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だいたい5分程度でわかるジロデイタリア観戦レポート Stage2

Stand.fmでお喋りしたことを
こちらにもテキストでアップしてみます。
喋りでほんの少し違うものになったりもしていますが
アーカイブとして残しておきます。

みなさんこんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。

今日はジロデイタリアのステージ2です。
昨日の個人タイムトライアルで圧倒的な走りを見せたガンナ祭りからの平坦コースは全長179kmド平坦なステージとなりました。
平坦ステージということはロードレース観戦が好きな人にとってスプリンターの日と喜ばしい日となったのですが、レースの途中でポイント賞を取るためのスプリントポイントゲートを見間違えて選手たちが無駄足を使ってしまうという珍事が起こったりしました。

そんな不思議なことが起こりつつも、選手たちがのんびり漕いでいるようにみえるものの平均時速は45km/hを越えているし、460ワットという高出力でレースは展開されていきました。

そしていよいよゴールまで3kmを切るとだんだんとスピードは上がっていき、ゴールスプリントで競りたい選手やチームメイトたちが一度取りを始めます。
今日のステージを取るであろうビビアーニやニッツォーロが駆け出す瞬間よりほんのちょっと先にアルペシンフェニックスのメルリールが飛び出していき、馬でいうなら1馬身以上も差をつけての圧倒的なゴールを見せつけてくれました。
波いる競合の中、しかもグランツールに出てくる猛者たちを制してのゴールをもぎ取ったメルリールは今年はすでに別のレースで勝利をもぎ取っているそうなので、このジロでもかなりの剛脚を見せてくれるのかもしれません。
ゴールをする時に両手の親指と人差し指を使って「w」のポーズをしていたのですが、これは2011年の5月8日のジロ、同じく第2ステージで亡くなったワウテル・ウェイラントを偲んでのものだったそうです。
あの事故は本当に痛ましいものだったので、私も忘れることはできません。
2度とあんな事故が起こらないようにと、いたずらにレースを面白く、観客たちが湧き立つようなものにしようといじくり回したコースはこれを機になくなりレース大会運営側の意識も変わった特別なものだったと思います。

少ししんみりしてしまったので気を取り直して。
今日のステージを制したメルリールが総合ジャージをガンナから奪い取り、これからどんどんレースが面白くなっていくなという予感がしました。
明日はコース後半にアップダウンのあるパンチャー向けのレース。
日本からは新城幸也選手がパンチャーとして強みを見せてくれそうです。
今から楽しみ!

それではまた明日…いや、もう今夜か。チャオ。

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