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いよいよ秋競馬!賞金加算、権利獲り、陣営の思惑はウラスジにあり!セントウルステークス(G3)、京王杯オータムハンデ(G3)

いよいよ秋競馬の始まり。
これから年末にかけて、大きなレースが目白押しだ。
夏を休んでいた実力馬や、秋に照準を合わせている馬など、
今後のローテーションを有利にするために、
賞金加算やトライアルレースでの権利取りなどなど、
走らせる側である各陣営の思惑が見え隠れする。




土曜日の紫苑ステークス(G3)のおさらい


前提として、重賞レースなどを検討するときは、
その馬が過去に出走してきたレースや、その週の重賞レース、
更には来週以降の出走レースなどを加味することが重要となる。

紫苑Sの場合は、以下の事からこのレースの陣営の思惑を探る。

・ルメールが先週の札幌2歳Sで重賞勝ち
・3着以内で権利獲得、2着以内で賞金加算
・ルメールが日曜のセントウルSでキャロットの1番人気に騎乗
・京王杯AHでキャロットが4頭出し

以上を踏まえ、走らせる側に立って私はこう考えた。

ルメールの重賞連勝はあり得る。ルメール騎乗馬は1番人気。
この馬で行けるなら何故、同クラブ馬をわざわざ出走させたのか?
しかも、同じ財布(グループ)のキャロットやシルクまで。
さらに、ノーザンにとってのお客様である個人名義の馬もいる。

ゆえにここのルメール騎乗は、40口高額クラブである
サンデーRの会員への配慮ではないだろうか?

「ルメールで負けたらしょうがない、文句は言えない」

そこで主導権を握るノーザンの立場になって
ここのルメールのウラを考えてみた。

同クラブの武史プレミアエンブレム?
戸崎のシルク?2頭出しのキャロット?
はたまた千明牧場、穴井の個人名義馬?

ここで効いてくるのは、セントウルSのレシステンシアと
京王杯AHのキャロット4頭出しである。

ルメールがオトリだとした場合、(はい、妄想入りますw)
このレースでのルメールのウラスジは個人名義か違うクラブだ。

そしてルメール騎乗のレシステンシアと
京王杯AHでの4頭出しのキャロットがポイントだと考えた。

ゆえに、400口のキャロットらしいキャラという事で、
デビュー以来、ルメールや戸崎がといった上位騎手が
騎乗してきたスルーセブンシーズに白羽の矢が立ったのだ。

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しかしこの場合のテーマは「権利獲り」の可能性もあるために
馬券はワイドとした。(難しいかな?w)

まあ、このように、レースは単体で見るのではなくて、
関連するレースや、騎手の乗り替わりなど、
盾や横に、いろんな角度で見ることによって
走らせる側の意図や思惑、さらにはノーザン勝己や社台照哉など
バックにいるいわゆる「大きな意思」を垣間見れることがある。





第66回 京王杯オータムハンデ(G3)

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まず、キャロットにとって今週の主役なのは、
中京のレシステンシアで間違いない。

さらに、昨日大野スルーセブンシーズが
賞金加算と権利獲りをやったので、
ここのキャロットはヒモの域は出ない。

となると、やはり昨日ルメールで沈んだサンデーR?
6歳のキムテツからの転厩馬もいるが、
ここは川田グレナディアーズで仕方がないところか。
3歳で56kg背負わされるのは実力を認められた証拠。

気になるのは、ノーザン系で個人名義がポツンと1頭、
アカノニジュウイチ。
尾関が昨日、紫苑Sを2頭出しして権利獲りしているだけに
微妙なところ。ここもヒモでいいだろう。

あとは、池添カレンシュトラウス。

セントウルSのカレンモエのウラで、
そのカレンモエが超抜の追切を見せている事が逆に怪しい。

手品師が観客を右手に注目させている時、
それは、左手にタネを仕込んでいる時だ!


【結論】
◎川田 グレナディアーズ
〇池添 カレンシュトラウス
△横典 アカノニジュウイチ、キャロット勢






第35回 セントウルステークス(G3)

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メンバー的に見てもルメール騎乗のレシステンシアが一枚上だが、
本番のスプリンターズSの前哨戦という事で、
2着辺りで良いというイメージもある。

たしかに、社台ファーム勢を含めて、
個人名義や他のクラブも多いのが少々引っかかる。

ノーザン系ではシルク2頭出しも気にはなるが、
デムーロはマイネルファンロンでやったばかりで、
福永ピクシーナイトも3歳では荷が重そうだ。

ルメールがレシステンシアでアッサリも十分あり得るが、
そこは穴党のさだぼー的に妄想すると、

ルメール騎乗だが、本番のスプリンターズS前だし、
やはり他のノーザン勢がバラバラと多い事が引っかかる。

これほど2着固定に適した馬がどこにいようか?

馬券的に2着は決まった!あとは勝ち馬を妄想するだけだ。


そこで白羽の矢を立てたのが岩田望来ラヴィングアンサーだ!

理由はこうだ。

まず、レシステンシアは本番前の前哨戦である。
しかも他のノーザン系の手前もある。

2頭出しのシルクはデムーロ、福永といった上位騎手で
「負けてもしょうがない」というフォロー済みである。

そこで、もしレシステンシアが取りこぼしても
納得がいく結果を妄想してみると、

好位からの競馬が身上のレシステンシアだけに、
ノーマークのとんでもない馬が大外から飛んでくる。
しかも、この騎手ならあり得るかなと思わせる事ができる。
さらに、「まあ結果良かったじゃん!」と思わせる事ができる。

ずっと追っかけてきた岩田望来の初重賞制覇だが、
13番人気のここではみんなノーマークだろう。

しかも、騎手、調教師、馬主共に初重賞制覇となるのだ。

「まあ、良かったじゃん!何かおめでとう!」

となる事間違いなしw

・中京での望来の過去の成績、
・石坂公一の血筋
(通算690勝、重賞49勝、(G1)14勝石坂正の息子)
・ラヴィングアンサーの戦歴
(デビュー以来、一番離された着差は0.8秒で平均0.3差)

など考えると、ワクワクする。ここは1点勝負だ!

◎望来 ラヴィングアンサー
〇ルメ レシステンシア


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