肩書きから「新米」や「駆け出し」を取る方法 ~駆け出しエンジニアから脱却して自分色のキャリアを駆け上がる~
初めまして!フリーランスで教室業専門のデザイナーをしています、いとうさちといいます。2019年に脱サラし、フリーランスになりました。
脱サラするまでは、金融エンジニアとして15年、主にJavaを使った開発現場を渡り歩いてきました。プログラミングスキルは全然高くありません。そんな私でも、20~30億円規模の案件で、開発期間も3~5年のビッグプロジェクトからお声がかかり、リーダーとして、通常では体験できないような修羅場をくぐってくぐってくぐってきた経験があります。
現在は、フリーランスデザイナー業でご飯を食べているのですが、実はまだ、デザインを始めて1年たっていない新参者です。その私が、このnote初投稿で伝えたいことは、【肩書】について。
あなたのツイッター、SNSの肩書をちょこっと見てみてください!
「新米」「駆け出し」「勉強中」「初学者」といった言葉が、そこに居座っていませんか?
私もこの言葉に囚われていたうちの一人なのですが、これが無くなると、自分のデザイナーとして活動が、随分楽になるという体験をしました。
だから、私の体験を伝えることで、あなたが「新米」という言葉を乗り越えて、自由に、自分色のエンジニア道を駆け上がっていってほしいとの想いから、今、こうしてnoteを執筆しています。
このnoteで、少しでも、あなた色、あなただけのキャリアが見つかりますように。では、レッツスタート!
肩書の落とし穴
肩書というのは、たいてい、自分をポジティブな未来に導いてくれる、重要なもの。肩書があることで、それにふさわしい行動ができたり、時にはあなたを守ってくれることもあります。
世間一般でよく言われる「肩書をつけましょう」という提言は、そういった意味も含まれていますよね。
「新米」「駆け出し」という肩書も、一見、あなたをポジティブな未来に連れて行ってくれそうな雰囲気が漂っています。
・一生懸命頑張ります!
・新米だけど行動して頑張ってます!
そうやってあなたの活動を守ってくれそうに感じますよね。
ですが、ちょっとばかり冷静になって考えてみたいのですが、この言葉、いつになったら取ることができると思いますか?
・もっと多くの案件を獲得したら?
・先輩に褒められたら?
・月に3万円稼げたら?
・後輩が入ってきたら?
etc...
実はこれ、どんなに自分が成長しても、取ることができない、非常にやっかいな枕詞です。なぜ、取ることができないのでしょうか?
それは、自分が成長し、スキルを獲得すればするほど、足りないスキルがどんどん見えてくるようになるからです。人は、知識が増えれば増えるほど、足りない知識の存在を発見する生き物だからなんです。成長すると、視座が高くなるからね。
これが、私の考える、「肩書はちょっと厄介」だなと思う理由です。
肩書は、あなたを未来に連れて行ってくれると同時に、あなたの行動を制限してしまう、そんな落とし穴が潜んでいたのですね・・・。
ウソのようなホントの話。肩書によって覚悟が決まった夜
そんな私も、つい先日まで「新米」という肩書をつけて、ツイッターで活動していました。
私はデザイナーを本業としてしているのですが、実はデザインを始めたのはほんの1年前。デザイン制作会社にも属したことがなく、まだ業界のイロハすら知らない私が「デザイナー」と名乗ることに、ものすごい心理的抵抗があったのでした。
ですが、エンジニアを目指す皆さんに向けて情報発信をしている中で、ふと気づいたんですよね。
「初学者を勇気づけたい」、「決して自分を卑下することなく強みを伸ばして欲しい」そういう想いで呟く私のツイートに対し、徐々に「いいね」が増え、フォロアさんが増えていく・・・私の言葉を求めてくれている人がいる、よし!もっと伝えよう!そう思って言葉を紡ぐうちに気付いてしまった、自分の弱さ。
あ・・・駆け出しということを卑下し、自信をなくしてるのは、私かも・・・
思いめぐらせる中で、ふつふつと、新米って言葉が要らないように思えてきたんです。もちろん私は、デザイナーとして成長段階にいます。ですが、事実として、お金をいただきお仕事をしています。
新米という肩書は、私にお金を支払ってくださる方にすごく失礼だな、という気持ちになってきたのです。さらに、新米という肩書があったら、私に仕事を頼もうとは思わないよな、そんな風に思えてきたのです。
その時のツイートがこちら。
そして、それに対して、なんとありがたいことに、ベテランデザイナーさんからのリプがありました。
ツイッターの世界は、温かい。この時は深夜だったこともあり、涙がめっちゃ出てきました。
肩書に守ってもらう必要ない!こんなにも素敵な方々に見守ってもらえてるんだ!!!!!
そう感じたんです。
すぐに、ツイッターの肩書を変更、ヘッダ画像も自分の発信内容を明確に表すものに変更しました。↓
すると、嘘みたいな話なのですが、心がすーっと軽くなったのを感じたんです。
「肩書」が行動を制限する?!私の例を少し紹介
デザイナーとしての活動に対し、ずっと、こんな想いがありました。
「まだ新参者がデザインの告知なんて・・・」
「新米がツイッターからマネタイズなんて・・・」
特に、ツイッターには、ベテランの方が多くいらっしゃり、様々な発信をなさっています。そういうツイートを見ているうちに、知らないうちに、自分の活動にブロックをかけちゃってたんですね。
◇新米の私が、ツイッター上でデザインの案件を取れる訳がない
⇒だから、ツイッターでは告知活動は一切していませんでした。ツイッターは仲間づくり、情報収集の場、そんな気持ちでいました。
◇新米の私が、活動報告が怖い
⇒たまに、デザインをアップしていましたが、「こんなデザインでお金貰ってるのね?」という批判に合うのが怖くて、全てのデザインを開示できませんでした。
◇新米の私が、デザインについて「教えて欲しい」と言ってもらえることも、怖くて隠したい
⇒私がお世話になっている師匠から、デザインについて、ミニレッスンをして欲しいと依頼を受けました。とても感謝してもらえたし、皆さん、デザインが上手になりました。ですが・・・これも、怖かったんですよね~・・・外に発信するのが。
要するに、私は、「ツイッター」の目が怖かったんだなーと思います。だから、肩書に「新米」という言葉をつけて、責任から逃げていました。新米だから、こんなのやるべきじゃない!こんなの受けるべきじゃない!と、知らないうちに行動が制限されてたんです。
肩書から新米を取った瞬間に、プロフィールに「お仕事の依頼はDMで」と、躊躇なく書き足すことが出来ました。
思い返してみると、私は社会人2年目の時には、新人さんの教育担当として指名されたことがありました。その時は、システムのこと、Javaのこと、会社のこと、色々とサポートしていたし、何も怖くなかったなーと。
さあ、私は、ここで、何を怯えてたんだ??この怯えを取り除く方法があれば、同じような人を救えるかもしれない!!!
デザイナーとしては【新米】/エンジニアとして【経験豊富】だからこそ、駆け出しエンジニアに伝えたい
すみませんねぇ、長くて(笑)実は、今までは導入です。
ここからが、私が本当に伝えたい事。
私は、デザイナーとしては、事実として「新米」です。
ですが、エンジニアとしては、「ベテラン」の域に入るかと思います。
そう、新米の気持ちが痛いほど分かる、ベテランなのです。(本当に心の痛みがまじ分かる)
そんな私だからこその視点で、駆け出しエンジニアの方の背中を押したいと思ったのが、このnoteを書いたきっかけです。
駆け出しエンジニアが、本当の意味で【駆け出し】を抜け出し、活動を加速するためにやるべきこと。それは、プログラミングスキルを磨くことではありません。
すごくスピっぽくて、なんだかむず痒い表現にはなってしまいますが、要は、心が強くないと、道を駆け上がっていけないな、そう感じたということです。
いくらプログラミングスキルがついたとしても、上には上がいます。学べば学ぶほど、足りないスキルが怒涛のように押し寄せてくるのです。漕いでも漕いでも前に進まないボート。そんな状態で、気持ちが滅入ってしまっては、「案件」を獲得したり、お仕事を取るための活動が出来るでしょうか・・・。
私の経験からすると、最初に必要なのは、小さな「成功」、そこから得られる「自信」です。
めちゃ普通のこと言ってるよね。ワハハ。でも、言葉で聞くのはカンタンなんだけど、自分事として落とし込むのって、なかなかうまくいかないんですよ。
私の小さな成功は、ツイッターでした。自信喪失していたツイッター村でしたが、伝えたい人、伝えたい方向性を明確にし、徐々にフォロワーさんが増えだしたタイミングで、【うん、これでいいんだ】と気が付きました。小さな成功ですね。
そして、もうひとつ、憧れの人から言葉を貰う。
これです。何でもいいのですが、私は、冒頭でも紹介したとおり、ベテランデザイナーさんからのツイッター上での声掛けが、ものすごい起爆剤になりました。
更に、結果出している人から「いけるので、もっと上目指してください」と言ってもらえたことがあり、それで単純に「そうなんか!」と思うことができました。そして、そのアドバイスどおりに実践することで、少しずつ結果が出てきたことで、なんだか元気が沸いてきたんですね。
新米・駆け出しという枕詞をつけて活動し、駆け出し同士で会話しているだけでは決して生まれなかった、変化です。
是非、「駆け出し」から「パイオニア」に!
今日から、どうぞ、肩書から「新米」「駆け出し」「勉強中」「初学者」という言葉を取ってみてください。そして、エンジニア業界をあなた色に染めるパイオニアになって欲しいです。
もし、それでも取る勇気が出なければ、私に「こんな状態でも取っていいと思う?」とDMください。「取っていいよ」って言います。一応、私、エンジニアの中ではベテランなので!!!
空気を読む必要はありません。エンジニアになりたてで必要なスキルは私がツイートするから大丈夫です!やってみて、分からないことがあれば、いつでも突撃DMくださいね!
私もデザイン業界の空気は読まず、デザイナーとして胸を張って、仕事します!レッツ♪一緒に駆け上がりましょうね~~
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