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いまの時代にちょうどいい企画

私のいま持っている名刺の肩書きには「Webディレクター」と書いているのだがしかし、ワイヤー書くの得意じゃないし、ましてやデザインなんてとんでもない。このサイトかっこいいなぁとか好みはあったとしても、WebGLを使っているだのなんだの技術的なのもからきし。

私が日ごろしていること、クライアントの本当の課題がどこにあるのかヒアリングすること、その課題解決に一番近づけそうな企画を考えること、そして、結果分析をすることだ。そんなこんななので、私が気になるコンテンツにはとても偏りがある。

先月、いまの時代にちょうどいいと思った企画をたまたま見つけた。Twitterのタイムラインに流れてきた広告で見つけた。最近はTwitter広告でなかなか面白い企画を見つけているので、気をつけてチェックしている。

定番商品の新しい展開の方法

皆さんお馴染みのSOYJOYです。確か商品発売当時は、小腹が空いた時に身体にいいものを(うろ覚え)みたいな売り方をしていた記憶。
ここ近年では、新しい味を展開していたり…といった気がするのだが、嘘ついていたらごめんなさい。

① 食べるシーンを新たに提案

「小腹空いたら」のざっくりとしたシーンではなく、新たに「夜活の前の、つなぎ食に」という食べるシーンの訴求。

個人的にいいなぁと思ったのは「朝活」ではなく「夜活」としたところ。
恐らくは、3~5年前位は“自分磨き”のイメージがある「朝活」がキャッチーだった。いまは働き方改革だったり、コロナ以降のリモート勤務などで自分の時間が増える傾向にある中、「夜活」とすることで早めに仕事終わって自分の興味あることや好きなことをするといったイメージが、今の時流にあっているなと。「夜活」の方がなんとなく、自由なイメージあるよね。

平日夜の過ごし方を変えれば、
人生、変わるかも。
いくつになっても、成長するって楽しい!
時間は作れる。
夜活前の、つなぎ食に。
がんばる小腹を、大豆で応援。

不格好でもとても楽しそう。それがいまの時代の空気に合ってる。背伸びするためじゃなく、おもしろそうだからやってみる、そんな感じ。

そして、この企画恐らくは、今年の3月とか新生活時期に合わせて走る予定だったのではないかと。公式Twitterがこの施策が始まった6月より前の投稿が2月だったので、本当は3月スタートだったんだろうなぁと思った次第。新しく物事を始めるタイミングで、夜活→つなぎ食って、きれいな流れが垣間見えます。(コロナによる調整大変だったろうなぁ…)

② コンセプトをつたえる相手別の施策

もしペルソナを立てていたら、いくつかパターン作っていたんじゃないかという推測。

Aパターン:夜活しない人
「夜活診断」で単純にコンテンツを楽しめる。診断結果には、プログラミングや株式投資などもあるものの、和菓子や落語、瞑想なども。
それぞれのコメントもテイストに合ってて、なかなかよいです。私はカポエラをオススメされました。

Bパターン:夜活する人
「教室でサンプリング実施中!!」とあるものの、コロナの影響で教室が開けないといったことが想定され、恐らくはここのコンテンツは実際にサンプリングしている教室をリンク貼って紹介するとか予定あったのかなぁと思ったり。

③ Webっぽい人選?

全体のイラストは矢部太郎さんの画。そして、「月曜から夜ふかし」でお馴染みの郡司さん。
矢部さんのイラスト、もし「朝活」がテーマだと矢部さんのトーンはちょっと違うんだろうなと思ったり。そして、郡司さんのゴルフENJOY!動画は、なんでも前向きにチャレンジする姿が今回の企画にぴったり!


まとめ

定番商品をいかに新しい切り口で展開するかは、本当に難しい。(そういうお題があったのかは妄想だけど…)
しかし、時流を読み、そしてターゲットとする人びとの生活に、いかに無理なく提案できるかというところさえクリアできれば、新しい切り口での提案はできるのではないかと、このSOYJOYの企画を見て感じた。
最後にひとつ、私はカロリーメイト フルーツ味派です。

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