見出し画像

カメとの出会いは、教室でした。

私が飼っているカメとの出会いは、小学3年生のころの教室でした。

ある朝、担任の先生が、大きなクサガメを拾ってきたんです。
爬虫類が苦手な理科の先生に代わって、生き物に詳しい(らしい)教頭先生の指導のもと、クラスで飼うことになりました。

そしてある日突然、そのカメが卵を産んだんです。

クサガメというのは普通、土の中に産卵するのですが、クラスで準備していた水槽には少しの陸地しかなく。朝に学校に行くと、水の中に産卵されていました。ですが、すぐに教頭先生が土の中に移動させると、奇跡的に4つ孵化しました。

4匹の子ガメ。

1匹は、甲羅がゆがんで生まれてきた子。
1匹は、瀕死の状態で生まれてきてなんとか生きのびた子。
1匹は、生まれつき片目のない子。
1匹は、しっぽが短く暴れん坊の子。

クラスで飼っていたころはあまりカメに関わっていなかったのですが、クラスメイトから聞いた話ではこんな子たちだったそうです。

しっぽの短い1匹は、クラスでは「ボス」というあだ名がついていました。
そしてこの「ボス」こそが、後に私が引き取り、我が家の癒しとなっている子です。



月日は流れ、進級の季節。
学級会の末、親ガメは川にかえし、野生で生きたことのない子ガメはクラスの誰かが引き取ることが決まりました。

ちなみに、4匹のカメがいて、「私が引き取ります」と手を挙げたのも4人。奇跡的にみんなそれぞれ違うカメを指名し、全員が無事引き取られていったのでした。
他の兄弟の生死は不明ですが、元気に過ごしていることを祈ります。



ここでうちのボスの紹介をしますね。

クサガメのオス、8歳、名前はさちこ。漢字にすると幸子。完全にメスだと思って名付けましたが、オスだとわかるのは数ヶ月後の話です。

誕生日は9月3日(推定)です。ドラえもんと誕生日が一緒、と覚えてください。ここ、テストにでます。(でません)

好物はマグロと鶏肉。カメは雑食なので、いろいろなものを与えてみましたが、フルーツには見向きもしませんでした。

トイレットペーパーの芯や鏡には興味津々です。
トイレットペーパーの芯に触れさせたのは1回だけなのですが、自分から首を穴に突っ込んでおいて、抜けない!と慌てていました。笑

近づいて名前を呼ぶと振り向きます。これが可愛いんですよもう。

家に来たころは、少し足音がしただけで首を引っ込めて大慌てでしたが、今ではちょっとやそっとでは動じません。すぐ横を人間が通っても、です。ボスと呼ばれていただけあります。


またいつか、カメの話や、カメを拾ってきた面白い先生の話をどこかでしたいです。

それでは〜👋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?