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背水の陣!ダノックス2頭出しをどう読むか?マイルCS(G1)

2019/11/17に京都で行われるマイルCS(G1)にダノンキングリーとダノンプレミアムの2頭を出走させるダノックスだが、今年のG1でことごとく人気を背負って負け続けている。

・高松宮記念   ダノンスマッシュ  1人気4着
・桜花賞     ダノンファンタジー 1人気4着
・皐月賞     ダノンキングリー  3人気3着
・NHKマイルC ダノンチェイサー  3人気5着
・オークス    ダノンファンタジー 4人気5着
・ダービー    ダノンキングリー  3人気2着
・安田記念    ダノンプレミアム  2人気16着

・スプリンター  ダノンスマッシュ  1人気3着
・秋華賞     ダノンファンタジー 1人気8着
・天皇賞・秋   ダノンプレミアム  3人気2着


今年のG2・G3の成績は(9.0.2.7)となんと勝率50%と驚異的なのだが、いかんせんG1となると上記のように(0.2.2.6)と勝ち切れていないのが現状だ。

過去のダノックス馬のG1勝ちを見てみると、全て芝のマイルでしか勝ってい事が分かる。特にNHKマイルCとマイルCSに限っては、夫人である野田みづき名義の馬でも勝っていて、ダノックスがマイル戦線を主戦場としていることも見て取れる。


2010 NHKマイ ダノンシャンティ  安藤勝  芝1600
2014 マイルCS ダノンシャーク   岩田   芝1600
2014 朝日杯FS ダノンプラチナ   蛯名   芝1600
2017 朝日杯FS ダノンプレミアム  川田   芝1600
2018 阪神JF  ダノンファンタジー C.デム 芝1600
2014 NHKマイ ミッキーアイル   浜中   芝1600
2015 オークス  ミッキークイーン  浜中   芝2400
2015 秋華賞   ミッキークイーン  浜中   芝2000
2016 マイルCS ミッキーアイル   浜中   芝1600
2018 宝塚記念  ミッキーロケット  和田   芝2200

また、ダノックスのG1勝ちした馬は下河辺牧場、ケイアイファーム、千代田牧場といわゆる「非社台」の生産馬で、唯一ダノンファンタジーだけがノーザンファーム生産馬となっている。

毎年、高額な社台グループの生産馬をたくさん買っているにもかかわらず、クラシックレースは未勝利のうえに、G1勝ちも他の社台系馬主と比べて比較的少ない気がする。

しかし、夫人である野田みづき名義の馬でのG1勝ちを見ると、全てノーザンファーム生産馬であり、それゆえにオークス、秋華賞。宝塚記念と大きなところを獲れているのかもしれない。

今年のマイルCSは、ダノンキングリーとダノンプレミアムの2頭出しの背水の陣で臨むが、両馬は非社台の生産馬であるだけに微妙な立ち位置であることは間違いない。

これを踏まえて、レースをどう読むのか?誰が主導権を握っているのか?陣営の思惑は?マイルCSが非常に楽しみになってきた。


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