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干しいもを作る エピソード13-2 〜干す時間でどう変わる?〜


お待たせしました。続きをどうぞ!


note干しいも部へようこそ。


干しいも部のクレドは

『知識と経験と干しいもは人類の宝』


ワタクシ、開発担当のさちと申します。

今日は、干す日数についての続きです。
干すとどう変わるのか?

① 固さは?
② 甘さは?
③ 食感は?

前回、蒸したところで終わってしまいました。


さて、今回のお芋も安納芋としろほろり。

2/5に蒸しました。
皮をむいて表面を削いで、切って並べて…
夜はそのまま室内で干します。

翌日朝。いい天気です。

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外に干しました。

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こんな感じで4段でフル活用です!


2/9。だいぶ干せてきてます。

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2/10に一部取り込みました。

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ラップにくるみます。

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そこから、ひと月熟成させました。
(ひと月食べ忘れてただけなのですが…)


作るのが好きなので
作ったら満足して食べるのを忘れるんです。

熟成させる間に存在を忘れてしまいます。笑


そして2/12。

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お皿右半分が玄米コース一回。左半分が二回。
上からべにはるか、安納芋、しろほろり。

左の方が濃いのがわかりますか?

左側、上から3〜4つ目がシルクスイート。
(これを収録時、コンビニの駐車場で食べてました。笑)



さて、干した後のお味見についてです。

意味を記します。
1回→炊飯器蒸し 玄米コース1回
2回→炊飯器蒸し 玄米コース2回

2/10まで干したもの→5日間干し
2/12まで干したもの→7日間干し

【結果】
☆安納芋(3/7味見→ひと月ほど冷蔵庫保存)
2/10 1回 硬さ良い 味普通
2/12 1回 硬い 甘い
2/12 2回 硬い より甘い蜜の味 歯にくっつく

◎2/10 2回 ベスト 上品な味


☆しろほろり(3/12味見→ひと月ほど冷蔵庫保存)
2/10 1回 ほろっと 甘み少なめ
2/10 2回 歯切れ良い 甘み少し増える
2/12 2回 キャラメル的な 歯にくっつく 甘み少し増す

◎2/12 1回 ベスト 干しいもらしく、かつ歯につきにくい 甘み程よい


【実験からわかったこと】
① 固さは?
干すとどんどん固くなります。
スルメやジャーキーみたいになっていきます。

② 甘さは?
干すと甘みが増します。
甘みの感じが変わっていって
シンプルな甘さが
コクのある甘さ(蜜っぽい)に
変わっていきます。

③ 食感は?
キャラメルのようなねばりが出てきます。
歯にくっつくので食べにくくなります。


安納芋はねっとり系
しろほろりはホクホク系で
干した感じも変わってきます。


玄米コースを2回回すと石焼き芋みたいに
皮と実の間に蜜がつきますが、
より甘くなる…わけでもありませんでした。

蜜っぽい味が好きな人は
・炊飯器の玄米コースを2回回す
・固くなるギリギリまで干す
などで、より蜜っぽい味が楽しめそうです。


わたしはシンプルな甘さの方が好きなので
なるべく玄米コースは一回で
干しすぎないようにしていこうと思いました。


早く取り込んでしまうと
干しいもらしいもっちり感が出ないので
ある程度干さないと焼き芋の食感みたいに
さくっと歯切れ良くなりますからお気をつけて。


今回の干しいもたちは一部こうなりました。

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そう。バレンタインです♡


追記 :
うちの炊飯器のGABAコース。
結局、あの日24時前に蒸し上がりました。

蒸すのに5時間かかったという…


寝そうになってましたが
翌朝、時間が取れるかわからなかったので
真夜中に干しいもを作りました。

その話は、また今度。


開発担当のさちでした!





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