凱旋門賞にみる欧州競馬の勢力図

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史上初の凱旋門賞3連覇がかかるエネイブルの馬主は、ジュドモントファーム、バンステッドマナースタッドを所有しているサウジアラビアの王族ハーリド・ビン・アブドゥッラーである。過去の所有馬を調べたら、ダンシングブレーヴ、レインボウクエスト、デインヒル、クエストフォーフェイム、コマンダーインチーフ、ウォーニング、レイルリンク、ワークフォース、フランケルとそうそうたる顔ぶれだ。

サウジアラビアの王族という事は、アラブを代表する王族であり、近代の欧州競馬のレース賞金を牛耳っているいわゆる中東系のトップ。凱旋門賞の行われるフランスのレース賞金を牛耳っているのも中東のカタール。しかもサウード家、UAEゴドルフィン、カタールという今年の凱旋門賞の主役はすべてイスラムのスンナ派なので、いわゆる「持ちつ持たれつ」という図式が成り立つのではないか。と書いてみたが本当は国家元首とか、王族とか、大物過ぎて良くわからないのが本音である。

おそらくラストランになるであろうエネイブルが前人未到の凱旋門賞3連覇を成し遂げるんでしょうね。オブライエン陣営もグッと減ったし、ジュドモントとクールモアとのビジネスライクな付き合いもあるので、藤田菜七子ちゃんのコパノキッキングのように勝つんじゃないかな?(急にスケールがw)いずれにせよ馬券で勝負するレースでは無く、見て応援するレースであることは間違いないです。

JRAに欧州競馬の勢力図があったのでどうぞ。

クールモア(愛)、ゴドルフィン(英)、アルシャカブ(カタール)、アガ・カーン(英)、ジュドモントファーム(英)、ヴェルテメール(仏・シャネル)というところが欧州競馬の中心となります。

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