高卒就職について その2

高卒就職の仕組み

前回の続きです。

進学を諦めた子どもたちは就職を選ぶことになります。

私も高卒就職をしましたし、今の会社で高卒採用もしているので分かるのですが、高卒就職の仕組みが昔から変わっておらず今の企業の採用活動と上手くマッチしていない気がします。

正直どんな会社かよくわからず条件だけ見て決めてる部分が多いと思います。そして入社してから自分に合わないと気がついてすぐに辞めてしまう人が少なくありません。

おそらくそれは仕組みに問題があります。高卒就職のルールとして

・7月前半に企業からの求人が解禁し、7月後半から8月に企業訪問

・9月5日に学生からの応募が始まり9月16日に選考と内定が開始

・内定がもらったところは必ず就職しないといけないので内定出た段階で就活は終わりです。

これが俗にいう一人1社制です。それ以外にも指定校推薦があります。

この制度は高卒就職者の雇用を守るために存在する制度です。しかし考えて見てください。大学を卒業して就職する時は何社も面接を受け内定をもらい、就職する生徒側に選ぶ権利があるのに高卒就職者は初めに受けた企業から内定をもらったらそれで終わり。また、結果が出るまで他の企業の面接を受けることが出来ず、もし不採用になったらそれから残っている募集から選んで面接という流れになります。生徒側が自由に選べるのが初めの1社だけなんです。その不便さを補うのが指定校推薦枠になっています。

指定校推薦で企業を受けるとよほどのことが無い限り企業は内定を出さなくてはいけません。そこで不採用にすると学校側との信頼関係を失うことになります。この制度は逆に企業側に選ぶ権利がなくなります。

もっと自由に児童が企業を選べて、企業側も優秀な人材を採用出来る仕組みが出来ないのでしょうか。

私達S.base セーフティベースはこの制度を変えていきます。私達が学校と児童側と企業側の間に入り、児童の雇用の確保を守りながら企業側にも優秀な人材採用が出来る仕組みを作っていきます。そして、就職してからも定着支援を行い、子どもたちが長く企業に務めることが出来、生活が安定するようにサポートを行います。

具体的にどういう仕組みにしていくかはまた後日お話ししたいと思います。

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