テレビ屋気取り ＃28「俺の家の話」（2021.03.26）
新しい番組が発表されれば、何か今ある番組が終わりを迎える。
当たり前のことだけど、この時期はやっぱり寂しいですよね。
個人的には、就職活動の本格化によってテレビを見る時間が激減し、もうここに書くこともなくなってきてしまいました。
はじめたからには継続したいということで毎週書いていますが、だんだんと中身の薄いものになってしまっています。
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紹介する番組：「俺の家の話」最終回
このドラマへの個人的な熱い思いは、以前にも書かせていただきました。
様々な社会問題にまっすぐ向き合い、それでも決して重くなりすぎないようにポップさも忘れず描かれているところが、このドラマの1番好きなところです。
最終回は序盤にまさかの展開からはじまり、ドラマ後半の伏線を次々に回収。
能楽の『隅田川』にならって親子の関係が描かれたあの場面は、能楽の内容をしっかりと理解していればもっと見方が変わったのかもしれないと思いました。
最後の寿一の去り際は、長瀬智也の表舞台からの引退ともリンクするような内容になっていて、その真意はわかりませんが、すごく痺れる最後の場面でした。
脚本家・宮藤官九郎さんと俳優・長瀬智也さんのタッグがもう見られないのは残念ですが、裏方同士で何かコラボがあるのではないかと期待して、その日が来るのを楽しみに待とうと思います。
就職活動中という人生の分岐点において、自分1人の将来だけではなく、自分が家族とどういう人生を送っていきたいかを考えさせられるドラマでした。
キャストの皆さん、スタッフの皆さん、素晴らしいドラマをありがとうございました。
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2021.03.28 作成
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