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テレビ屋気取り #4「まっちゃんねる」(2020.10.24)


毎週日曜日か月曜日に更新できたらいいなと思いつつ、日曜日か月曜日かで該当週を「先週」または「今週」と言い換えないといけないので、ややこしいなと感じています。
(結局火曜日にこの記事を書き終えました…)


紹介する番組

今回ご紹介したい今週(10月第4週)の面白かった番組は、「まっちゃんねる」(フジテレビ系)です。


土曜プレミアムでの特番として放送された番組で、「松本人志が提案する超実験的お笑い企画」というコンセプトで、IPPONグランプリチームによって制作されました。


今回この番組は、
▶︎「いつでもどこでも笑いをとれてこそ一流芸人!?突然の大喜利で抜き打ち捜査!」
▶︎「松本人志が新しいお笑い賞レースを考案!コーデ寄席」
▶︎「女性タレントが笑わせ合いのガチバトル“女子メンタル”!」
という3つの企画で構成されていて、どれもこれまでのお笑い番組で見たような感じがしつつも、どこか新しい要素も感じられる面白い企画ばかりでした。


ひとつ目の「大喜利警察」については、どこかめちゃイケを思い出させるような雰囲気で(総合演出のこだわり?)、ここ最近あまり見なくなったコントチックなロケ形式が新鮮でした。

やり尽くされた大喜利を、あえて大喜利のイメージがない芸人(MCクラス)にやらせるというのが面白く、これは新しいなと感じました。
ターゲットとなる芸人さんたちが、確かに大喜利のイメージがない人ばかりで、見ていてしっくりくるのは、なかなか当たり前のことではないような気がします。

個人的には、湾岸スタジオの出入り口でケンコバさんやジュニアさんに引き止められた後、松本署長が陰から登場したときにターゲットの表情がガラリと変わったのが面白かったです。
しりとり要員としてのめるくん(生見愛瑠)の存在もツボでした。



目玉企画「女子メンタル」


そして、今回の番組のメイン企画とも言える「女子メンタル」
恥ずかしながら本家の「ドキュメンタル」をちゃんと見たことがなかったので、企画の全体の流れやルールを知らず、新鮮な気持ちで楽しめました。
企画自体を暗黙の了解として説明しないまま始まったような気がしますが、見終わってから考えると、ガッツリ企画説明するのも違う気がするし、見せ方が難しいなと感じました。

今回一番すごいと思ったのが、出演者のラインナップ。
1人ずつ順番に登場する度、「ああー」と思わせるほどお笑いのイメージがある女性タレントばかりでした。
みなさん、用意してきたものがどれも面白くて、その場の流れを感じ取ってうまく笑いに変える場面もあって、松本さんも言ってたけど「俺やったら無理やな」と思いながら見ていました。

メンバーを少しずつ変えながらシリーズ化することを願っております。
ファーストサマーウイカさんと、峯岸みなみさんは固定がいいかと…(個人的な考えです)


まとめ

松本さんの探究心は半端ない!!
松本さんのカリスマ性は取れない(枕カバーを洗っても)



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<先週のおすすめコンテンツBEST3>

「田村淳のコンテンツHolic」(MBS/TVer)

・映画監督が見たテレビの面白さ
・テレビのカメラワーク(視聴者からすると当たり前)に注目する着眼点
・めちゃイケ(アメトーーク)の辻カメラマン


「激レアさんを連れてきた」(EX/TVer)

・証拠映像が全てTikTokというのがなんとも現代らしい


「唐沢佐吉のメ〜テレ大爆発TV!!」(「テレビ局の生活」/YouTubeチャンネル)

※特別企画で期間限定公開につき、現在は視聴できない。

・制作経緯に夢がある
・さすが秋山さん
・地上波では難しいけどYouTubeだからできる企画、そして面白い


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