留学3年目。GREEN SCHOOLの魅力と子供たちの変化。

こんにちは!夏海紗瑛です。私は2019年に3人の子供と一緒にバリ島へ教育移住しました。コロナで一時帰国、、なんていう時期もありましたが、今年で留学生活も3年目を迎えました。

GREEN SCHOOLの魅力を語りだせば止まりませんが、まず外せないのは やっぱり「環境」でしょう!実際、私が出会った保護者の殆どが”環境の素晴らしさ”を留学の理由に挙げています。バリの山奥に建てられた校舎は言わずと知れたバンブー製。太陽の光が差し込み、穏やかな風が通り抜けるよう 設計された教室には壁がありません。この教室のスタイルは世界中から国境を越えて生徒を受け入れるGREEN SCHOOLのあり方を象徴しているようです。文化も宗教も言葉も違う人々が集うキャンパスはまるで世界の縮図のよう。コロナ禍の昨年でさえ約130カ国から生徒が集まっていたというので驚きです!それぞれ違う文化を持つ子供たちがお互いの価値観を尊重しながら学んでいます。特にバリの文化を尊重することに対しては学校も力を入れており、キャンパスのあちこちにはバリヒンドウー教のお祈りに使われるチャナンというお供物が捧げられています。満月の日には子供達も「サロン」と呼ばれる正装を纏い祈りを捧げます。様々な人種の人たちがサロンを身に纏い、祈る様子はなんとも言えないエキゾチックな光景で、この学校ほど異文化交流が自然と行われている学校は無いのではないかと思います。

そんな環境の中、学校内で度々目にするのが『I RESPECT』という合言葉。単純に「尊重する」という意味もありますが、【Integrity完全性、Responsibility責任、Empathy共感、Sustainability持続可能性、Peace平和、Eguality平等、Community共同体、Trust信頼】の頭文字を取ったもので、 これら全てを、そして相手を尊重しよう!という意味が込められたGREEN SCHOOLの行動基準となっています。何か問題が起こった時、先生はこの 行動基準に当てはめて生徒と対話します。私はGREEN SCHOOLに訪れる度、  I RESPECTの精神を強く感じます。自由で伸び伸びとしながらもお互いを尊重する姿勢を子供達が自然と学んでいるようで嬉しく思っています。

子供たちを見ていて感じるのは、あるがままに自分の心に従って選ぶ力が強くなったということ。小学校高学年まで日本で過ごした長男と長女は”みんながこうするから”とか”仲間外れになりたくないから”という日本人特有の集団行動の癖がついていたように思いますが、最近は”自分の気持ちに素直に行動する”ということに慣れてきた様子。私はこうした子供達の変化を嬉しい気持ちで見守っています。というのも、今の日本は周りに合わせることを優先しすぎていて、子供でさえも疲弊しているように感じるから。私自身も人の目を気にしてやりたいことを我慢していた経験があるため、子供達には個性を表現して自分らしく生きることを当たり前にして欲しくて留学という道を選びました。心の感じるままに動く。日本の学校では必ずしも歓迎されることではないことかもしれませんが、GREEN SCHOOLではそれが可能です。

中学生から選択授業制のカリキュラムになるため、大学のように自分の学びたい教科を選択して学ぶことができ、学年を越えて友達の輪は広がります。同じことに興味がある友達と授業で出会い、また違う授業では別の友達と繋がっていきます。休み時間はそれぞれ好きな遊びに夢中になっているようで長男はサッカー、長女はドッジボール、次男はひたすら泥まみれになって遊ぶ(笑)友達に合わせて好きでもない遊びをするのではなく、一人一人が本当にやりたい事をして休み時間を過ごしているから誰も文句を言ったり仲間外れにしたりしません。「君はそっちね!私はこっち!」という具合に  ある意味ドライに、でも好きなことには情熱的に取り組める環境って素敵だなと思います!

ここまでは親である私が感じたGREEN SCHOOLの魅力をご紹介してきましたが、ここからは我が家の3兄妹(14才長男、13才長女、7才次男)にインタビューしてみました!

Q1.GREEN SCHOOLの好きなところは? 
長男「自分で学びたい教科を選択できるところ」
長女「色々な国の人に出会えて文化の違いを知ることができるところ」
次男「木の棒で遊べるところ!」                       ※自然の中におもちゃになる素材がたくさんあるという意味のようです                  

Q2.日本の学校と比べて一番の違いは?
長男「一日中英語で喋ること。慣れるまですごく大変だった」
長女「教室だけでなく、色々な場所へ行って勉強すること」               ※ 授業によって海や山、街、農園などに出かけて行くこともしばしば
次男「広い場所で走り回れるから楽しい」

Q3.これからGREEN SCHOOLに留学する方へのアドバイスは?
長男「いつでも積極性が必要。自分から行動を起こそう!」
長女「英語で会話する練習を頑張っておいた方がいいよ!」
次男「牛や豚や鶏のお世話ができて楽しいよ!」

年齢によってかなり答えが違いましたね! 
少し補足すると、現在長男は高校1年生、長女は中学2年生、次男は小学2年生です。GREEN SCHOOLでは学年がG1〜G12まであり、G1〜G5が小学生、G6~G8が中学生、G9〜G12が高校生と分かれています。小学校は5年間、 高校は4年間となっています。

このプレゼントが皆様のお役に立てれば幸いです。






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