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阪神JFのリアアメリアが負けるのは予想できた!厩舎、馬主の2頭出しはこう読め!


ここでリアアメリアを嫌う理由は2つある。ひとつは、2勝したレースの勝ち方が派手すぎる事。二つ目は、ほぼ勝てそうな馬がいるのにもかかわらず厩舎が2頭出ししている事だ。
ほぼ勝てそうなリアアメリアがいるのにもかかわらず、山紫水明のクラヴァシュドールを出走させているのも引っかかる。オープンレースは少ないので2頭出しになることも予想はできるが、私が山紫水明なら他で勝負になりそうなレースを選択するだろう。

上記は、中内田厩舎の2頭出しとリアアメリアの派手な勝ち方がどうもひっかかかる!阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)で書いたものだが、2頭出し(多頭出し)は大きく「厩舎」と「馬主」によるものがある。


1、厩舎の2頭出しは基本的に勝負気配が薄い!

レースにおいて勝ち馬が1頭である以上、同厩舎2頭出しは基本的には自信の無さの表れと読むべきである。

阪神JFのリアアメリアのように、ほぼ勝てそうな馬がいるのにも関わらず、同厩舎の馬が出走してくるのは、下馬評とは逆に人気馬の方に自信が無いからに他ならない。

わざわざ強い相手がいるここを使わなくても、ちょっと待てば良い条件のレースが存在する場合は特に疑ってかかろう。

レース数の少ないG1などはともかくとして、レース数が多い条件戦での同厩舎2頭出しは、まず疑ってかかったが良い。



2、馬主の2頭出しは基本的に勝負気配が高い!

馬主の2頭出しの場合、海外ではよくあることなのだが、一方がラビットすなわちペースメーカーの役割をする場合がある。勝たせたい馬の特異なペースでレースを進める方法だ。

あとは、外国人騎手を乗せた馬にマークを集中させといて、ノーマークの馬でヤル時だ。

一口クラブなどでよくある手法だが、ライバルたちがマークするであろう外国人騎手やリーディング上位騎手が乗っているA馬をおとりにして、人気のないノーマークのB馬でヤルという方法だ。

この方法なら、B馬の顧客は「なんであっちは上位騎手でこっちはこんな騎手なんだ?」という不満を、A馬より上の着順にすることによって解消できるし、A馬の顧客も「この騎手で負けたらしょうがない」と思うだろう。

というように、どちらの場合も基本的には上記の通りだが、共通するのはどちらか一方が人気である事、ほぼほぼ勝負になりそうであることが絶対条件だ。

その場合の勝負気配は、騎手の乗り替わりに現れることがよくあるので、そのあたりをどう読むかが大事になってくる。


今年の安田記念を例にとる

安田記念のインディチャンプに、同クラブのアーモンドアイをぶつけてきた時、インディチャンプ側は「おいおいそれはないだろう」と思ったはず。

しかしインディチャンプが勝つことでクラブ側への不満は解消される。また、アーモンドアイ側は「休み明けだしルメールで負けたらしょうがない」と思うはず。

結果的に、負けたアーモンドアイは天皇賞の圧倒的なパフォーマンスで最強の地位を、インディチャンプもマイル春秋制覇でその格を守った。

全てはノーザンファーム吉田勝己のシナリオなのだろう。

ゆえに、2歳のG1で負けたリアアメリアも、3歳になってクラシックを圧倒的なパフォーマンスで勝てばいいだけの話だ。


阪神JFの正しい予想の仕方はこうだった!

圧倒的な人気のリアアメリアだが、気になるのは同厩舎のクラヴァシュド-ル。レースでは勝ち馬が一頭である以上、同厩舎2頭出しは自信の無さの表れか。ここはリアアメリアを疑ってかかりたい。

ならば、そのリスクを解消できる馬はただ1頭。クラブは違えどその運営はノーザンファーム吉田勝己に繋がる、いわゆる同じ利潤であるキャロットFのレシステンシアしかいない。

馬券は、リアアメリアのウラとなるクラヴァシュド-ルの圏内へのツッコミを期待して馬単で「レシステンシア⇒クラヴァシュド-ル」の1点勝負だ!

馬券は外れているが、これが正しい予想だったようだ。

馬の能力や力関係がどうだ、過去のデータがどうだ、血統・調教がどうだ、ではなく、競馬も資本主義の中で行われているという事を忘れてはいけない。こういう議論を私はみんなとやりたいのだ。

まとめ

勝負になりそうな馬がいるのにも関わらず、同厩舎が2頭出ししている場合は、基本的に自信の無さの表れである。

同馬主の場合は、基本的には勝負気配ありとみるが、乗り替わりや騎手の配置から気配を読め!


次回は、「同馬主」というのは、言い換えれば「同じ利潤」であるという事であって、レースにおいての目的が同じであるいわゆる「同じ財布」であるという事が前提となる。ゆえに「同馬主」というのは様々な形があるという事を説明したいと思います。

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