真理子先生の物理学♡

在り方革命０２４☆

物理学が苦手な生徒さんって、結構いらっしゃるのです。どうしたものでしょうか。

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「物理キライ。イミわかんない。公式覚えて計算して、それだけ。役に立たないもん」

『わかるで。アンタらだけちゃう。教える方かて、あれこれ不満あんねん』

「へえ～先生も不満あるの。真理子先生は、物理の先生って感じ、しないもん」

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　イラストは朔川揺さんです☟
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『量子は、なかなか、おもろいけどな』
「リョウシって、お魚とる人？」
『何言うてんねん。そら漁師や』
「じゃあ、お父さんお母さん！」
『両親やないか』
「頭が死んじゃうこと？」
『あほか。そら脳死やで』
「テヘ(≧▽≦)」

　💡　💡　💡

　😲　😲　😲

「これ、イミわかんない。光って何？」
『波動や。誰か見ると、粒子に変わる』
「ええええ。どっちなの？」
『不思議やな。だあれもわからん』
「マジ？」

『光だけやない。自然にあるもんは、人間が作っとらん。ホントんとこ、わかれへん』

「なーんだ。わかんないんだ」

『ひとつ謎が解けたら、また次の謎。謎があるから、ずっと遊んでられんねん』

「へえ。遊んじゃっていいんだぁ。物理で？　ムリ無理むり。ありえなーい」

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『光の速さ、言えるやろか』
「えっと１秒で、地球の周り７回半」
『お。エライやん』
「えへへ。それくらいはさ」

『２９９７９２．４５８キロメートルや』
「だから数字、覚えらんない！」
『カンタンやで』
「そりゃ先生はね」

『憎くなく二人寄ればいつもハッピー♡』
「は。何ソレ？」
「憎くなく２９９７９２。二人寄れば２４』
「ゴロ合わせか」
『いつも５。ハッピー８』
「ウケる～超ウケるんですけど♬」

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『あんたの体は、ガラガラの空っぽや』
「先生、それ皮肉？ダイエット中よ」
『やめとき。やるだけムダや』
「ひっどーい！」

『みーんな原子やねん。素粒子や。ミクロの世界は、ガラガラやねん。空っぽや。見た目は違おても、なんもかんもクォークなんや』

「水晶のこと？」
『またか。そらクォーツやで』
「タンスかな。ホテルのフロント」
『あほか。クロークでんがな』
「コンビニで使える、便利なカード」
『クオカード──かぶってへんやないか！』
「テヘ(≧▽≦)」

『クォークの目で見たら、みーんな同じ光やで。光が、あっちでピカッこっちでピカッ』

「イミわかんなーい」

『無限の可能性があるんや。光の波。まだ、何物にもなっとらん可能性の光や。そん中にいろんなアンタの可能性がある』

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「もしかして、パラレルワールド！」

『物理がキライなアンタ。スキなアンタ。全ての可能性が、まだ形になっとらん』

「物理がスキなアタシ？」

『アンタがちょっと、意識を向けたら、途端に粒子なる。物になる。現象化するんや』

「アタシ、なんでもなれそうな気がしてきたかも。ちょっとヘン。意識すればいいの？」

『軽～くな。アンタは今ここしかあらへん。明日になったら今日。どこ行ってもここや。光の速さやったら、時間が止まるんやで』

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「今ここか。先のこと考えるから、ヒヨヒヨしてきちゃう。今ここで選べばいいの？」

『選んだ瞬間、そのアンタになっとる』
「何にも変わってないよ」

『脳に記憶が溜まっとる。急に変わったらついてけへん。せやから少しっつ、慣れていかなあかん。見た目に騙されんことや』

「先生がそう言うなら、ま、変わったってことに、しとこかな。きっと大丈夫だよね」

『今とここは、NowとHereや』
「それくらい、わかるもん」
『合わせてみなはれ』
「え。ひとつにしちゃうの？」
『Nowhereどこでもないやねん』
「ウケる～超ウケるんですけど♡」

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