。

少しややこしいので簡単に説明すると、


イラストの様に前髪が目と眉毛の間に切られていると露出している顔の形は丸形に近いですね。

顔のパーツと前髪以外は同じイラストです。
前髪を掻き上げておでこが見えると露出している顔の形が縦長に見えますね。

このヘアスタイルのどちらがカワイイのかカッコイイのか

大半の方は左がカワイイ、右がカッコイイ
印象を受けると思います。

これは結局2つ目にあげたタテとヨコのバランスを顔の形に当てはめた考え方ですね。


この3つのポイントを例を使ってまとめると

なりたい自分像を具体的に明確にし、その上で大まかなヘアスタイルを決める。

例)理想:年上の男性に可愛がってもらえるとにかくモテるカワイイ系女子
ヘアスタイル:なんとなくボブくらいが良い。

次はボブスタイルの中で、自分の頭の大きさや顔の形に照らし合わせた時に、なりたい自分像(モテるカワイイ系女子)に近づける形を設定する。

例)顔が面長で細く縦長な形であればアゴより長い長さのボブになると縦長が強くなるのでクールな印象に近づく。
今回はカワイイ系女子を目指すので、アゴよりも短い長さで丸形に近づける。

最後に全体のヘアスタイルの形が決まったら顔周りの形を設定する。

例)前髪を長く流れる様にしてしまうと、顔の形がさらに縦長になってしまうので、前髪は顔が丸形になる目の上に長さを設定する。



ここまで考えてヘアスタイルを決めてる人いますか?



多分いないですね。笑


逆に言えばこのポイントさえ押さえれば、
ショートが似合わない。
ボブが似合わない。
ロングが似合わない。
前髪が似合わない。

なんてことは無いのです。

似合うショートヘア。似合うボブ。似合うロングヘア。

がそれぞれみんなにあるはずなんです。

なりたい自分に一歩でも近づく為に、こんな事を少しでも頭に入れて、ヘアスタイルをきっかけに自分に自信が持てる様になる事を願っています。




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