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だいたい5分程度でわかるジロデイタリア観戦レポート Stage8

Stand.fmでお喋りしたことを
こちらにもテキストでアップしてみます。
喋りでほんの少し違うものになったりもしていますが
アーカイブとして残しておきます。

みなさんこんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。

今日はジロデイタリアのステージ8。
フォッジャをスタートし丘陵地帯を走り抜けグルディア・サンフラモンディへと至る全長170kmのステージです。

大逃げが決まりそうだという話でしたが、今年は割と逃げ切り勝ちが続いているせいか、逃げ集団も大きくなくアタック合戦が見どころの1日となりました。
そしてアップダウンがいっぱいあるということは、今日もダウンヒルの時間がタマヒュンもので(私はタマないですけれど)、解説にいらしていた中島選手の話を聞いていたら、選手でさえガードレールのない下りは怖いのだとおっしゃっていて、やっぱそうなんだなぁって感じるのとともに、そういった恐怖と常に隣り合わせて走り続けているヨーロッパの選手がダウンヒルに強いのも納得だなぁってうなづいてしまいました。
そしてそんなおっかないダウンヒル中で果敢にアタックを仕掛けたガビリアの落車は右手から出血をしてたせいかとても痛々しかったものの、きちっと先頭集団に追いついてホッとしたりです。

残り5kmを切ってからは上り基調になるからか、誰もが今日の勝利を掴みたいと一人が仕掛ければ潰し、また誰かが仕掛けるという胸熱な展開に。
実況を聞いているだけでもカンペナールツ、オリヴェイラ、グジャールと次々と名前が入れ替わり立ち代わり、熾烈な争いが広がっているのが分かるほどです。

そんな中、イタリア人選手のカルボーニが知り尽くした地の利を生かしての強烈な牽きを見せてグジャール、カンペナールツを置き去りにしていきます。
このままゴールへ向かうのか!?と思ったところで、残り2.4kmの地点でコフィディスのラフェが追いつき、なんとそのままパスして単独逃げに入ってしまいました!
平均勾配8%のゆるゆるとした登り坂でもペダルは軽くよく回っていて、瞬発力が必要そうな15%ゾーンもなんなくクリアして、最後の500mでは後ろを振り返る余裕まであり、少し早いガッツポーズを見せてくれました。
勝利を確信してからの堂々としたゴールはきちんとジャージのジッパーも上げて、チーム名のコフィディスのロゴを手で指し示しながらと花丸満点のものとなりました。

それにしても今日は映像届いてすぐにユアンのリタイアが告げられていて、昨日の勝利の後だっただけにガッカリしました。
もともと7月から始まるツールドフランスに合わせて途中リタイアをする予定だったそうなのですけれど、リタイアの原因が映像が届く前にあった落車の影響だということで、膝を痛めたというニュースには心がざわつきました。
無事にツールまでに戻ってこられますように。

と、暗いニュースで沈んでしまいましたが、今年のジロはニューフェイスのヒーローが見られて最高ですね。
毎日がドラマで興奮しっぱなしです。明日は誰が勝つのでしょうか?
また逃げが決まるのかな?ゴールスプリントも見たいけれど明日も山岳ステージなうえに、なんと1600mに渡る未舗装路が待ち構えているそうです。
メカトラなどの不運が命取りになりそうなレースになりそうですね。
それではまた明日!チャオ。

総合:アッティラ・ヴァルテル(グルパマ・エフデジ)
ポイント賞:ティム・メルリール(アルペシン・フェニックス)
山岳賞:ジーノ・マーダー(バーレーン・ヴィクトリアス)
新人賞:アッティラ・ヴァルテル(グルパマ・エフデジ)

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