見出し画像

2024年4月20日愛媛県県民文化会館「the TULIP アンコール公演」

財津さんの大きな声の「やっほ~〜〜!!」で19年ぶりのTULIPの愛媛公演がスタートしました。

この日のお衣装は上田さんが朱色の小花シャツ、姫野さんが緑のSDGsシャツ、財津さんが濃紺シャツ&ブラックデニム、宮城さんが桜色のシャツでした。

姫野さんは杖なしで登場するも、この日もステージ上に置かれたイスに座って演奏となりました。

1曲目のロックナンバーはTULIP初心者さんが多い会場とは思えないくらいの大きな手拍子。ロックな財津さんはカッコイイのテス。

2曲目はコーラスワークがキレイな楽曲。
後奏でのニコニコな宮城さんとのやりとりホッコリします😊。

「TULIPは50周年ツアーと銘打ってやっていますけど、正確には52年目に入りましてね…」と財津さん。
52年までやってきたら、なんやかんやでこのまま55周年まで続けてもいいんじゃないかと思ったり…😅。

ツインボーカル曲は、財津さんのギターを弾く姿が格好良かったり、軽快にステップを踏む姿が可愛かったり、後奏でベースの宮城さんに絡みに行く姿が微笑ましかったりと、色んな姿の財津さんが見れるお気に入りの楽曲。
この日も後奏で宮城さんの元に行って、ベースフレーズに👉👉してました。

「皆さんこんばんは、約18年、19年ぶりぐらいですかやってきたのは、その間、もっと来れると良かったんですけどゴメンナサイ」と姫野さん。
TULIPのコンサートであまり愛媛県のイメージがありませんでしたが、そんなに来ていなかったんですね〜。
「皆さん、なぜ僕だけ座っているか疑問があると思うのですが…」とこの日も座っている理由の説明を始める姫野さんですが、ここで財津さんが「老人だからでしょ」とチャチャ入れ(笑)。
しかし、財津さんのツッコミに強くなった姫野さんは「それはおいておいて…」と軽く流すのでした(笑)。
「転んでしまって、右の足の股関節を痛めまして…」と今までで一番詳しい怪我の説明をされていました。

姫野さんが故郷を思ってつくった楽曲での財津さんは、久々に小泉さんのキーボードフレーズに後ろを向いて納得の頷きをされていました。この日もコーラス時のお腹から手を前に押し出す仕草は健在。

安部さんの楽曲では間奏での財津さんの小泉さんイジりが最近の定番。この日も間奏に入ると小泉さんの方を向き、吹き出すまでじっと見つめ、極めつけは小首を傾げてあざとカワイイポーズ(笑)。

さて、この日の生ギターコーナーは…。
暗転の中、「財津さん!」という男性の声に「なんだよ」、「財津さ〜ん!」という女性の声に「何だよお前」と応える財津さん。コールのキャッチボールも楽しんでいる模様(笑)。

「舞台はね…最近は舞台って言葉もないか、ステージって言わなきゃいけないんだよね」と財津さん。
「古い人間なので古い言葉しか出てこなくてね…。(宮城さんに向かって)お主は元気にしてたかね?(笑)」急に振られた宮城さんが戸惑ってしまい「冗談です。スイマセン😅」と謝る財津さん(笑)。
こういうところに人の良さが出るんだよな😄。
「ステージががらりと変わりまして、皆さんの顔が照明の関係で見えるようになりました。ですからこのコーナーは用心してくださいよ!眠ってたりしたらつまみ出しますからね!」と財津さん。
皆さ〜ん、生ギターコーナーのウトウトは厳禁ですよ!(笑)

「今日はすごいですよ、5階建てでね…」と財津さんが言うと会場から拍手が👏。
「こんなことで拍手がもらえるなんて、『5階建て』って言えば拍手をするんですね(笑)。ちょっと言ってみて」と宮城さんに降って「5階建てだぁ」と宮城さんが言うと会場から拍手👏👏(笑)。
姫野さんの「5階」にも拍手👏👏(笑)。
「(上田さん)ひとりだけちょっと外して進めていこうと思いますが…」と先に進めようと財津さんがするも、再び「5階」と姫野さん、そしてここでも大拍手。
多分「5階」であれだけの拍手をもらったのはこの会場が初めてなのでは…(笑)。

「本当に冗談ばっかりのバンドなんです。昔、コミックバンドと間違えられて、寸劇をやらせられたことがありましたね。夜のヒットスタジオだったかな…」と姫野さんの方を向いて言うも反応のない姫野さんに「どうして知らんぷりするの?」と財津さん。
どこの喫茶店のカップルの会話だよ!と思いつつ…(笑)。「忘れたんじゃない?」というフォローを上田さんがするも、「今、僕に言ってましたか?」と姫野さん😅。
財「同意を得よう、同意を得ようとして、何度もあなたの方を向いてましたけど」
姫「僕は会場の皆さんを見てました!」
財「なんで?」
姫「なんとなく今日はよく見えるかなぁと思って」
姫野さんの天然回答に吹き出す財津さん。「私の話の腰を折るのが得意ですね」と言うも「いや、そんな事はないんですけど、ちょっとボーっとしてるところがあるかな」ボーっとって…🤣🤣🤣。
「本当にボーっとしてるよね。あなたはぬるま湯にずっとつかっているような、道後温泉に入っているような…」ここで御当地ネタを入れてくる財津さん、流石です!
「残念ながら道後温泉には行ってないんですけど…」と話し出す姫野さん。
財津さんも仕方なさそうに「時間をとってあげるから話してみて」とトークを姫野さんに譲ります(笑)。

「昨日、松山に入ってきたんですけど、足が悪いんですけど、リハビリを兼ねて散歩に行こうという事になりまして、大街道の商店街を抜けてずっと歩いて松山城に行ったんですけど、登れないかなぁと思ったんですけどロープウェイがありました…」
ここで財津さんから「そんな元気があるのに何で今日座ってやってんの?」とチャチャ入れ😅。
しかし、気にせず話を先に進める姫野さん(笑)。
「ロープウェイで上がっていったんですね。そこに茶店みたいのがあって、そこで休憩しました。そんなに疲れてなかったんですけど、松山城までの坂を見たらちょっと無理かなぁと思いまして、連れのスタッフは上がって行ったんですけど、僕はその帰りをソフトクリームを食べながら待ってました」ソフトクリームを食べながら待つ姫野さん、めちゃくちゃ似合ってる(笑)。
「伊予柑」「抹茶」「おひめさま」「よしあきくん」と4種類のソフトクリームがあって、姫野さんは名前にちなんで「おひめさまソフトクリーム」を選んだそうです。
ちなみに姫野さんの話が長く、財津さんは「ぐ〜」といびきを掻いて寝たふりをしていました(笑)。
「降りるときはリフトに乗りました!」と嬉しそうに話す姫野さん。
「降りたところから左の方に進んでずっと行くと『赤十字病院前』というところがありまして、僕は電車が好きなので、電車に乗りました。ず〜っと町の方まで電車に乗って楽しかったなぁということです」
久々に聞く姫野さんの長尺ご当地紀行ネタなのでした(笑)。

「TULIPのこのコーナー、ご存知の方もいらっしゃると思うんですけど、ひょっとして今日初めてTULIPを見に来たという方いらっしゃいますか?」と客席に問いかける財津さん。
するとけっこうな拍手&挙手が…。
「そんなにいるんだぁ!!」と驚きの財津さん。
「ちょっとどうする?初めて見られてる…」ここで「ごかい」と言う姫野さんですが全スルー(笑)。
「TULIPってこんなバンドだなんて思われて…」と焦る財津さんに「もう『ごかい』は効きませんでした…」と再度姫野さん(笑)。
あまりもの天然に呆れる財津さん、大笑いの会場(笑)。
「初めて方がいらっしゃるということで、心を引き締めて、(メンバーの方を向いて)いいかい!印象が悪かったら二度と来てくれないよ。二度とツアーはないけどさ…」財津さんの言葉にちょっと胸がチクッとしました。
「次は言ったもん勝ちってこと?」と姫野さん。
もしかして「次もあるよ」って言っちゃえば…と思っての発言なのかな…。
「はぁ?」と大きな声を出す財津さんは、姫野さんの発言の意図がわからなかったようで「解説お願いします」と言うも「いや、先に進めてください」とそれ以上のことは言わなかった姫野さんなのでした。
もしかして姫野さんもまだまだTULIPを続けたいのかな、と思ったりしたのでした。

「ご来場ありがとうございます」と上田さん。
「僕が喋ろうと思ったことを姫野が先に喋ったんですけど…(笑)。久しぶりの松山だったんで一昨日から来てるんです。一昨日は道後温泉を走って、昨日は平和通りを走って。一昨日、道後温泉からの帰り、ちょっと冒険しようと思って、間違って今治の方に行ってしまって。ここから戻るのは…と言われたんですけど、結局、一昨日は13Km走ってしまいました」軽く話されてましたが13Kmってすごいです!
「昨日は姫野も言ってたように松山城に行きました!僕は最初の茶店で『まつひめうどん』を食べました。美味しかったですよ!」
「それから、大丈夫かなぁと思って…。でも坂はけっこう厳しかったですね。彦根城という急階段で同じようなものがあるんですよ(それを登ったことがあるから大丈夫と言いたかったのでは…)。彦根城に入って(多分、松山城の間違い)、中もすごくて急階段…。僕、膝が悪いんですよ。どうしようかなぁと思ったんですけど、せっかく来たんだから記念に膝痛めとけ、ということで行ったんですけど(笑)」いやいや、記念に痛めないでくださいよ〜😅。
「帰りはソフトクリームを食べずにリフトで降りました。一昨日、初めて鯛めしと言うのを食べたんです。美味しいです!『かどや』に行ったんですけど、高級卵かけご飯と言ったらアレなんですけど、コン兄美味いんだと思ってね、昨日も別の店で食べました😅。美味しくて、今日も食べるかもわからない…(笑)」上田さん、相当「鯛めし」が気に入られたんですねぇ。

「昔、『テツ』という犬を飼ってまして、姫野は確か『おん』という犬を飼ってました」おっと、お初な姫野さんの飼い犬情報!と思っていたら、「僕は『はな』という犬を飼ってました」と財津さん(笑)。
そうしたら宮城さんまで「僕も飼ってた!『ピッピ』という文鳥」と…(笑)。
「犬じゃねぇのかよ!」という上田さんのツッコミ(笑)。
テツくんエピソードでなく、メンバーの飼っていたペット事情なMCなのでした(笑)。

宮城さんのお話は、身体の引き締まった体脂肪率の低そうな「上様」、上品な顔をした松山名物の坊っちゃん団子な「姫様」、「宮様」、そして「Z(じぃ)様」の話。
「本人もちょっと気に入っている…」と言うと会場から「Z(じぃ)様」の声が…。最初は「ありがとうございます」と言っていた財津さんですが最後は「言ってろ!」と巻き舌気味でキレる(真似ですよ)のでした(笑)。

更にここで「もう一個あった」と宮城さん。
「昔、全く定着しなかった『ジミー』(笑)。ガーリー、タッチー、ジミー、全然定着しませんでしたね。なんでジミーになったんですか?」と財津さんに聞く宮城さん。
「あの人は上田雅利って、雅(みやび)に不利益の利(不利益って(笑))でガーリー。この人は姫野達也だからそのままタッチー。可愛くないのにタッチー(笑)。僕はつけようがないんですよ。『カズー』とか言っても、ブーブーブー(楽器のカズーのモノマネ)になっちゃうし。なので、なにがいい?と言われたので地味なんでジミーにしますと、自分でつけたんですよジミー。」ジミーの名付け親が御本人だったとは驚きです!!
とナント松山公演は、あだ名の話で終始しご当地謎掛けがなかったのです!!
聞きたかったなぁ、松山の謎掛け…💦。

「あのさ、愛媛の漢字あるじゃん。愛に女へんにえん?すごい女性的な県名だよね。で、えひめって読むじゃん、あれ、何処が『え』で、『え ひめ』なの『えひ め』なの?」と財津さん😅。
ここでTULIPの知恵袋と指名された宮城さんが「あれは、愛が『え』で…」と返答。
会場からの拍手もあり、どうにか納得した財津さんですが、まさかの疑問にビックリでした!
そして、短縮されたタイトルで呼ばれる次の曲はとうとうこの日「たれ」と2文字になってしまったのでした(笑)。

2部はスタンディング曲でスタート。
スタート前の客席からの「財津さ〜ん」の掛け声に高い声で「はい〜」と応える財津さんなのです(笑)。

2部の2曲目では間奏の時に尾野さんに🫲🫱なダンスを見せる財津さん。小泉さんに続く笑わせるターゲット?(笑)

宮城さんの年齢確認では仙台のこともあり「10代未満の方」が選択肢にはいるようになりました(笑)。

神様な楽曲終わりのMCでは「いい声でしたね」としみじみと言う財津さん。
その曲のワンフレーズを渋いロック調で歌います(笑)。
「甘くてどこかすっぱい、レモン汁に砂糖をいっぱい入れた。そんな感じですね、姫野くんの声」財津さんの病原は本当に姫野さんの歌聲にぴったりです。

「この声のおかげで僕たちはここにいると言っても言い過ぎではございません」とボーカルが姫野さんに代わったお話。
そしてツアーをやっても出す曲が売れない、それはどの会場も同じ人が来ていたという話で「たくさんの人がコンサートに来てくれて、10(公演)かけいくつでしょう、人数。でも、九州から北海道までツアーを10回やっても10回同じ人10✕1なんです(笑)。ですからレコードが売れるはずもありません(笑)。皆さんがひとり4、5枚ずつでも買ってくれたなら、僕たちはもっと良いグループになれたかなと思います(笑)。ただ10✕1だったから、今日皆さんが来てるんです!ず〜っと繋がっていてくれてるんです、本当にありがとうございます」と財津さん。

「それでもうひとつ苦言がございます」
えっ、いい話で締めたと思ったら、複数枚買わなかったことは苦言だったのね😅。

「当時TULIPという名前でデビューしたんで、男性のファンが人から好きなバンドいる?と聞かれたらいないよ、TULIPだよと言えない、そういった方が多いです」と隠れTULIP男性ファンのお話。
でも、今になってチラホラ男性の方がくるようになって、TULIPは男性にも認められているんだと思い嬉しいと財津さん。
当時後悔したTULIPというバンド名も位までは好きになったそうです。

そして最後の苦言は、財津さんがボーカルでヒットしたあの曲、全くプロモーションしなかった訳ですが、当時、レコード会社がこのきょくをプロモーションしていれば日本だけじゃなくて、世界で売れたんじゃないかというお話(笑)。

この日は「もしも…だったら」の3つの苦言が出ましたが、もしも…だったらTULIPとは出会えていないような気がして、私としては今のTULIPで良かった、と思ってしまいました。

青い照明が印象時な財津さんの代表的バラードは最初の拍手なしで、しっとり聞けました。

アンコールはスタンディング!
1曲目は歌詞にあわせて空に指を突き上げるのと、財津さんのギターストロークに合わせて手拍子するのが楽しい!(実は財津さんのストロークにあわせているので、周りとちょっと違うのです😅)

財津さんがエレキギターに持ち替えての曲は財津さんからもっともっとな煽り。
もしかして初めての方々は歌えなかったのではないかと思ったり…😅。
私は大声で歌いましたよ〜!!

2回目のアンコールでは財津さんありがとうTシャツ着用で登場。もうこれが定番化するのかな。
そして、姫野さんは椅子に座らず立ってプレイします。

2回目のアンコール1曲目はメインパート(姫野さんパート)を歌うので、財津さん達にコーラスしてもらっているような、なんか得した気分になるのです😄。

最後の曲前のMCでは「皆さんが大きな声で歌ってくださることが僕らの一番の幸せなんで、本当に今日は幸せいっぱいです。ありがとうございます」と財津さん。
大声で歌っていたから、そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいのです!

メンバー紹介は直前に情報収集で本人から仕入れたというプチ情報を加えて。

大リーグと野球のファン、小泉さん
大リーグと野球のファン、田中さん
ペペロンチーノならオレに任せろ、尾上さん

サボメンのプチ情報めっちゃいいイイです(特に尾上さん(笑))。

「今日は皆様、失礼な事を言って、ごめんちゃい」と最後に可愛い財津さんなのでした(笑)。
「大きな声で歌ってね」という財津さんの言葉に従って客席大合唱で終了!

初めての方が多いということで、メンバーも探り探りなところがあったと思うのですが(多分、再ヒットの前のMCが長かったのはTULIPを知ってもらう為かと思いました)、最後は大盛りあがりな松山でのコンサートなのでした!