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だいたい5分程度でわかるジロデイタリア観戦レポート Stage5

Stand.fmでお喋りしたことを
こちらにもテキストでアップしてみます。
喋りでほんの少し違うものになったりもしていますが
アーカイブとして残しておきます。

みなさんこんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。

今日はジロデイタリアのステージ5。
モデナからスタートし、カットーリカへと続く177kmの超の付くド平坦コースでしたが、前半のゆったりとしたレースとは様変わりした後半の市街地に入ってからがかなりテクニカルなレイアウトだったらしく、落車…というのは自転車で転んでしまうことを言うのですが、この落車が相次ぎ痛々しいものとなってしまいました。

イネオスの有力アシストであるシバコフの落車もうわぁ…と声が上がってしまうものでしたが、コースの端を走っている際に他の選手に外側に押し出されるような形になってしまう時は枝を伸ばした街路樹までも選手に牙を剥くのだな……と息を飲んでしまいました。

さらにゴールまで残り3kmという土壇場で中央分離帯の分かれ目で落車が発生。
こちらは総合優勝を狙っていて、昨日も仕上がりの良さを見せつけてくれていたランダが巻き込まれてしまいリタイアという悲劇に巻き込まれてしまいました。
また同じ地点で落車してしまった山岳賞ジャージキープ中のドンブロウスキーは左手にかなりの痛手をこうむってしまったのか、ハンドルを握れない状態で右手のみでバイクを操って走ることに……。
ロードレースは怪我がつきものとはいえ、やはりこういったものを見る機会はできるだけ少なくなって欲しいものです。

そんな苦しい展開を見せつつもゴールスプリントは激しいものに。
右、左と直角コーナーが続き、最後の900mのストレートではスプリントには定評のあるヴィヴィアーニ、ニッツォーロ、サガンと大柄な選手たちが栄光のゴールへ向かいフルスロットルで駆け抜けていきます。
そんな中、やはり見せてくれました!!
身長167cmの小柄なスプリンター、ポケットロケットことカレブ・ユアンがブースターをかけて飛び出しニッツォーロをバイク半分の差で見事に下し、チームからのオーダーに応えることができたと満面の笑みを見せてくれました。

少し不穏だったのは、ユアンが飛び出す時にポイント賞キープ中のメルリールのペダルと接触したらしく、メルリールのチェーンが外れてしまうというアクシデントが発生していたそうです。
後から出てきたVTRではメルリールがペダルを回せなくなって悔しそうにハンドルに拳を叩きつけているところを確認できました。

運も実力のうちとはいいますが、本当にツイてるとツイてないっていうのはまったく分からないものだなとため息が漏れてしまいます。

ゴール後のインタビューではデ・マルキも今日の最後はストレスフルだったと言っていたぐらいなので、明日のレースが選手たちにとっていらないストレスがかからないものだと良いなと思っています。

明日は今大会初の山頂フィニッシュ。コース中盤には二つの大きな山も構えています。
山岳賞ジャージは誰のものになるのか。ともかく現在山岳賞をキープしているドンブロウスキーの怪我が大したものでないことを願っています。
チャオ。

総合:アレッサンドロ・デマルキ(イスラエル・スタートアップネイション)
ポイント賞:ジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス)
山岳賞:ジョセフロイド・ドンブロウスキー(UAEチームエミレーツ)
新人賞:アッティラ・ヴァルテル(グルパマ・エフデジ)

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