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2nd season; チベット便り

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The recording of my cinematic ordinary life in Tibetan camp
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チベット便り019 黄昏の言語 サンディヤバーサ

タシデレ―。突然ですが、ヴァジュラヤーナ(金剛乗密教)の伝統において、ムドラとマントラ、マンダラとチャクラ、数字、数秘術、数字の精神性は、サンディヤバーサ(トワイライト ランゲージ/黄昏の言語)の鍵となるそうです。 サンディヤバーサ 黄昏の言語 暗号言語とも訳されるサンディヤバーサは、秘密の言語であり、ヨギが話す偉大な慣習です。視覚、言語、非言語であり、ヴァジュラヤーナとヒンドゥのタントラの伝統に関連した多義言語コミュニケーションシステムです。 初心者には、理解不能で、グ

チベット便り015 ティロパとナロパ

ナマステ!今日は、11世紀にチベット密教カーギュ派を開いたマルパの師ナロパと、ナロパの師ティロパのお話。ちなみにダライ・ラマ14世はゲルク派。 絶賛やさぐれ中。許せないのは、私の心が狭いからなのか?「仏性育ち待ち」のようなスタンスに、「ナロパ目指してるわけじゃねぇし。」と悪態をつく。 私は、悟りを開くよりも、先に対策を練りたい。深刻度は、人それぞれで、尊重なしのティロパ並み横暴に「ナロパじゃねぇって何度も言ってんだろ。おめぇに弟子入りしてねぇし。」と言った。 とはいえ、

チベット便り012 交渉"50Rs."

ナマステ! 私は、交渉が苦手だ。10ルピー(約20円)を必死で値上げされると、10ルピーで君がニッコリ笑えるなら良いよ!と思ってしまう。 今日は、そろそろヒマラヤが恋しくなって、キャンプ内の小さなツーリストオフィスに行った。オーナーは、30代のD&Gとか着ちゃってるテンジン(天神)。フレンドリーで親切で、ちょっとチャラい。相棒は、もっとチャラいがおもしろいヤツ。ほかに若い衆が二人、20代前半のパサンとノルブ。ノルブはチベット語で宝石。ラサの西にあるダライ・ラマの夏の離宮ノ

チベット便り001 " 5 Rs."@Tibetan camp

何を聞いても"No Problem. No problem"と バカのヒトツオボエみたいに言ってくるヤツに、 “For you no problem, but For me BIG problem!!” 何回言ったかわかりゃしない。 最初は、ココロの中で言ってたけど、 今回は、実際に声に出して言ってみた。 マントラの効く国だから、実際に言っといた方がいい。 (実際、言うと多少変わる気がする。) チベタン相手に喧嘩してみたり。年を取るとずうずうしくなる。 と、年のせいにしてみる