テレビ屋気取り #35「コタローは1人暮らし」
気づけば梅雨入りです。
という当たり障りのないフレーズから始まりましたが、本当に時間が過ぎるのが早く感じます。
このまま学生生活が終わっていいのか、もっとやるべきことがあるのではないか、真剣に考えなければいけないと思うものの、全く答えがわからないまま時間だけが過ぎています。
今回は、そんな時間に追われている大人の人たちが見るべきドラマをご紹介します。
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紹介する番組:「コタローは1人暮らし」
テレビ朝日系 土曜 23時30分
とある事情から一人でアパートに暮らす5歳児のさとうコタロー(川原瑛都)と、同じアパートに住む売れない漫画家・狩野(横山裕)らの日常を描いたドラマです。
どこまでも大人びたコタローに、自分もしっかりしないといけないなと思わされるし、大人たちの力を借りながらも一人で懸命に生活しているコタローを見ていると、どこまでも守られていて自立できていない自分が情けなく思えてきます。
子どもから学ぶべきこと
前クールにも「子ども」をメインにしたドラマがやっていました。
純粋が故に、大人が考えもしない発想をしたり、大人にとっては当たり前過ぎることにも疑問を持ったりする「子ども」には、学ぶべきことがたくさんあります。
ここまで言うのは大袈裟かもしれませんが、大学で子どもの思考過程について研究していることもあって、ドラマを見ているだけでもそう思ってしまいます。
物事が便利になる一方で、全てが複雑化していく今の世の中において、子どもくらい単純に頭を働かせることが、逆に成功につながるのではないかと思うことがよくあります。
そう思えても簡単に行動に移せないのが大人なんですけどね。
新生活に疲れている人も多いかもしれませんが、コタローの姿にぜひ勇気をもらってください。
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2021.05.16 作成
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