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穴党必読!高配当狙いのさだぼー的「ウラスジ」とは何か?馬券購入に役立つ本当の情報とは?!


「人の行く裏に道あり花の山」


他人と同じ事を行っている限り利益は得にくい。むしろ、他人と逆の行動をとることが大事。逆張り的な発想を象徴する格言の一つだ。

私の予想パターンのひとつに「ウラスジ狙い」というものがある。もちろん穴党である私にとって人気馬を素直に買うという発想はない。

常に危険な人気馬や、一般ファンの幻想に隠れた穴馬を探しているのだ。そういったレースにこそ妙味があるというものだ。

上記の記事を読んでいただいている方は分かると思うが、人気馬を買かったり、バラバラと何点も買ったり、オッズによって買う金額を変えるというのは、統計学的にいうと「最も早く確実に負ける方法」なのだ。これは学問によって証明されている疑いのない事実なのだ。

そこで「確実に」、そして「早く」負けないように馬券に工夫を加えてJRAと戦っていかなければならない。

ゆえに、人気になっている要因を深く分析し、その幻想の裏をかいて高配当を頂こうという作戦が有効になる。そこで、私なりの「危険な人気馬の見つけ方」や、高配当につながる「ウラスジ」の見つけ方を教えましょう。






危険な人気馬の見つけ方


さだぼー的な「危険な人気馬」とは、持ち時計が無いとかや血統が悪いとかではない。もちろん脚質が向かない、馬体重がどうのこうのといった興行元のJRAが出している情報は一切関係無い。ましてや、SNS界隈で流れているような「ある筋からの裏情報」など存在する訳が無い。

本当に大事なのは新聞に載っていない実存している情報なのである。

分かりやすものでいうと例えば人気馬の「着拾い」がある。上記の記事で詳しく書いているが、勝ちたくない馬は確実に存在するという事をまず知ってほしい。利益の追求が命題であるはずの馬主経済や厩舎経営は当たり前の事で、騎手だって賞金で生活が成り立っている以上、お手馬の獲得賞金は「長く」そして「安定」している方が良いはずだ。

高齢馬で、上位には来るもののなかなか勝ち上がれない馬がいるとしよう。関係者は「今度こそ!」とか「展開さえ向けば!」とか「時計がかかれば!」とかたてまえでコメントするが本音は違う。

こんな馬が、たてまえのコメントや調教時計、リーディング上位騎手への乗り替わり等で人気になっていたらこっちのもの。さっさと勝ち馬検討リストから外れて時間の節約もになるのだ。





レースにおける「ウラスジ」とは?


やはり現代の競馬を牛耳っているのは社台グループであることは周知の事である。中でも、泣く子も黙る吉田勝己率いるノーザン帝国にはだれも逆らえまい。

調教師や騎手は、営業よろしくせっせと牧場などに足を運び、ノーザン帝国やそのブレーンである大馬主とのつながりを大事にする。それもそのはず、ノーザン帝国からの入厩や、騎乗依頼がストップしたら、生活が成り立たなくなるどころか、競馬の世界にもいられなくなることは誰が考えても間違いない事実だからだ。

ゆえにノーザン帝国がイニシアティブを握っているレースを探し、その馬の番組表上のローテーションや、レースにおいての相手関係などから、危険な人気馬をあぶり出す。

そしてその裏に隠れているノーザン帝国による「大きな意思」が勝たせたい馬こそがいわゆる「ウラスジ」にあたるのだ。






先週のエプソムカップで考えてみよう


「危険な人気馬」を考えるパターンがいくつかあるのだが、分かりやすく先週のエプソムカップを例にとってみよう。

キャプチャ

まずファルコニアとアトミックフォースの2頭出ししている社台ファーム側から見てみると、もちろん川田騎乗のクラブ馬ファルコニアが主役で、その「ウラスジ」にあたるのが武藤アトミックフォースだ。

そしてノーザンはというと、主役はルメールのアルジャンナで、「ウラスジ」はその他のノーザンファーム生産馬という事になる。

もっと大きな範囲で考えると、このレースにおいての主役はノーザンファームであり、その「ウラスジ」が社台ファームというわけである。

そのエプソムカップにおいて、私はルメール騎乗のアルジャンナの勝ちは無いと確信していた。理由は2つ、池江厩舎の2頭出しとルメールの騎乗にある。

一概には言えないが、基本的に「厩舎2頭出しは自信の無さの表れ」と見る場合が多い。

池江厩舎には福永からルメールにスイッチまでした1番人気のアルジャンナがいるのにも関わらず、非社台であるノースヒルズのシュリを出走させている。これでアルジャンナが下馬評通り勝った場合、ノースヒルズからしてみれば、競走馬という投資商品のファンドマネージャーであるべきはずの調教師のレース選択に疑問が残る結果となるからだ。もちろん馬主サイドの要請があれば別だが。

レースにおいての勝ち馬が1頭だけである以上、「大体いけそうな馬」がいながらあえてもう1頭使ってくるのは、下馬評とは逆に人気馬の方に自信が無い、勝ちたくないからに他ならない。

ましてやノーザンの社長である「吉田勝己」名義のアルジャンナにルメールを乗せて勝ったら、なけなしのお金を出資して夢を見ているシルクやキャロット会員たちはどう思うであろうか?

逆に、クラブ馬のいるレースでアルジャンナが勝つときには、クラブ馬にルメールとか川田を乗せて「ルメールで負けたらしょうがないわ」と、クラブ会員側に配慮した形にするはずだ。

ゆえにノーザンを軸に考えると、ルメールを社長名義の馬に乗せてきたアルジャンナの「ウラスジ」にあたる馬が、「大きな意思」が本当に勝たせたい馬だという事になる。






アルジャンナの消しの要因はルメールが騎乗した事である。


ここまで読んでいただくと、今年のエプソムカップにおいては、アルジャンナにルメールが騎乗したことが逆に「勝ちは無い」と理解できるだろう。となると後は主役の影にいるウラスジの馬を推理するだけだ。

予想としてはここまでは合っていた。

人気馬アルジャンナのアタマは無い。

しかも人気薄のウラスジから入れる。

後は馬券をどう組み立てるかだ!

しかし、ダービーと安田記念の「流れ」から、私のバイアスは「国枝ー戸崎のサトノフラッグに傾くわけだが惜しくも2着、実際にはウラスジ中のウラスジであるクラブ馬ザダルが勝ち馬となった。

ザダルはデビューから3連勝でオープン入りした馬で、セントライト記念0.4差3着、古馬になっても金杯で0.5差、毎日王冠で0.7差と重賞においてもそこそこのレースをしていた。

体が弱いのか、間隔をあけて使わざるを得ない状況において、5歳になりこの先レースを使うとなると賞金的に選択できる余裕が無い。

結果「大きな意思」が勝たせたかった馬はザダルだったという訳だ。






まとめ

私の予想は「危険な人気馬」を探す事と。その裏にある「陣営の思惑」を探ることにある。ゆえに賞金的にも「着拾い馬」が多くいる2勝クラスと、自営の思惑が錯綜する重賞レースがターゲットとなる。

厩舎2頭出しとか、馬主2頭出しとか、乗り替わりとか、陣営の思惑が推理しやすいレースを見つけたら、そのレースの主役となる陣営の思惑を推測する。そのうえでの大事なファクターのひとつは「隠された事実」である。もちろん「ある筋からのウラ情報」などは存在しない。

そして常に走らせる側に立って考える事だ。どういう結果が誰にとってどういうメリットがあるのかを考えるのだ。競馬も資本主義の中でおこなわれていることを決して忘れてはならない。

JRAの発表や競馬新聞に載っているような情報などに惑わされないように、幻想によって作り上げられた人気馬のウラに隠された「陣営が本当に勝たせたい馬」を一緒に見つけようではないか!





あとがき

今やスポーツの域を超えブラッドビジネスと変貌した近代競馬は、社台グループを中心に多くの人・金が動き、同時に様々な錯綜が渦巻いている。 走るのは馬だが、走らせているのはまぎれもなく人間である。そして勝ち馬は全て大資本に繋がる事に目を向けなければいけない。 「馬ばかり見てちゃ馬券は獲れない。競馬社会そのものに詳しくなくては・・・」と我が競馬予想の師匠である清水成駿氏も言っている。 KRA-NETでは馬主・調教師・騎手といった走らせる側の思惑、すなわち「人的錯綜」を紐解く事によって、 陣営のヤリ・ヤラズを見抜き、大資本のバックボーンが浮かび上がる真の勝ち馬、裏事情により勝たなくてはいけない馬を探り出します。異常オッズ・血統・ローテーション・乗り変わり・馬主・厩舎の各種2頭出しなどから推測される事や、 騎手・調教師・生産者・馬主など、各利害バランスにおける人的錯綜等、情報交換を行う為のメーリングリストです。


昔、携帯電話が無い時代に、メーリングリストというプラットフォーム上でパソコンだけでこういう情報を交換していた時期もありました。当時の会員は約1,000名くらいいたかな。「危険な人気馬メールマガジン」の読者は2600名ほどいました。競馬大予言とかいう雑誌にコラムも掲載していたこともあります。

あの頃はガッツリ競馬にハマってたなあ。

スティンガーの阪神3歳牝馬Sで初万馬券&初帯封をゲットしてからというもの、フェアリーキングプローンの安田記念でも万馬券ゲット。次の年のブ安田記念でもラックホークで10万馬券GETで今度は帯封2つ獲得!

アパパネの時の3連単万馬券、エリンコートの10万馬券でオークスを帯封で連覇!

ほかにも特別レースだったかな?2週連続で帯封を獲って奥さんとラスベガスへ旅行も行きました。

過去最高は、競馬のオフ会のさなか、中山の上総特別で3連単配当288,710円という馬券を2,000円1点買いで獲った時かな。オフ会に参加していたみんながシーンとなったのを思い出すなあ。

あれから起業したり、子供が生まれたり、ゴルフにハマったりして時間が取れなくなって、競馬も10年ほどやめていたのだが最近なぜか復活してぼちぼちやってます。

また、こういう情報交換する場所を作って、同志と一緒にJRAに立ち向かっていければと思います。いいプラットフォームがあれば教えてください。

久しぶりにガッツリの原稿で少々疲れましたw

みんなすごいね。

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