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一枚の絵


近くまで来たので行ってみた。

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ここは、一枚の絵で知る。


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なんと!模試のチラシだ。


心に残る絵で
なんだか本当にありそうな場所で
試しに調べてみたら
本当にある場所だった。

家族に見せて
「ここ、行きたいなぁ」
と話してたら

息子がじっと見て
「俺、行ってみようかな」
と言った。


普段、ずっと家にいる息子。
学校か塾がないと
ずーっと自分の部屋にいる息子が
「行ってみたい」とつぶやく。


これは、凄いことだぞ!

そう思っていた。


数日後、
「行ってくるから駅まで送ってほしい」

本当に行くらしい。


一人で出かけていった。


夜、暗くなって帰ってきた。

「写真撮れた?」

『うん』

「富士山は?」

『見えたよ!』


息子の撮った写真。

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本当に行ってきたんだな。


しみじみと嬉しさが込み上げてきた。


そんな、息子に先に行かれてしまった場所に
車を近くに停めて歩いて行く。

『バスに乗って行った。
 ここに1時間ほどいた』と話していた所。


ここまで来たんだなぁ。


息子のひとり旅を思い
親離れしていく時期がきたことを知る。


一枚の絵が
息子の背中を押したんだなぁ。


同じ絵に心惹かれたことに
「親子だな」となんだか可笑しくなった。




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