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パイレーツ号観戦日記 サウスポー船長の巻

みなさんこんにちは。第19節では船長が久しぶりに登場となりましたが、サウスポーで臨んでトップを取りましたね。パイレーツにとっては久しぶりの快勝でした。

第20節終了時点で暫定順位は以下のようになっております。

第20節では風林火山・亜樹選手の華麗な舞が素晴らしく、KONAMI・寿人選手の魔王の嵐が場を支配したため、サクラナイツが2ラスをひき、1日で▲123.7p、まさかのボーダー下へ転落。しかも第21節の結果次第では次回の第22節開始時点で最下位の位置から好調の風林火山とドリブンズ、そして多井さんの登板が濃厚そうなABEMASとの試合に臨まなければならず試練が続きます。 もともとうっちーと沢崎さんの運量が下降気味だったところに岡田さんが飲み込まれたような状況ですが、早くこの中の1人でもいいので浮上のきっかけをつかみたいところです。惜しくも雀王連覇とはならなかった堀さんですが、ここは堀さんが先陣切って来週登板するとして、ここはうっちーの底力を見せるときだよ! うっちー、ファイト!


あ、違う違う。今日のnoteのテーマは11月5日に行われたMリーグ2020 第19節の観戦日記ですよ。船長メインで書きたいので第2試合を中心に書きますが、第1試合をその前に。

11月5日

座順は起家から順に、Piratesアキナさん、ABEMAS翔ちゃん、フェニックスゆーみんさん、雷電黒沢さんの順。

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東発ハイテイを黒沢さんに放銃し、次局の親番は横移動ではあったものの自動卓の牌のかき混ぜが終わる前に親を流されてしまった翔ちゃん。いきなり今シーズンの不調を象徴する場面に出くわしてしまった。ただ幸いにもこの日は小場の進行で、どの選手も運量的には南2局までは微妙だったので、

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南場の親番、立直のめくり合いに負けはしたが、まだそこまで悲観すべき状況でもなかった。そして、ここにもう一人もやもやしている選手がいた。

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Piratesのアキナさんだ。ノー和了の21800点持ちのラス目で迎えた親番、4sを暗カンし、カンドラが4sと判明したが、36pがカンした時点ですでに山に無し。これはやってない。

決して僕の立場からはたいそうなことは書けないが、この日のアキナさんは少しのチャンスも逃がしたくないという思いから全体的にぶくぶくしすぎた手牌にかまえる場面が多かったような気がする。それも無理はない。自身5戦目で2着2回、4着2回。トップがねらえるならトップ、そうでなかったとしても少しでもポイントを加算して次の選手にバトンをつなぎたかったはずだ。

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翔ちゃんに満貫を放銃し、ラスが濃厚になる原因となった1局。どうするのが1番良いんだろうということはわからなかったが、なかなか聴牌ができない状況に不安でしかなかったこの場面。終盤で聴牌がようやくはいったが、もう時はすでに遅し。聴牌をどうとろうと放銃してしまう状況になってしまい終戦。

路上感想戦の船長やあさぴんの意見を聞いて勉強になりました。言われてみればなるほどと思うのだが、実際に実践できるかと言われるとなかなか僕にはできないことだと思いました。


そして無念な気持ちが残ったまま迎えた第2試合。各チームの選手がコールされた。

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ついに来た! 船長自らが舵を切る番! 第1試合で連対できていたら、船長の登板を回避する選択肢も残されていたのかもしれませんが、ラスを引いてしまい、-200pのラインが再びすぐそばに近づいてきた状況になってしまっては待ったなし。ここは船長の一手だったのでしょう。

僕は当日Twitterの通知をOFFにしていてスマホを見るのを封印して、約3時間遅れぐらいで追っかけ視聴をしていました。なので第1試合を視聴した時点で時刻はすでに23時半過ぎ。視聴を翌日にしようかどうか迷いましたが、久しぶりの剛さんの試合、そしてたまたま翌日は仕事が午前中で終わりという状況でしたので、頑張ってそのまま視聴することにしました。

Twitterの通知をOFFにしているので、船長の登板の間隔が空いた直接的な理由は知らないまま視聴を始めたのです。

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実際に最初にこのアングルで船長の手牌がクローズアップされていることに特に違和感を感じていませんでした。 そして日吉さんの「小林が左手でうってませんか」という言葉を発した時にようやく状況を理解しました。

前回のnoteでも言及しましたが、船長の登板間隔が空いていることは個人的に気にはなっていました。

試合後の船長のTwitterより。「人よりちょっと出てなかっただけで」というフレーズがいかにも船長らしい表現ですが、去年はガンガン船長をゴリ押す木下監督の采配をたくさん見てきたので、少し気になってはいたのですよ。 だから右アームのメンテナンス中(ロボっぽく表現してみたw)が理由だったということを知って、少しだけほっとしました。木下監督もパイレーツの選手たちも麻雀の技術から離れればそんなに回りくどい発想をする人たちじゃないのでね。確かにそのような状況なら次戦の登板まで情報は伏せてひたすら黙るのが他チームに情報を与えないという点で絶対に吉だなぁということで納得。

船長の右腕については、少し前からも万全じゃないということは僕も知っていたし、右腕を治療している写真を船長がTwitterで挙げているのも見ていましたから、それほど驚きはしませんでした。少し心配になってしまう気持ちもありますが、翌日はまーすた、その次の日はベルバードと雀荘へのゲスト出演もこなしているので、そこはもう船長自身の判断に任せましょう。船長はどちらかというと自分を犠牲にして身体が壊れるまで黙って尽くすタイプではなく、無理なものは無理とはっきりと言えるタイプのお方ですので、我々パイレーツのサポーターは様子を静観しましょう。

さて、試合の方ですが、

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東一局は船長が先制立直の後、萩原さんにも聴牌が入り、日向さんにも聴牌が入ったが、二人のロン牌が暗カンでき、

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幸運にも親権維持をねらった萩原さんから8pが放たれ、幸先いいスタート。東2局も發ドラ3の2000-4000を和了、東3局を一人聴牌し迎えた東4局流れ1本場。次々と有効牌をツモり、6sと中待ちのドラ切り立直!

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ここでドラドラの聴牌をしていたゆーみんさんが一発で中をつかんでしまい、放銃となった。

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東3局が終わった時点で船長がやや有利であったが、その本場込み8000点の移動で船長がはっきり優勢になった。この得点の並びだとゆーみんさんが粘ってトップに食らいつくというのが、トップを脅かすストーリーの展開としては過去の試合上いちばん起こりそうな事象だったので、ここでゆーみんさんをラスにいったん沈めたのは大きかった。

そして、東4局ではこの形から6sをチー。

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これ以上船長に連荘はさせまいと白を仕掛けて手牌を短くしていた2着目のひなたんはこの表情。

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そして、最終的には7sを持ち切れなかった萩原さんから7mが打ち出され、本日4回目の和了。

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立直も副露も自在な状態。こうなっては、赤牌がたくさん押し寄せてきてツモが悪くなかった日向さんも翻弄されてしまう。

そして南1局。この得点の状況だとダマにする剛さんの姿も想像できるけど立直を選択。ハイテイでつもり、5回目の和了。

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もうこのあたりとか普通に泣いてましたね。ここ2週間の思い出が走馬灯のように駆け巡っていましたもの。

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あと一歩でプラス圏が見えてくる状況で瀬戸熊さんに倍満ツモを和了され、ラスを引かされたばっしー。

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連闘で臨んだ試合はトップがすごく欲しかっただろうが、我慢して完全他力に賭けるという選択をしたが実らなかった。

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あさぴんも十分とは言えない手材料で最善は尽くしたと言えるが不完全燃焼になっていた。

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そして、ポイント以上に今後に少し響きそうなラスを引いてしまったアッキーナ。

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気づけば開幕期のころにいったん抜け出したはずの-200p割れの状況がすぐそこに迫っていた。

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船長が右腕の治療で次回の登板の日程が空くことは他の3選手はわかっていたはずの2週間だったから、余計にもどかしい思いをたくさんしてきたと思うんですよ。

そんな他のチームメイトやパイレーツのサポーターのもどかしい思いを一気に晴らすゲームを展開している船長。これ、平常時でもかっこいい話なんですが、そこにサウスポーの話が加わって神々しさが増すんですよね。「黄金の左腕」といったところでしょうか。

そんな船長の活躍もあり、一番トップの画面に立ちかえって現状ではこちらが暫定のポイント状況。

先週と比べて20p弱のマイナスとなったパイレーツですが、現状4位以下のチームは程度の重い軽い等の違いはあれどどこのチームもモヤモヤしていると思います。どうしても、自分の推しのチームの運量が悪いと「なんでウチのチームだけ」と思いがちですが、今シーズン、パイレーツはそれほど状況が良くない中で本当によく耐えている方だと思います。ここで僕が特にそう感じるデータを1つ。(パイレーツサポーターもちょっとだけ元気になるかも?)

もしかしたらお気づきの方もいるかもしれませんが、今シーズン、いわゆる「箱下」状態で半荘が終わってしまった試合が1試合もないのは実はパイレーツだけです。(今シーズン、オーラスで着順落ちが多い点に注目しがちですが、それはオーラスまで競る位置にいたという証拠でもあります)

パイレーツは今シーズン、今のところ道中においても「箱下」状態にはほとんどなっておらず、道中で「箱下」状態になったのは、10月13日の第1試合の南3局に黒沢さんがツモ和了したことにより、アッキーナの得点が▲100点になったわずか1局のみであり、アッキーナはこの試合ラスになりましたが、迎えた親番で2和了し、7000点持ちでゲームを終了させています。

トップの回数が少ないという点に着目しすぎると気がめいりがちですが、箱下のラスを複数回引いているフェニックス、サクラナイツ、雷電と比べるとそんなに悲観することもないと思えてきます。

いつか船長以外の3選手にもこれまでの我慢が報われるときが来ることを祈っています。

さて、ここで恒例の次節の展望です。第21節はKONAMI、フェニックス、雷電、パイレーツの対戦カード。

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まず暫定3位のKONAMIだが、「寿人さんの登板があるのかどうか」。これが第21節の各チーム采配面での最大のテーマになりそうだ。

穏やかな考え方のチームだと「ポイントが少し落ち着いてきたので…」という前置きをしたくなることもあるが、KONAMIにはそのような風土は基本的に無いので、寿人さんの登板がないとは言い切れない状況。 第19節でABEAMSの翔ちゃんが2位を獲得し、今シーズン連対が無いのが藤崎さんだけになったので、登板間隔的にも藤崎さんの登板はあるかもしれない。総帥は「気持ちの整理」もあると思われるので安易に登板の有無を予想するのは控えることにする。

フェニックスは10月期にゆーみんさんの登板が少なめだったが11月期に3回登板があり、これで各選手登板回数がほぼ平たくなってきた。前節でゆーみんさんがトップ2着でまとめ、ボーダーラインと100p強離れているので、ここでいったん和久津さんの登板はあるかもしれない。茅森さんはスケジュール的にどうなのかが不明。少しでも早くプラス圏に浮上したいという思いももちろんあると思われるので、ここはバランスをとって、誠一さんと和久津さんの組み合わせを予想することにする。

雷電は前節、ポイントが近かったフェニックスとパイレーツにそれぞれトップをとられ、裏天王山の試合に2試合とも敗れてしまった状況。 第1試合3着でも▲200pのラインを割ってしまう可能性が高い状況のため、第1試合は瀬戸熊さんの登板がかなり濃厚で、瀬戸熊さんの連闘も十分に考えられる状況。ただ2試合のうち開始場が北家の試合がある場合には、その試合は黒沢さんという可能性もあるかもしれない。萩原さんの登板の可能性があるとしたら瀬戸熊さんが先発で出場して第2試合での登板があるかどうかといったところか。

パイレーツは船長が自団体のリーグ戦の関連でおそらく登板を回避することになると思われるので、采配は割と単純明快だ。当日解説席にはソノケンさんが来るようだし、ばっしーとあさぴんが1試合ずつという采配でいいのではなかろうか。コンディションとかもあるだろうから、どちらが第1試合かは当日次第かな。先発した選手がトップを取ったら連闘があってもいいかもしれない。

あとこれとは別の話で、次の船長の出しどころは非常に重要だ。船長本人は左手のパワーのオカルトなんて信じてないだろうが、サウスポーに一時的に転向した初戦であの圧勝劇を見せられたことにより他のチームにはかなり強烈な印象が残ったはずだ。「剛さんとは当たりたくない」という考えがあってもおかしくないかもしれない。

次に船長の登板がコールされるときは恐らくパイレーツサポーター総立ちとなりTL上の温度が一気に上昇することは必至。果たしてその瞬間はいつなのか、楽しみである。

さて、長くなりましたが今回のnoteはここまでです。来週のパイレーツ号に幸あれ!


#頑張れUNEXTパイレーツ


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