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新型コロナウイルスを乗り越えるために、皐月賞を勝つのは、走らせる側の「絆」を多く持つキズナ産駒のクリスタルブラックだ!

昨日4連勝を含み5勝と気を吐いたルメールだが、本日もノーザン系クラブを中心に6鞍騎乗。藤澤、須貝、国枝とどれも勝負気配がプンプンする。

対して昨日7鞍全て3番人気以内の支持で4着が最高だったD・レーンは、本日もサリオスの含めて当然人気が予想されるが、間違いなく今週の主役はルメールだろう。



中山11R 第80回 皐月賞(G1)

◎クリスタルブラック


今年のクラシックは有力馬の騎手の乗り替わりが激しく、さらにノーザンお得意の使い分けというのもあって勝負気配を読み取れずまさに混とんとしている状態である。

さらに桜花賞では、川田、武豊、ルメールで臨んだノーザンも、ノルマンディTRといった、まさに長く続くデフレ時代で成功しているユニクロやニトリ的なビジネスモデルにやられた形となった。


今年の皐月賞も、ノーザン系はルメール、レーン、武豊とまさに桜花賞と同じような体制で臨む事になったが、3頭ともにいまいち大物感が無いように見えるがどうだろう?

ならば3頭出しで臨むノースヒルズ陣営はどうか?当然2歳のG1ホープフルSを勝ったコントレイルが筆頭だが福永騎乗がどうも引っかかる上に、牝馬ならまだしもディープインパクトの後継者はすでに飽和状態で、走らせる側のビジネスとしては少々疑問が残る。


そこで、今年の主役ともいえるノースヒルズ側にもノーザン側にも大きなメリットを与えてくれるのはどの馬かと考えると、やはり社台で繋養されているキズナの種付け料を上げることではないだろうか?

社台を中心に組まれたシンジケートは、もちろんノースヒルズも大株主であろうし、250万で始まった種付け料も今やロードカナロアやハーツクライをしのぐ活躍で来年度は1000万を目指す展開となっている。


3月のフラワーカップでは、12番人気のノースヒルズ所有でキズナ産駒のアブレイズが勝った。その時の人気馬を含めた主導権は出走頭数の半数を占めていたノーザン系だった事からも、ノースヒルズとノーザン両者がキズナファンドの値のつり上げを目論んでいることが伺える。

そこで、両者の目的であるキズナ産駒で、デビューから乗り替わりもなく一貫して吉田豊鞍上のクリスタルブラックに触手は動く。


高橋文雅と吉田豊は、同じ大久保洋吉厩舎で同じ釜の飯を食った同門でありいわゆる兄弟弟子にあたる。また、生産した大狩部牧場代表の渡邉隆夫は、クリスタルブラックを管理する高橋文雅の北里大学獣医学部の先輩になる。

さらに、JRA最高齢馬主となる98歳の岡田勇氏は、大狩部牧場開場以前から渡邊隆夫と交流があり、今でも多くの馬を購入しているそうだ。

頸椎骨折で長期休養を余儀なくされた吉田豊の復活に用意されたクリスタルブラックは、まさに陣営の「絆」ではないだろうか?

東日本大震災を乗り越えた第80回のダービーを勝ったのはキズナだったように、新型コロナウイルスの困難を乗り越えるために、くしくも同じ80回の節目となる皐月賞を勝つのは、走らせる側の絆を多く持つキズナ産駒のクリスタルブラックだ!



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