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言えるわけない、性病を移したかもしれないなんて

僕の名前は健太、横浜住みの27歳。
僕には学生時代から付き合って3年になる彼女がいます。

彼女とは中距離恋愛中で、将来のことも考えてはいました。ただ、なかなか休日の都合が合わず、会うのは月に1,2回程度で正直ご無沙汰気味でした。

当時、なんとなく気になったからという理由でこっそり始めたマッチングアプリ、調子がよく、罪悪感がありながらもやめられなくなってしまいました。

僕は駅近に住んでいるのもあって、「1軒目は居酒屋、2軒目に宅飲み」がパターン化していました。いわゆるお持ち帰りです。アプリで会う人は、一夜限りの関係になる人が多く、それくらいが丁度いいなんて考えていました。

ーー
ある日、以前アプリであった人から連絡がありました。

「すいません、どうやら梅毒にかかっていたみたいです。
一度性病検査に行かれた方がいいかと思います。」

梅毒?当時の僕は性病のことをよく知らず、一度ネットで調べてみました。

調べた結果、このような特徴。
・巷で流行している性感染症。
・ゴムをつけて性行為をしても感染する可能性がある。
・治療すれば治るものの、早いうちに治療の必要あり。


完全にやらかしたな...そう思いました。

当時の僕には、性病に関する知識がありません。ゴムをしても感染の可能性があるなんて知りませんでした。

「性病を移したかもしれない」なんて彼女に言えるわけありません。

後悔と不安に押し潰されそうでした。

それでも自分が感染しているかどうかわからなければ何も始まらないと思い、性病検査に行くことにしました。 

ーー
検査を受けて数日後、判定が出たため恐る恐る検査結果を確認しました。
結果は陰性でした。

心底ほっとしました。
あの時の絶望感は今でも忘れられません。

大袈裟かもしれませんが、これで陽性だったら本気で人生が終わると思っていたのです。


検査結果が出てからは即アプリはアンインストールし、パートナー以外の異性と性行為は一度もしていません。「不特定多数の人と関係を持たない」や「性病検査をした相手としか性行為をしない」「定期的に性病検査を受ける」などマイルールを持つようにもなりました。


僕の場合は、完全に自業自得ですし、
他人の性事情にとやかくいう資格はありません。

ただ、これだけは言わせてください。
性行為の際は、知識と覚悟を。

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