『本気が結果を変える』

起業して5年目に
満を持して恵比寿にアクール2号店を出しました。


5年の間に、様々な困難を乗り越えて、
「よし!ここから、全国展開だ」
とドキドキワクワクと胸を高鳴らせての出店!!!

という、期待に満ち溢れた出店とは程遠い…
私たちの船出は
トラブルだらけの恵比寿店出店だったのです。


出店が決まってからの大量退社
大家さんとの解約トラブル
トラブルの真っ最中での父の死

でもね、そんな絶望の船出の中だからこそ
気付けたこと
たくさんあったんです。

逆境だったからこそ
わかったこと。

『本気が結果を変える』
ってことです。

当たり前のこと言っているんじゃないよ
と思う方も多いと思いますが、

どれぐらいの人が今の課題に
『本気ですか?』
と聞かれ

自信をもって
『本気です』
と答えられる人がいるでしょうか?

本気と答えられる人のほうが少ないのではないかなと思います。


出来るのか出来ないのか考えてみたり
前例の失敗を考えてみたり

できない理由を付けて
やっていないのではないでしょうか?

これをね、書こうと思ったのも、
今の自分への戒めって意味もあって
書いているんです。

恵比寿出店メンバーの本気。
大量のトラブルの中でロケットスタートを切れた理由です。

誰かの着火剤になると嬉しいな。

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メンバーが増えてきて

店舗が決まった7月のことでした。

「さえさんちょっとお時間いいですか?辞めたいです。」

えっ??今この時期に?

一緒にここまで頑張っきて
ここまで準備して
この直前に?
と怒りの感情でいっぱいでした。

今だと反省点たくさんありますが
辞めたいというメンバーの気持ちを
考える余裕などなく
慌てまくっていました。

なんせ、同時に3人も辞めると言うのですから。

軽いパニックです。


物件も決まっている
出店に向けて告知も始めている。

「ここは引き返せない。
なにより引き返したくない。
このまま行こう!」


決めたけど
その決断に自信なんてあるはずもなく
とにかくやっていく
という気持ちで進めようと思っていました。

不安でしたよ、正直。
でも、その不安を考える隙も無いくらい
タスクがあって
怒涛の3ヶ月。

店舗の契約など
契約と契約のための準備
内装工事の打ち合わせ
広告の準備に
物品の準備。

その中で、
短期間での人材の補充は出来るはずもなく、
6人スタートをきる予定だった恵比寿店は、
池袋から1名を補充して4名でのスタートでした。

凄資金に余裕がない状態でのスタート。
初月から勝負だったのです。

結果、10月3日オープン。
10月の売上は、予測を大きく超え
6人スタート以上の売上をたたき出してくれたのでした。


なぜ、この結果が出たかって・・・

全員が本気だったからです。

皆が、絶対にやり切る。

恵比寿を4人で立ち上がらせてみせるという

想いが強かった。

うまくやろうなんて考えられなかったし、
見通しなんてものもわからなかった。

メンバーみんなが、
朝早くから、終電近くまで働き
出来る事すべてやっていきました。

よく、みんな終電すら間に合わないと、走って帰っていましたよ。


ノウハウとか
仕組みとか
経験とか

そんなんがなくったって

『本気が結果を変える』

って大事なことを出店未経験者のメンバー全員が教えてくれました。

恵比寿メンバーだけじゃありません。

不安定な売上になるだろうと予測していた恵比寿店。
池袋店のメンバーは、
恵比寿店の分まで背負って
数字を追おうと意気込んでいました。

既存のお客様の確保、
新規のお客様の対応に加え、
恵比寿店の出店の準備。

恵比寿店メンバーが減った状態で
池袋店を回すのは体力と精神力が
かなり必要です。

その中でも、恵比寿を支えようと
場所は違えど頑張ってくれた。


なぜ最悪な状況の中で
うまくいったかって
恵比寿店メンバーも池袋メンバーも


自分たちがそれぞれ何をすべきかを
自ら考えて
圧倒的に動く!!

それをしっかりやってくれたからでした。

メンバー全員に
感謝しかありません。

逆境の中で
大事なことを
教えてもらいました。

結局、
なんとなくの6人より、
本気の4人の売上げが大幅に上がったって話です。

ノウハウとか、経験とかの前に

『本気かどうか』

そこが本当に大事。

『今の私は本気?』
と問いかけながら
逃げずに負けずに
刺激的に今日も過ごしていきたいですね。