苦しい時

2021.02.15
朗読ライブの1人リハーサルが大詰めに、、、
細かいタイミングを
ご本人の朗読の録音に合わせて
何度も繰り返して演奏して調整。
伴奏でも独奏でもない。
独奏でも伴奏でもある。
やはり、朗読とのコラボは楽しい。

今日は
「逆境力」
引き寄せの法則や
思考は現実化するなどは
よく知られている考え方。
そんな中、
偶然、
多摩大学大学院教授 田坂広志氏
の講演に出会った。

氏は若い頃、
大病をされ、
医者に死亡宣告を受けた。
そのことに打ちのめされたあと、
禅寺での修行で、気づきを得て、
現在もご存命でいらっしゃる。

人が生きる目的は
人生を拓くこと

そこには、必ず、
【逆境】
が存在する。
その時、
人は過去を悔いたり、未来を憂いだりすることに
多くの時間とエネルギーを使う。
その禅寺で体験したのは、
足がパンパンで見るからに
腎臓が悪いのがわかる男性が、
「必ず治る、必ず治る」と唱えながら鍬を降る姿であり、
毎朝、
坂の上の畑に向かう足の悪い初老の女性が、もう作業の時間がなくなるだろうと思うようなペースで登っている姿だった。

その様子から、
過去を悔いても、未来を憂いでも何も変わらない。
できる事は、
ただ、目の前の現実に向き合う。その日一日を生き切る。
だと気づきを得られた。

志を抱く
とは、
未来を見据えて、今を精一杯生き切ることと語られ、
5つの覚悟を話されていた。

1.何かに導かれているという覚悟

 自らが信ずることを科学的に証明はできない。
それは、何かに導かれていると考え、受け入れる。

2.人生で起こる事は全て意味があるという覚悟

 いいことも悪いことも
そこから学ぶ姿勢。
【解釈力】を持つことが重要
どんな意味があるのか、
どう捉えられるのか、
それは、
自分が何かを学ぶために起こっていると考える。受け入れる力。

3.人生で起こることは全て自分が原因であるという覚悟

 【自責思考】である。
自己弁護や他者非難がある時は
不可能。
一方で
小さなエゴを消すことも不可能。エゴとは一生付き合って行くと腹をくくる。

4.大いなる何かが育てようとしてくれているという覚悟

 試練や逆境は自らが育つための大事な題材。
そこから学び、その意味を知り、乗り越えていくことが逆境の捉え方。

5.逆境を乗り越える叡智は与えられる。

 4つの覚悟を持ってすれば、
その逆境を乗り越える知恵や方法が不思議と浮かんだりわかったりするとおっしゃる。

人は自分の信じること、
志しを持ち、
それを成し遂げることが人生であり、
そこに使命感を持つことが大切だと語られる。

使命は、
本来、
[天命につかえる]
と読むのだろうが
氏は
[命を使う]
と読まれている。

逆境こそ、学びの時、
そして、気づき、
成長するチャンス。
今がその時だと心から思える。

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