ジテツウを始めました(2006年)

いわゆるママチャリと呼ばれるシティサイクルしか乗ったことのないハリーさんと、その昔はロードマンと呼ばれるスポーツバイクに乗っていたシローさん。二人とも自転車が好きだということが確認できたので買ってみたスポーツバイクに興奮ぎみな二人ですが、うっかりすると20年ぶりくらいに自転車に乗るというシローさんと、同じく子供の頃は40kmとか乗っていたとはいえ、大人になってからは乗っていなかったハリーさん。
ママチャリとはまったく別の乗り物感ですっかり気持ちを良くしていたものの、さすがにすぐ長距離を走ってみようという気概はなく、まずは互いの職場まで自転車で通勤する「ジテツウ」から入ってみました。


大きい街道の方が道が広い分ジテツウに向いてるというシローさんと、大きい街道は大きな車もたくさん走るから住宅街を貫く準幹線道路の方が初心者に優しいというハリーさん。
二人の意見は真っ向からぶつかったものの、それならどっちの道も走ってみて、楽な方を選ぼうという意見で落ち着き、実際に走ってみると二人の走り方はまったく別のものだということが判明。
もともとロードマンに乗っていただけでなく、レーサー型のバイクにも乗っていた車の考え方ができるシローさんと、長い距離はそれなりに走ったことがあるといえ基本ママチャリ型だから歩行者目線の考え方しかできないハリーさん。もちろん後ろを伺う余裕なんかもないので、最初はかなりおっかなびっくりです。サドルの位置も後に良いポジションが分かるとはいえ、この頃はすぐに足がつけるようにと比較的低くもしていたし、自転車乗りとしてまだまだひよこに殻がついているくらい初心者。
しかもこの頃はヘルメットなんて大仰じゃない?なんてヘルメットも装着せずに走っていたのでした。
けっきょく怖い目に合わないと物事は動かないものなのかもしれません。

続く



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