見出し画像

立場を違えただけで、 見えない事実も見えてくる・・・「走らせる側に立って考える」を教えてくれた清水成駿氏の著書

以前、上記のような記事を買いたことがある。
競馬を始めて頃に「必勝法は無いものか」と、
出目作戦、オッズ作戦、血統、スピード指数、
有料無料にかかわらず様々な方法を試してみた。

色んな競馬のいわゆる必勝本も買いあさった。
ある日ふと立ち寄った古本屋で清水成駿氏の
「財産のためにマジで競馬と戦う本」に出会い、
その考え方に衝撃を受けて以来の大ファンである。

画像1

前書きの一部を抜粋してみよう。

「孤独の◎」ファンに応える本 ~前書き~

はぐれ旅だよ人生は、なんてイキがっている間に
競馬がいつの間にか市民権を獲得し、
予想がフィーリングに変わり、
近頃はルンルン気分の「ひらめき「予想」だ。
またそれと同時にファンの姿も変わってきた。

だが十数年間、一貫して変わらないのは、
競馬ファンの人の良さだろう。

明日競馬があるというだけで、
心はウキウキお祭り気分。
金・土の夜ともなれば、
ケンケンガクガク口角泡を飛ばして
知識のありったけを披露しての大検討会だ。

これだけ楽しめれば負けても納得?!
損をするものだと思い込んで競馬を楽しんでいる。

こんなファンと酒でも飲んだ時に驚くのは、
競馬への情熱と情報の詳しさだ。
馬名、コースレコード、通過ラップまで覚えている。

競馬評論家だなんていい加減なことは言えないなと
身を正すことは勿論だが、いつも何となく物足りない。
のど自慢ならカネ二つどまりである。

馬ばかり見てちゃ馬券は取れないよ、
競馬社会そのものに詳しくなくてはやられる一方だよ。
ここ数年、口をすっぱくして言い続けて来たし、
書き続けてきた。

だが、いまだにどうもファンの予想が
カネひとつ物足りないというのはこの点である。

馬を走らせている側は、
生活を賭けて競馬に取り組んでいるのに、
どうもファンの側はというと取り組み方が甘い。

馬が走っただけで楽しいなら馬券など買わなくていい。
こっちだって汗水たらしてなけなしの金をはたいて
買った馬券じゃないか、当ててこそ、
稼いでこその競馬なのだ。

”勝たんとて打つべからず、負けじと打つべきなり”
は徒然草の言葉だが、

”勝たんとて打つべきなり、負けじと打つべきなり”
が私の競馬だ。

サラブレッドも、馬券も、
勝つという目的においてのみ存在するものだからだ。

「孤独の◎」ファンに応える本 ~前書きより抜粋~


「走らせる側に立って考える」

まだ馬券が枠連しかない時代で、
参考レースは古いが、現代競馬にも十分落とし込める。

立場を違えただけで、見えない事実も見えてくる・・・

今は亡き清水成駿氏は、今も私の競馬予想の師である。






【 さだぼーお勧めの競馬本 】


孤独の◎は永遠に

昨年逝去したカリスマ予想家・清水成駿を特集した一冊。
柏木集保、井崎脩五郎、塩崎利雄、長谷川仁志、
上田琢巳、佐藤直文、虎石晃、水上学らが語る秘話、
そして予想の凄味ーーー。

画像2



競馬・男の一本勝負 穴馬券 我、かく狙えり

こんな裏も知らないでなぜ馬券を買うのか!
あなたに獲らせたい馬券があります。
男・清水が競馬界にガツンと一撃!

画像4



ツキの法則 「賭け方」と「勝敗」の科学

確率・統計理論に基づき、「必勝法の迷信・誤解」「より早く確実に負けてしまう方法」などを説きながら、ツキの正体を明らかにする。 賭け方・勝敗の意外な関係と賭けの真の醍醐味を教える、ギャンブルの科学。

画像4



キャプチャ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?